日々の生活にみる驚きの中国

単身赴任中の中国(大連)で日々発生する“驚き”を強引かつ身勝手な比較文化で紹介。

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2009年01月09日 | 経済動向
久々の経済レポート(市民レベル)を

中国に戻り、やはり09年度中国はどうなるのか気になるところ。むろん経済不況の影響は外資系企業を中心に08年度から顕著にでており、そのスピードはしみじみ感じていたが、中国企業の今後はどうか??

中国では春節を前に、いわゆる日本でいう年末の気分。年度末の挨拶で、お礼の挨拶と来年もよろしくとの挨拶が行われる。中国人経営者に直接話を聞くいい機会である。相手には『どうですか?』で済む。どこに行っても同じ質問であろう。

中国の中小企業は手形等の信用取引は基本的にない(?)といえる。疑問だが、売掛、買掛があるにしろお互いに払わない世界をどういえばいいか?? 単純にいえば現金取引。(実際は裏帳簿も存在するので複雑になるが)景気が悪いと簡単に操業停止ができる企業体質といえる。年末はこの得意の操業停止が多く見られた。この段階でリストラ等はない。

興味深い話として
『今は春節を控え、大手術はしていません。春節を終え、在庫調整に入るでしょう。それは4月か5月までかかると思いますが、その後、受注状況を見て大手術をせざるを得ないと思います。』 今は眠れる獅子 13億の国 獅子が目を覚ます5月前後中国は大きく動くかもしれない。

中国は経済成長率は10%を維持しないと大変だといわれる。日本はマイナスの予想もある中で、これを勘違いしてはいけない。中国が抱える事情というものは深刻だ。これを下回ると国が分裂の危機を迎えるといえるのかもしれない。

09年度は世界中の国、企業が生き残りに向け模索する年になりそうだ。