日々の生活にみる驚きの中国

単身赴任中の中国(大連)で日々発生する“驚き”を強引かつ身勝手な比較文化で紹介。

二重価格

2012年03月30日 | 大連生活
学校で先生との話より
例文で「この商品は日本より中国の方が高い」・・・ 得意の雑談へ一直線。 確かにそう。 食料品は安いと思うのだが、衣料関連は買う気にもならない。 理由のひとつ、中国の増値税(一般に17%)、日本の消費税(5%)の話をしたのだが・・・ それは何? ときた。 意外な反応に驚いた。 税込価格の表示で、その中に増値税(消費税)があると言う意識が全くないのだ。 

やはり中国はステップを踏んでない。 日本では、物の値段があって、後で消費税が付いてきた。 商品と税金は意識している。 意外とタバコは当初より税金があり意識は薄い。 テレビも白黒、ブラウン管、カラー、薄型と進歩。 中国はいきなりカラーで薄型。 たぶん日本人のタバコの感覚? 

売る側は領収書なし(増値税除外)の選択は意識していると思う。 無論仕入れも増値税を除外していれば。 市場では、(道端商品は全て)増値税を除外したものもあり、同じ商品でも二重価格。 

道端や、農家で買った材料で料理を作って販売した場合、増値税が入っているとは思えない。 仕事上でもよくあるんだが、「領収書は要りますか?」 なければ安くなるのだ。 この手口はいろんな業種で行われているようだが、外資系には出来ない芸当。

そこで激しい価格交渉が展開される。 つまり、最初から17%のダウンは可能なはず。(レジがあるところは無理?) 相手が売上を除外すればいい。 激しい交渉でもなく、すんなり大幅に落とす。 そこに増値税がどうのこうのとか関係のない話。 ちなみに交渉スタートは半値8掛けだそうだが、さすがに私はそこまで面の皮は厚くない。

同じ商品であれば、日本より中国が高い。 それが中国製であっても税金の関係で日本が安い。 日本から見れば、安かろう、悪かろうかも知れないが、中国に住む日本人に言わせれば、高かろう、悪かろう。 だから買い物は極力日本で。 中国人旅行者が海外でまとめ買いするのは当然。 ただ、バブルの中国と、はじけた日本とではレベルが違うのだが。 


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