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日々の生活にみる驚きの中国

単身赴任中の中国(大連)で日々発生する“驚き”を強引かつ身勝手な比較文化で紹介。

これでもか・・・・ 建築ラッシュ続く

2011年05月14日 | 経済動向
中国の建築ラッシュはこれまでも何度も報告させてもらったのだが、相変わらず・・・・で、改めて見て欲しい。 

開発区から会社がある20里(高速道路を使って40分ほど)の間、ここだけでも大型開発が数箇所。 マンション一棟というパターンではない。 一気に数棟、数十棟という規模で、有る意味街づくりだ。

完成後、これら全てに電気がつくのか? その疑問は残る。 

まず、20里の移転プロジェクト。 この地区は日本の富士重工をはじめ、自動車関連の工場団地を作る為に、周辺住民を移転させるもの。 ここはまぁ~わからないでもない。 でも、こんなに住民がいたか?? 




むろん、これ以外でも建設中(写真なし)


高速道路に入り、大連大学(大黒山下)前も住宅と思える開発。


そのすぐ隣の岡の上


左の山の上を見ると、ほぼ完成した住宅団地・・・・・・ 2箇所





これだけではない、すぐそばには一戸建て住宅の大群。 (まもなく入居可能。) 既に完成したものもある。 (逆光で写真なし)


きりがない。これがたかだか40分(毎日の通勤には辛いが)の間に見ることが出来る。 この国にはクレーンは何台あるのか? 馬鹿なことを考えてしまう。 これだけ見ても今の中国を理解してもらえるのでは? 

一気に大量な工事が発生して、本体工事、内装工事となると、それだけの職人がいるわけもなく、どっかで何かが発生していることは間違いない。  





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新幹線情報

2011年04月21日 | 経済動向
大連、瀋陽間の新幹線だが、10月1日は試運転だった。 北京ー瀋陽ーハルピン線に大連ー瀋陽線が接続するのだが、一気にハルピンまでのようだ。 

ニュースによると、
ハルピン-大連間の高速旅客専用鉄道が10月1日の試運転を経て12月20日に営業運転を開始することが、正式に決まったそうだ。 大連の雪はたいしたことはないが、瀋陽は雪も降る。ハルピンともなればマイナス30度前後では? 

こんな中で営業運転の開始とは。 過酷過ぎないか? これまで、南部での実績はあるが、北部ではないと思う・・・のだが。 私はモルモットにはなりたくない。

ただ、ハルピンの“氷祭り”には間に合うようだ。 

会議の席では、2010年は災害や人為的な列車転覆事故、群衆による鉄道貨物の略奪、鉄道の運行妨害などは起きなかったことが明らかにされた。鉄道施設の破壊や窃盗なども防止されたと・・・・報告があったそうだが・・・・ 

このニュースをみて、かつてアメリカ映画で見た強盗団が列車を襲うシーンが頭に浮かんだ。 今どきそんな事が起こるのだろうか?  私は事故だけを心配していたのだが、日本人は平和ボケということか。

Mさん(以前紹介済み)、一人旅はお気をつけ下さい。



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お金か道徳か 

2011年04月19日 | 経済動向
中国の急成長はいろんなところにアンバランスを生じている。 象徴するかのような記事を見つけた。 私がブログで書くまでもなく、さすがに問題視されていた。


「道徳は強い国家の条件」=食品汚染引き合いに-温首相

【北京時事】新華社電によると、中国の温家宝首相は18日までに、有識者との座談会で「国民の資質向上や道徳の力がなければ真に強大な国、尊敬される国には絶対なれない」と訴え、国民の拝金主義やモラル低下に警鐘を鳴らした。

 温首相は、2008年に乳幼児約30万人が被害を受けた汚染粉ミルク事件のほか、河南省の養豚業者が高値での取引を狙い、使用禁止の薬物を豚に投与し肉の赤身を増やしていた事件など最近の食品汚染問題を列挙した。

 その上で、「こうした悪質な事件は、わが国の道徳がいかに深刻な段階まで落ちたかを十分に示している」と憂慮。「経済発展に比べ、道徳の水準はまだまだ」と苦言を呈した。

 温首相はさらに「法に基づく国家統治と道徳建設を結び付け、政治や経済、文化、司法の体制改革を深めるべきだ」とも述べ、政治改革などに当たり、道徳向上の視点を伴う必要性を指摘した。 


