日々の生活にみる驚きの中国

単身赴任中の中国(大連)で日々発生する“驚き”を強引かつ身勝手な比較文化で紹介。

さぁ 今年もがんばろう

2009年01月29日 | 庶民生活
春節を終え、中国でもいよいよ09年が実質的にスタートした。春節の穏やか顔もだんだん消える中、現実の生活が再スタートするのだ。今年の成長率は3.5%とまで落ち込むといわれる。厳しい年になるのは中国とて例外ではない。8%以上を死守しないと今の中国は支えられないと言われる中、今後発生するであろう問題は恐ろしい限りである。

まずやって欲しい。役人の裏金撲滅と特権剥奪。勘違いした役人の排除。公僕意識の教育。しかしどう考えても今の中国で出来るわけない。日本を見ればわかるというもの。では、マスコミの自由な報道はどうだ。『おかしい』事を国民に我慢させるな。大爆発してしまう。

中国の挨拶でよく使われるのが、『ご飯は食べましたか?』である。たぶんこれは昔のなごりであろう。でも今でも家族にお金を送るために、一日一回という人も多数いる。その人達の仕事がなくなったらどうなるのだろう。みんな本当に食べるためにがんばっていると思う。一方では贅沢な中華料理店に大勢の人が・・・・これも事実。裕福な人たちは日増しに生活が派手になるのだ。こんアンバランスが続くのか・・・・

春節の時に感じたのだが、“親族の財布はみんなのもの”的な金銭感覚。・・・・・・親族間にある不思議な感覚・・・・説明が極めて難しい。一方、親族(近親者領域)を離れると全く違う細かい金銭感覚。当然かもしれない。親族の食生活を守るために。単純には理解できない金銭感覚と同族意識。

中国では“初売り”はない。すでにお金は春節の準備、春節時、あるいは帰省して家族に使い果たしているはず。お年玉はある。でも子供達はそのお年玉を学費に使い、文房具を買う。ゲームや服を買うお金ではない。日本とは全く違う。

春節も終わり、故郷に帰省したのか、戻ったのか? 仕事をなくし戻れない人も多数いることだろう。
帰省ラッシュは報道されるがUターン報道は今まで見ていない。