2014年6月28日(土)、岩手県立花きセンター(胆沢郡金ケ崎町六原頭無2-1)に行ってきました。今回は、「花の館エリア」の露地ほ場に植栽されている植物から見学しました。沢山群植されたアルケミラ・モリスという名の植物が、黄緑色の花を沢山咲かせていました。
http://www2.pref.iwate.jp/~hp3005/file/migoro.html [岩手県立花きセンター:2014年6月24日現在:屋外(3)露地ほ場・花の館エリア]
アルケミラ・モリス バラ科 アルケミラ属 Alchemilla mollis
ヨーロッパ東部~小アジア、北アメリカ原産の耐寒性多年草。茎は上部で細かく枝分かれして40~50㎝になり、先端に黄緑色の小さな花を群がって咲かせる。径5㎜ほどの花には花弁がなく、花びらのように見えるのは萼。黄色い雄しべがよく目立つ。灰緑色の葉が美しく、密生するのでグラウンドカバーに最適。葉の形が聖母マリアのマントの形を連想させることから、「レディースマントル」(婦人のマント)という英名がある。ほかにミラー。ハゴロモグサ(羽衣草)の和名もある。地面を覆うように広がるので、花壇の縁取りやグラウンドカバーに適している。花期:6~7月。
管理:日なたから半日陰までよく育つ。寒冷地では放任してもよく育つが、夏の高温乾燥に弱いので、暖地では夏に半日陰になる落葉樹の下などに植える。株元が蒸れると枯れやすくなるため、枯れ葉をこまめに散り除き、花がらも早めに摘み取る。鉢植えも夏は風通しの良い半日陰に置き、水切れに注意する。植え付け・株分け:10~11月、3月。[西東社発行「色・季節でひける花の事典820種」&同「知りたい花の名前がわかる花の事典」(金田初代(文)、金田洋一郎(写真)より]