日本で言う、心身ともに成長するということか・・・・  ただ、今でこそ“拝金主義”と言われるが、この前までは、『豊かになれる人から先に豊かになれ』だったはず。 不動産でぼろ儲けする人がいれば真似もする。 それがうまくいって次に手を伸ばす。 チャンスをものにしたということだ。 有る意味これも政策だった。

一方では、こんなニュースも
【北京時事】中国政府は、貧困層とする年収基準を1人当たり平均1196元(約1万5200円)以下から同1500元(約1万9000円)以下に引き上げる方向で検討している。約25%上昇することで、貧困人口は現在の約3000万人から1億人超への拡大が込まれている。 

こちらは、チャンスがなかったということか。 

この国はよくわからない。 でかい、人が多過ぎるのだ。 ひとつの政策で全域、全員をコントロールできるのか。 まだ、拝金主義であろうとそれもやむを得ない国民が相当数いる。 

しかし、人事ではない。
出張者にもらった日本の新聞をみて、情けなくなった。 身勝手な、変な事件が多すぎる。 震災後の日本人の行動は世界中から賞賛されているのだが、だからと言って全てがそうではないようだ。



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勇気ある決断に拍手!

2011年04月15日 | 経済動向
中国の新幹線事業は国内のみならず、世界中に売り込みを掛け、日本、フランスとともに国の威信を掛けてしのぎを削っている。

ここでもか(当然)の話、目立ちすぎたのか前鉄道相は汚職で更迭されたのだが、次期鉄道相は早々に、これまでの方針を転換、営業最高速度を350kmから300kmに引き下げると発表した。

国際ビジネスとして激しく競争する中で、スピードは大きな魅力であろうが、安全が確保された上でのこと。 確かに広い中国なのだが、それ以上急ぐ人は飛行機を使えばいい。 新幹線といえども、300kmで走ってくれれば十分だ。 必要以上にスピード追うことはない。 この方針転換はりっぱな決断だと思う。

以前、技術者の人に聞いた話だが、
スピードを上げるのは簡単だが、問題は制御(ブレーキシステム)だという。 なるほど・・・

会社のすぐそばを通る、大連から瀋陽(継続して北京・ハルピンへ)の新幹線が今年の10月1日開業するのだが、みんなが口をそろえるのは、『半年は乗らない。』 そうかも・・

つい最近の出来事、北京だったか、地下鉄の試運転時に脱線したことがインターネットで暴露された。地下での出来事とはいえ隠せるものではなかろうに。 笑うしかない。情報公開・・・福島のことは言えない中国の現状だ。

今度の地震、津波、原発の事故で安全を再認識した人は多いと思う。 私もここ中国で日本の安全基準の何%を確保できているか? でも、大連に住まわせてもらっている身としては心配しても、心配してもらっても始まらない。 

災害、事故は、個人にとって発生する確率があるとすればどこにいても一緒かもしれない。 結果的には“まさか・・・”で始まり、一生に一度で終わる。

まさかの確率を下げるか、安全を信用するか。 私は、350kmの新幹線よりも300kmの新幹線を選び、それ以上は飛行機を選択する。 ちなみに飛行機の事故発生確率は全ての乗り物の中で最も低いそうだ。



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大連 中古車市場

2011年03月27日 | 経済動向
天気もよく同僚に誘われてふらふらと中古車市場へ。




これが、中古車。イメージで理解できる。



説明するより今日は写真でご紹介












中にはこんなのも


こっちはさらに驚いた




もしも私が選ぶなら


ちなみに、1万Km走っているようで、160,000元

こっちは、165,000元


ついでに、こちらは洗車場だが、ここにある車も超高級車。






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疑問な統計値

2011年02月17日 | 経済動向
いかにも日本らしい、GDPが3位に転落・・・ 何を今更、勢いが違う。 もちろん人口も、面積も段違い。 2位だ、3位だのレベルの話ではないと思うのだが。 

