2014年6月29日(日)、「平泉世界遺産の日」。国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会での正式登録日を記念し、今春、岩手県条例が施行されました。条例は、国内外の理解促進や適切な保存・継承、遺産を活用した地域振興が目的。情報発信や人材育成、観光など多様な分野の振興を図り、岩手県全体の活性化を目指す。
この日は、「平泉の文化遺産」の世界遺産登録3周年。「平泉世界遺産の日」の制定を記念した平泉町内で記念フォーラム(平泉町、同教委主催)の開催や記念碑の除幕、水かけ神輿(みこし)渡御などが実施されました。
「平泉世界遺産の日」制定記念「平泉の文化遺産」世界遺産登録~3周年記念フォーラム~は、平泉町、平泉町教育委員会主催で平泉小学校体育館で開催されました。
フォーラムは2部構成で、第1部では女優・秋吉久美子さんと世界文化遺産地域連携会議幹事の有川雄二郎さん、平泉文化遺産センター臨時職員の山田くに子さんによるトークセッションが「みちのく平泉に想うこと」をテーマにトークセッション。(午後2字10分~午後2時35分)。
文化庁主任文化財調査官の本中眞(もとなか・まこと)さんが、「名勝おくのほそ道の風景地~芭蕉と平泉~」と題して講演しました。(午後2時40分~午後3時5分)
第2部では「平和のこころ FROM HIRAIZUMI」をテーマにパネルディスカッション。秋吉さんと本中さん、菅原正義町長、平泉で最期を遂げた源義経の英文小説「Summer grass」の著者の千葉ローズマリーさん(平泉町在住)、シンガーソングライターで和菓子職人の吉野崇さん(平泉町在住)をパネリストに迎え、エフエム岩手平泉支局のパーソナリティー矢部真希子さんのコーディネートで意見を交わしました。
http://www.iwanichi.co.jp/ ichinoseki/item_39901.html [平和の心 どう発進 地元に守り育てる責任:岩手日日(6/30)]