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日々の生活にみる驚きの中国

単身赴任中の中国(大連)で日々発生する“驚き”を強引かつ身勝手な比較文化で紹介。

日本買い

2010年11月02日 | 経済動向
早くも、11月に入った。 帰国へのカウントダウンはまだまだ・・・

写真は大連で手に入る情報誌。11月号がロビーに並べられた。全て日本語。さすがに日本人の街だと思う。 ただ、掲載内容は、食事の店、カラオケ、スナック、マッサージ(怪しげな)。 だから日本人向けなのか? (喜んでいいものか?) でも、最近は韓国語版、中には英語版もある。

驚いたのはこれ。 「東京の不動産 買ったら永久の資産」 表紙だ。



アパート、マンション、商業ビルまで、東京推薦物件と銘打ちズラリ、17物件。 最高は、日本橋のビル、28億円  ほほほほ・・・・・  一番安いので、6,200万円。 ご丁寧に賃貸した場合の収益試算まである。 

まずは、円高でよかった。(こういう意味では) 



ちなみに、あなたの大家さんは日本人ですか?



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こんなにあるのか・・・

2010年10月20日 | 経済動向
大連市の企業

大連市で企業は111,046社あるそうだ。

内訳は、国営企業 18,713社、民営企業 84,388社、外資系企業 7,945社

国営企業の多さに今更ながら驚いた。 いずれ民営化されることを考えれば、これからが大変なことになることだろう。国営企業の体質変換は簡単ではなさそうだ。

残念ながら、中国で発表されるのはここまで。

私が知りたいのは、実際払った税金の額。(納税額が確定しても払ったかどうかは別問題)

経営環境は国営、民営、外資系は違う。政府は平等に扱うとか言っているが、実態は大きな差があるようだ。 取れるところから取れ。 

で、納税額ではどうなるのだろうか? 大いに興味があるのだが・・・


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これでいくら??

2010年10月09日 | 経済動向
本日は晴天なり、最近夜は冷え込んできて、そろそろ紅葉は?? と裏の砲台公園に出かけてみた。結果は・・・全くの緑。 今年は大幅に遅いようだ。

山頂の展望台からみた隣のビル。ほぼ同じ高さまで伸びてきた。


今日の収穫はこれ。 食べ物は既に秋もの


いつもはスーパーで買うのだが、最近の値上がりはすごい。 確かに物価は上がっている。ところが、今日は道端のおばさん。ついつい、これも、これも・・・

で・・・ 全部で 26元(320円くらい)。

お昼はトウモロコシとイモ。 夜は・・・大根おろし、インスタントキムチ、白菜のスープ・・ 
 

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暗黙の日本包囲網

2010年09月15日 | 経済動向
やっと為替介入が入った。しかし・・・遅すぎる。

今の日本の将来に夢を持てる人がいるのか? 不安が先じゃないか。その中で、「そうは言っても、円が安心、安定している通貨」と経済学者は分析する。

中国の急成長を目の前で見て、それを支えるメーカー・・・・重要なのはその根底にある“為替操作”。 私はもっと単純な話だと思う。

各国は、自国の通貨安を利用して、経済の基盤となる製造業をお金を掛けずに手助けしているのではないか? 世界中で、「物創り日本の力」をこれを機に弱体化させようと暗黙の了解があるようだ。実際、韓国のウォン安で韓国メーカーがどれだけシェアーを延ばしたことか・・ 

中国が為替操作するのは、自国の製造業を守るためじゃないか。これだけ単純なのに・・・

日本は無策だ。 円高を喜ぶ世界。結果、日本メーカーの世界のシェアーは全敗なのだ。 

貧乏くじを引きながら相変わらずの奇麗事(為替操作ではない)。情けない。 日本のメーカーを助けるのであれば、雇用を拡大するのであれば、為替操作をやってみろ。

リーマンショックの後遺症か、円高だと言うのに、海外企業を買収するという動きもあまり聞かない。それどころか、円高を機に海外旅行・・・。思う壺だ。ここもまた無策。

中国の家電メーカー“ハイアール”の日本進出。 ほら・・・来たぞ。

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バブル一直線

2010年08月06日 | 経済動向
銀行に対し主要都市で住宅価格が最大5割下落した場合の影響を調査するよう指示がでているそうだ。

また、北京、上海、深セン、杭州の4都市で3軒目の住宅を買う購入者に対し、ローン供与をやめることも命じたという。これ以外の都市で3番目の住宅を購入する場合にも、融資条件を厳格化する。借り手に対し最低で6割の頭金を要求するほか、融資金利は中銀が設定した基準金利の1.5倍が最低ラインという。

