日々の生活にみる驚きの中国

単身赴任中の中国(大連)で日々発生する“驚き”を強引かつ身勝手な比較文化で紹介。

2009年 スタート

2009年01月01日 | 比較文化
明けましておめでとうございます。09年皆様にとって良い年でありますようお祈りいたします。このブログも頑張って続けます。よろしくお願いいたします。

昨日の地元新聞に『来年こそいい年に』と1面トップに大きく書かれていた。実は中国もその気持ちは一緒だった。年を越して、一度デリートしたいと感じていたのだと思う。軌道修正の必要性をみんなが共有した不思議な現象があった。

08年は中国にとってオリンピックイヤー、誰もが待ち望んでいた年だった。ところが年初の大雪被害、その後四川大地震、オリンピック見た目は成功だが、物価の高騰、電力不足、金融危機と続いた。”8”が大好きな中国人。だが、この災難は数字をたすと全て8がらみ。だんだん08年はいい年ではないというムードが広がった。早く09年になって欲しい。再スタートしたい。口には出さずとも、来年こそ・・・そんな気持ちはオリンピック以後みんなから伝わってきた。

09年度はスタートする。というか08年度は終わった。かといって、みんな楽観視してるわけではない。気を引き締めたスタートだ。むしろ08年度よりは覚悟してる部分がある。変化に対応する力。自ら思い切って変化する勇気。冷静な判断力・・・こんな言葉ばかりが浮かんでくる。

日本は経済のみならず生活レベル、治安、その他いろんな面で底力は強固だと思う。時代が変わっても対応力は数段に優れている。

でも、経済成長率からみて中国はまだいいという人が多い。中国が世界を救うとまで言う人もいるようだ。とんでもない。私は13億をバックにもつ中国が不安で仕方ない。アンバランスで成長してしまった経済。今だ、役人の汚職や農民籍なるものがあるいわゆる士農工商制度、共産党の一党支配・・・・これらの破綻は明らかだ。いつ、どこで、どのように破綻するのか。その影響はどうでるのか。

ある意味先の見えない09年度、特に中国は怖い。09年度の中国はどう動くのか。私は現地で激変する中国を見てみたい。楽しみだ。どこまでこのブログで紹介できるか・・・・市民生活レベルで報告したい。