いずれにしろ隣国中国の発展は、日本経済にとってもいい話なのだが、日本の報道はやっかみ、ひがみっぽく報道されている気がする。

だとしても、中国の統計資料は疑問。 GDPにしろ、中国は二重経済(裏経済の存在)。総額でみれば、とっくに追い越していたはずだ。 それこそ、何を今更な話。

一方ではこんな話もある。

『中国の31省級行政区がまとめた2010年の域内総生産(GDP)が16日までに出そろった。ニュースサイト中国経済網の集計によると、成長率は天津市の17.4%が最も高く、重慶市の17.1%が続いた。最低は唯一1桁だった上海市の9.9%だった。経済規模では広東、江蘇両省が4兆元(約50兆円)を初めて突破。1兆元超えも内モンゴル自治区、黒竜江省、陝西省の三つが加わり17行政区となった。 各地方のGDPを合計すると43兆元を超え、国の公表値を8%余り上回る。成長率も国の10.3%を下回ったのは上海と北京だけで、実績をアピールしたい地方政府の「水増し」報告が続いているもようだ。』 

私も数字を扱う仕事だが、銀行残高はまだしも、利益となるとその数字を出した前提条件がある。 どうにでもなるとは言わないが・・・・・ 所詮数字は作られたもの。


中国で今日は、元旦より15日目にあたり、元宵節。 意味は知らないが、団子を食べる日。(笑) 有休を取る社員がいたり、官庁は半ドン、街ではパレードなどあってたらしい。 むろん、夜はまた花火。 今日でお正月は終了だ。


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大規模開発の二十里

2011年02月10日 | 経済動向
会社がある二十里地区。 現在大開発が進んでいる。 自動車産業を集結するようで、日本からは富士重工の進出も決まったそうだ。

中国の開発は規模が違う。 多分3年後のこの地区は全く変わってしまうことだろう。 
と言うことで・・・

現在の二十里のメイン通り


開発に伴い、移転を余儀なくされた人達の居住区。 今年の12月には移転が始まる。






何棟建設しているのやら・・・・クレーンが林立している。こんなの見たこともない、すごい。 ただ・・・・そんなに職人がいるのだろうか????


ついでに、こちらはすぐ近くの池。 当然がら全面氷。






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気になる。 春節その後

2011年01月29日 | 経済動向
春節前の最後の週末。 いまや中国は春節一色。 テレビは各地の駅、空港、港の帰省の混雑を伝え、加えて春節の特別番組のPRでいっぱい。 すでに春節番組は始まっている。 街に出かけると、いたるところに赤い大きなちょうちんが飾られ、スーパーでは、赤い春節の飾り物(玄関に貼る物)の売場が目立つ。 店中、故郷へのお土産や春節準備の買い物客でごった返す。

中国のメーカーは農民工といわれる、地方からの出稼ぎの人、その子供たちに支えられている。 春節前の賞与とお土産を手に国民の大移動が行われるのだが・・・・・これが怖い。

会社の方は、『今年は、みんな帰ってくるのか?』 心配だ。 そのまま戻ってこないのはよくある話。 春節の時に、全国各地に出かけた友人、知人と情報交換が行われる。

最近の動きとして、どうせ出稼ぎなら、極力近い所ではなく、賃金が高い地区へ・・・の動きも見られる。

中国での昇給のポイントは春節前。 そこらのタイミングを見失うと春節後に自然減。 

中国では大卒の就職率は日本同様。 ただ、一般ワーカーは奪い合い。 まして、我が社の近くには、自動車産業を主体とした工場団地を開発中。 さらに、数万人必要と言われるのだが・・・ 作業者はどこから湧いてくるのだろうか?



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気になるアンケート結果

2011年01月18日 | 経済動向
2010年、北京、上海、広州に在住の20〜40歳代のインターネットユーザーに対し行われたアンケートの結果 結構興味あり・・・はたして日本のブランドの評価は?? 