あの手この手で住宅購入を止めさせたいらしい。

背景はいうまでもない。あれだけの住宅が立て続けに建築されればぞっともする。これまで私は、「誰が買うのか? 売れるはずが無い。」と思ってみていた。

ところが、銀行の資産運用の相談窓口の人が言うには・・・・

「今頃、株を買う人とか、貯金をする人はいません。 住宅を買います。」・・・ と言うことは、まず売れるのだ。


でも、「借りる人は無限にいるわけがないでしょう」と言う問いに、「貸すのが目的ではありません。その前に転売するのです。」との答え。 唖然! 

確かに、これまでの中国(たぶんどこも同じと思う)は不動産でぼろ儲けした人は多い。富裕者のほとんどは不動産がらみと考えていいようだ。

“住宅は値上がりするのも”というのが大前提。 
ローンを組んで住宅を購入 みんなが儲けるとでも・・・バブル崩壊は目の前。 それでも・・・いやになるほど、見渡す限り、住宅が建築されている。 政府も大変だ。

全国規模の銀行検査では、中国の銀行は不良債権比率が急上昇しない限りは、最大3割までの住宅価格下落に耐えられるとの結果が示されたそうだ。

銀行は・・・ね。 個人は? 不良債権比率は当然急上昇するでしょうに。 怖い。


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政治力の差 ?

2010年08月02日 | 経済動向
日本のニュースをみるにつけついつい愚痴りたくなる。

ちなみに写真は本文とは全く関係なく、(スイマセン)今年も銀杏がたわわ デス。

日本のテレビは当たり前みたいに、政治家の足の引っ張り合いを報道する。毎日毎日うんざりだ。 流れとしては、自民党の尻拭いを民主党がやってるのであろうが、「谷垣さん。よく言うよ。」 民主党も未だに小沢さんとか言ってるわけで、何が国民目線であろうか。実に馬鹿らしい茶番だ。

政治家の数もそうだが、こんな時代に衆参二院制が必要なのだろうか? 日本に対する各国の経済的侵略は待ったなしで進んでいるというのに・・・

今の中国は、問題は無視して(?)急成長しているし、止まりそうもない。表面的といえども、国民が一致団結、外資系企業もコントロールされながら共に突き進んでいるのだ。(やむを得ない)そこから自信も持っている。 それは相当なもの。なにせ自己評価Aの国だ。

一党独裁、選挙も無いかもしれないが、この世界的経済戦争下においてはそれが有効なのだろう。 日本は、戦争している時に見方同士で喧嘩しているようなもの。醜態を世界に発信し、国民目線というのだからどうしようもない。 それを外から見ると愚痴も出る。

中国のテレビでは、北京発にしろ、ローカルにしろ、国力を示す内容の番組がバンバン放映されている。私が気に入ってるのは、各地の発展をPRするもの。全国各地で競って発展を紹介する。 でも、みごと! 経済的発展、自然の豊かさ、その地域の歴史、魅力等々を紹介する。

むろん、私とて中国がこのまま急成長が出来ると思っているわけではない。 「中国に進出・・・」と聞くと、「止めた方がいいですよ。」と間違いなく答える。山ほどある大問題。どれに火がついても大爆発するはず。ビジネスの難しさは言うまでもない。

その気になって、人件費を引き上げて・・・ 今が物造り日本にとってチャンスなのだが・・・ これからの変化をこの目で、現地で見てみたい。
 

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生活水準が見えない

2010年07月11日 | 経済動向
7月より大連の最低賃金が700元より900元へ。28.6%のUP額で、結果、わずか5年で2倍になったことになる。

実はこの最低賃金がくせものだ。900元という基準を持って、一般的スーパーで見る正札がつながらない。最低賃金の900元の人が買うような内容ではない。高いのだ。常々、中国の会社は二重帳簿・・・と書いてきたが、個人にいたっても、日本のサイドビジネスの比ではない。やってる比率も全く違うはずだ。今だに私は物価に対して高いのか、安いのか、判断基準が明確でない。(中国人と一致しない。)


