日々の生活にみる驚きの中国

単身赴任中の中国(大連)で日々発生する“驚き”を強引かつ身勝手な比較文化で紹介。

中国(大連)の大学事情

2011年09月30日 | 大連生活
たまたまなのだが、今週学園都市に始めて行った。 この地区もマンションの建築ラッシュ。 大学自体の数もそうだが、学生の多さ(理工大だけで6万人)に驚いた。 大学は全寮制であり、教室よりも学生寮が立ち並びぶ。

学生寮も覗かせてもらったのだが、2段ベット二つと各々机。 4人部屋。 物があふれていた。 部屋にはTVはなく(娯楽室もない)、10時には電気が切れるそうだ。 (という事は、勉強は?) 学生に聞くとインターネットで何でも出来るとの事。 でも若者にTVがない世界とは驚いた。 一方、インターネットが学生の情報手段のメインとなると、統制できないのも理解できる。

これまた偶然、昨日はL大の先生と食事をする機会があり、いろんな話を伺った。 そして夜のロケット【天宮1号】の打ち上げ成功のニュースだ。 やはり・・・・ 自然と納得した次第。

先生の世界は・・・・
各大学は総合大学としてのランキングアップを目指し、研究第一、授業は第二。 総合大学にするために、専攻科目は大学名にこだわらず次々に学科が追加される。(例えば理工大学に人文学科、日本語コース等々) 大学のランキングは教授らの研究結果によって決められるそうだ。(研究の数・内容・その成果) 優秀な学生の獲得合戦は日本と変わらない構図のようだ。

準教授は10名のうちの1名が教授へ。 3回失敗すると一般事務職に降格との事。 研究費は国より申し分なく支給され、研究の成果は担当教授個人が会社を作り、利益(?定かでない)の30%程度を大学にバックする。 国の資金を使って研究し、成果については大学と個人で山分けだ。

全てはランキングの為、大学と個人の収入の為。 プレッシャーと戦いながら、授業はさておき、中国全土の大学で、教授、準教授による研究バトルは激しく展開されている。 日本ではこうは行かない。 やはりお堅い日本のイメージと、日本の今後の技術開発の遅れが心配になった。 システムが違いすぎる。

学生の気質、会社での対処法等々いろんなテーマをぶつけてアドバイスいただいた。 中国人の先生といえども現代っ子の扱いは大変なようだった。

ちなみに大連地区で、
勉強するなら理工大学。 遊ぶなら東北経済大学。 食べるなら海事大額。 恋愛するなら外国語大学・・・・との事


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