昨年1年間で最も印象に残った家電や音響・映像( AV) 機器のブランドは、「シャープ」が19.3%と最も高く、次いで「ソニー」が16.7%と日本勢が占め、「ハイアール」が10.7%で続いた。 印象に残った・・・であって、買ったのではないらしい。

▼家電・AVなどのブランド(%)
1 シャープ(19.3) 
2 ソニー(16.7)
3 ハイアール(10.7)
4 サムスン(7.3)
5 パナソニック(4.3)


▼携帯電話・デジタルカメラなどのブランド (%)
1 アップル(39.3)
2 ノキア(31.0)
3 キヤノン(6.0)
4 エイチ・ティ・シー(4.0)
5 サムスン(3.0)
6 ソニー(2.7)

皆さんはどう見ますか? 中国市場は世界のブランドが品質、価格のバランスで戦う激戦地。 その結果がこれ・・・・ 個人的には日の丸ブランドは“品質・機能勝負”でやって欲しいのだが。



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寒~い 話

2011年01月14日 | 経済動向
今年の日本、相当寒いようだが、大連も負けてない。 携帯の予報によると、明日はマイナス13度~マイナス10度。雪 日曜日はマイナス14度~マイナス6度。 来たぞっ・・・ さすがに春節前は寒いというか、痛い! 水があるところは全て氷。


今日のテーマは別の意味での寒~い話。 

『中国製は安い』と今だ思っている人は多いと思う。 単純に比較すればそうかもしれないが、日本人が求める品質レベルで物造りをする上で、現地にいる者から見てそうは思えない。

日本でも、一流メーカーの家電にしろ、確かに安くなっている。 しかし、単価を下げるために中国製に限らず、多国で生産された安い部品を数多く使用。そのために本体は日本製(日本メーカー製)であっても、品質がかなり悪化していると聞く。 『日本製は品質がいい』 これもすでに疑いの目で見られ始めている。 日本メーカーにとって命取りの現象だと思う。

でも、日本から見ると、中国だから・・・・となるのである。 大連にある日系企業も、日々コストダウン、効率化の追求はどこも同じ。

そんな中、消耗品を取り扱うM氏を紹介してもらい、会社で使う消耗品の調査を始めている。各社必死でがんばってる話を聞くことが出来た。

面白いのがトイレットペーパーの話。
使い放題?(日本では当たり前だが)の会社、一ヶ月1個社員に渡す会社、1元渡して終わりの会社、トイレットペーパーを置かない会社。いろいろあるようだ。

実は私の会社は工場には置かないようにした。(ちなみに事務所には設置) というのも、置いても、置いてもなくなる。

M氏によると、一般のトイレにも紙はなく、紙を持ち歩くことに抵抗はないとのこと。(確かに、食事はうるさいが、トイレットペーパーで注文をつけられたことはない。)

また、その質の問題もある。私も以前より気になっていたのだが、私が使っているのよりもいいのだ。 中国係数を最大限にするまでもなく、お持ち帰りが・・・・??? これがとんでもない富裕者がいる同じ中国だ。

各社の涙ぐましい努力がある。たかがトイレットペーパーと言う事なかれ。 人件費が上がり、物価も急上昇する中国。 トイレットペーパーと言えども、コストダウンしないと生き残れない状況だ。




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気になる数字 5.1%

2010年12月14日 | 経済動向
急成長する中国で、物価上昇も負けてはいない。

私も毎週食料品その他スーパーに買い物に行くのだが、確実に物価が上がってることを実感する。 こんな経験はむろん始めて、貴重な体験かもしれない。カラオケならば行かないまで。 しかし、食品はそうも行かない。 

ちなみに、私は衣料品も
商品は中国製でありながら、日本で買うほうが品質も確実だし、安いので日本でしか買わない。 日本向け商品の店なるものもあるが、日本よりはるかに高く、品質も疑問。 ただ、間違いなく安いのは、違法商品に類する、CD、DVD。(中国ならでは・・・)


再三この場で紹介するのだが、
まず理解できないのが、商品そのものの価格だ。 日本で言うスーパーなのだが、最低賃金900元の状況で、その900元を越える商品があまりにも多い。この店はセールはやるが、普段値切って買う店でもない。 靴を買って一ヶ月分の給料とか、その半分近いとか・・・と考えると勤労意欲も沸かないだろう。 ましてや、高騰する住宅だ。 まじめに、まじめに仕事をしている人が買える価格ではない。

この現状を理解できず、私の金銭感覚は今もって正常ではない。 物に対して、高い、安いの判断が出来ない状態が続いている。 彼らの本当の平均賃金は? 平均的生活水準は? もちろん、上と下の格差が大きく平均は当てには出来ないが、スーパーで販売している商品のバランスは、私が考える平均をはるかに上回っているようだ。 物の値段から見て給料が安いのか? 給料から見て物の値段が高いのか? 

それでいて、11月の消費者物価指数は5.1%と発表された。相当なもの。すでに市場では日本より高い物が溢れていながら・・・・なのだ。

来年度の賃金上昇率は3%台と発表されていたが、これではどうしようもない。政府も必死で消費者物価を抑えようとしているが、有り余った富裕層のお金が、いたるところで投機目的で動いており、買占め等により物価上昇に歯止めがかかる様子はない。 投機の対象は、“綿花”はわかるが、“にんにく”まで・・・・

そうなると・・・
一般労働者は給料は上がっても、物価はそれ以上上がってるわけで、満足感どころかまたしても会社に向かって、『給料が安い』となるのである。 政府も理由が何であれ、一番怖いのが“国民の不満” それを避けるためには、何でも有り。 来年も激動の年になることだろう。


あえて言わせてもらえれば、
この際、格差は抜きにして、中国の平均給与が上がり、生活レベルが向上することはいい事だ。 ただ、商品、サービスの価値には品質、中身を伴うもの。 品質を無視して価格が一方的に上がったら、中国人自身も納得できないはず。 この国の操縦は相当のテクニックが必要なようだ。



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大連での人材募集

2010年12月09日 | 経済動向
今、中国では大学生の就職活動真っ盛り。 中国は終身雇用と言う考えはまずない。 従って、新卒者を時間をかけて教育して育てようと言うよりも、経験者の実践力を優先する。 (教育しても辞めて行く) 従って、新卒者を嫌う会社が多く、日本も相当厳しいようだが、ここ中国でも新卒者は大変だ。 


ここで、大連での人材募集のパターンを紹介。(会社側からみて)


社員の紹介。 というか、兄弟、親戚を入れてくれ・・・というパターン。 同郷者の紹介も多いもの。

日本のハローワークみたいな場所での合同説明会。 売り手買い手どちらが強いかによって集まり方が違う。 一度出かけたことがあるが、日本で仕事の経験がある人もたくさんいた。 隣の芝生はよく見えるもの・・・・取り替えたい


職種を絞り込めば、人材派遣会社を利用した方が確実。 求職中(転職希望者も含む)の人で、有資格者やある程度実績がある人が登録しており、絞り込んで数名紹介してくれる。


お役人が押し付けるケース。 これはなかなか断りづらいところがあるが・・・・極力断る方が無難。

写真は日系企業の合同説明会。 第一回とある。 日本人と中国人か。 確かに、日本で就職できない人は、直接中国で就職活動した方がいいかもしれない。少なくとも日本の競争率よりも低いのでは?
 


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Uターンで再スタート

2010年12月06日 | 経済動向
大連に来ていろんな方々と知り合った。 皆さんの仕事上のキャリアは言うまでもなく、中国でいろんな場面でのノウハウ、人脈は感心するばかり。

現役時代は中国、大連で仕事をして、定年後大連にUターン。 現在、別の会社でそのノウハウを発揮される人は結構多い。 彼らの実力、ノウハウは日系企業のみならず中国経済、技術アップに大いに活躍されているのだが・・・・・

中国政府は、60歳以上の就労ビザの発行を厳しく規制するようになった。 ?? どうして?   中国は本来、先輩たちの意見を大切にする国では。 単なるイメージに過ぎないのか? それとも、職場、官僚の若返りを促進するために、外国人に対して先行しているのか?

中国にとって大きな損失だと思うのだが・・・


今、長引く日本の不景気で、やむを得ず、やみくもに中国進出を考える中小企業が多い。幸い、私の会社は10年を越え、それなりのノウハウはあるのだが、これがゼロからとなると、ある程度わかるだけにぞっとする。 ゼロからなら私は逃げる。 ましてや何も知らずに・・・・である。


そこで、彼らの登場だ。 豊富な経験がどれだけ頼りになるかは言うまでもない。人材とは・・・ 情報とは・・・ あるべき所にいるもの、あるものだ。


いずれにしろ入国できないわけではなく、まだまだがんばってもらわないと・・・





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もっと現実的に・・・・

2010年11月16日 | 経済動向
現実に目をそらすな。 わかってるくせに・・・

堅い話、レッドゾーンに近い話かもしれないが、あえて言いたい。

10月に『契約違法行為監督処理弁法』なるものが交付されたそうだ。
①契約による詐欺行為 
②賄賂、脅迫、共謀などの不法行為による利得
③不当な契約内容(消費者へリスクを負わせる内容)

これらを禁止、厳しくする内容という事。 ストレートに“カチン”ときたのである。


中国国営企業の取引契約の実態は知ってるはずだ。国際的なビジネスルール(契約社会)から、支払という意味でどれだけ大きなズレ、遅れ、勘違いがあるか。 法律・・前の問題。 かたや、労働者とも契約する、中国は契約社会と言われる。 守ればである。 

契約時効を守らない点で言えば、国営企業の契約どおりに支払わない慣例は、一番中国経済の悪癖ではないか。 取引条件を協議して一旦取引を開始すると地獄へ一直線となりかねない。売掛残が増え続ける。つまり、次を納品しないと支払はしてくれない。むろん全額ではない。それもそこから手形になるケースすらあるという。


いろんな企業(外資系、中国系)から話を聞くが、それは想像を絶する。 契約不履行・・・それも国営企業。 ここで言う、①、②に該当するであろうが、 たぶん、これは別の話で片付くことだろう。


この法律の真の目的が全く理解できないのだが・・・・



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巨大であるがゆえに

2010年11月03日 | 経済動向
最近、師匠や仲間うちで話をする中で『バブル崩壊か?』の話がよくでる。確かに毎日毎日増え続けるマンションをみていると、人事とはいえ、気にもなろうというものだ。

中には、中国ではバブルは当面ないと言う方もいらっしゃるとか。 理由は、バックに13億、14億の人口があり、この程度のマンションではまだまだ足りない。 農村部(内陸)から沿岸部に移動してくるはず・・・・ なるほど。

過日セミナーで“生産労働人口”の話が出た。 定義では、14歳から64歳までの人口を言うそうだが、中国は一人っ子政策もあり、既にピーク期を迎えているとの事。(インドはまだ先) これから減少してゆく。

中国は、これだけの人口、面積をもつ馬鹿でかい国。その巨体で急成長を続けている。 中国政府も日本、韓国その他国々の成功と失敗(急成長の後の経済破綻)をお手本にしながらコントロールしていることだろう。 ただ、規模が違う。 多民族国家で主義主張も違う。それらの手本は既に使えなくなっているのではないだろうか。

私は、巨大であるがゆえに、日本、韓国型でない、中国型の経済破綻(というか、調整段階)が必ずあると思う。それは経済的なものか、政治的なものかは知らない。 ただ、そう遠くはないと思える。

農村部から沿岸部へ人が移動したら・・・・
食糧問題(危機)、沿岸部の都市公害、インフラ整備の遅れ。 老婆心ながら、田舎の人はマナーもお粗末。治安も悪化するだろう。 さらに言えば、中国はこれから急激な高齢化社会に入っていく。 内陸部に年寄りだけ残してどうなる・・・・ 新たな問題を発生させるのは必定。 

当然、移動を厳しく規制することだろう。 でも、この規制がその時点で国民に受け入れられるか? まずここも問題だ。 都市戸籍、農民戸籍の撤廃もいいが、撤廃した後で、その後発生するであろう問題に対処できるのだろうか?

流れとして、沿岸部より内陸部へ企業を誘導している。 つまり、沿岸部の成長は程ほどにして、全土の経済バランスを計ろうとしていると思われる。 が・・・・全てが国営企業じゃあるまいし、そうは行かない。(と思う。) 中国内陸部よりインド沿岸部へというのも選択肢となる。経済活動はなにも中国だけではない。

個人もそうだが、沿岸部と内陸部の経済格差は広がるばかり。 あまりにもこの国はでかすぎる。


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