一方、立ち続けるマンションだが、うなぎ登りどころか、うなぎも疲れ果てた。今は高止まり、この後は下がり始めるであろう・・・?今日も買い物に出掛けたら、車の展示会。最近はマンションがめっきり減り、車の展示会に変わった。でも、10万元、20万元の車をねぇ~。

これが一般的とまでは言わないが、最低賃金900元とどう結びつけるか

いずれにしろ、世界の工場としての魅力はなくなる。人民元も少しだけ切り上げ、人件費、物価は上がり、コストは上がるばかり。ここ開発区でもストライキが・・・・

これからは品質勝負! もの作り日本の復活だ。

隣に建設中のマンション。下がり始めるであろうマンション価格に間に合わせようと、毎晩夜遅くまで作業が続く。完成した暁には?? 大丈夫だろうか

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めずらしくまじめな話

2010年06月24日 | 経済動向
今回は少々お堅い話。

中国の会社は本来全てが国営企業であった。就職の自由もなく、『お前はあそこ。君はここ』ということだった。それが文化大革命以後、民営化するために、当時の役員や、悪いことをしてお金を溜め込んでいた人(これを“原罪”という)が株主となり会社を買い取った。

ただ、大企業はやはり国営のまま継続されており、これがたちが悪い。つまり、全て国営であれば、代金を払おうと払うまいと財布は一緒。(三角債)売ってももらえない。買っても払わない)そこから如何に支払をしないかが優秀な経理担当者と言われる。これが、未だにしっかりと残っている。

民営化した会社が財布が一緒な訳はない。限られた運転資金で経営しているのだが、取引先に国営が入るといきなりお金が入ってこなくなる。取引開始時の支払い条件、契約内容は全く意味を持たない。商品を手に入れたらその時点で上に立つ。実態は支払を延ばした資金を別(場合によっては個人)で運用している例も少なくないというから怖い話だ。

実際あった話だが、車を作る会社は、同じく国営企業に車で払う。(さんざんお願いした挙句)車をもらった国営企業は、民営企業に車で払う。(中国で相殺は禁止されており、どう処理しているか不明)結局、民営企業は最初の国営企業の車を売らないと現金が出来ない。車の販売会社となる。いじめもいいところ。日本にある“下請代金支払遅延等防止法”こんな法律後100年は出来ないだろう。

もうひとつ、公務員の意識も国営企業には仲間意識を持ち、民営企業に対しては、法的規制で自由にできる準国営に過ぎない。(見え見えの態度、対応) 結果、今でも全てが国営という認識があるのかもしれない。

巨大国営企業にある塩漬けされた売掛資産・買掛負債は膨大な金額だ。つまりはこれが隠れ資産、隠れ負債。銀行までつながっているとなると非常に怖い話。ぞっとする。中国が咳きをすれば・・・リーマンショックどころではない。中国市場に支えられた会社、国家は世界中に山ほどある。

爆弾を抱えながら当面中国にはがんばってもらうしかないが、どうしてこの国営企業の悪しき商習慣を改善しようとしないのか? そんな話は聞いたことがない。


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試しに一着

2010年05月23日 | 経済動向
目的もなくぶらぶら散策していると、スーツの生地を売ってる所に入り込んだ。周りを見渡すと、男性から女性ものまで、あるいはカーテンやベッドカバーなどなどの仕立て屋さんが集まっていた。

生地を見ていると、やわらかく、肌触りがいい。『なかなかいいじゃん・・・・』お店の人も、生地の良さをアピールし、燃やして臭いを嗅がせたり、しわや出来ないことを説明してくれた。

では・・・おいくらで? 生地代、仕立て代・・・660元。 サービスして560元の提示。 えっそんなものか? でも半分中国人の私は平静を装い再交渉。 500元で決着。

その後採寸へ。これがめちゃくちゃ細かく採寸していく。希望事項、好みを確認して完了。ほぼ一週間で完成となる。

大連地区はファッションの街、世界中のブランドの服が作られている。服装会社は腐るほどある。他の地区に比べるとやはりレベルは高い。縫製技術においては全く心配しなくていいはずだ。その証拠が採寸表に現れていた。

ただ、ここは中国心配は残る。引換券に付けた生地のサンプルがあまりにも小さい。 私が指定した生地で作ってくれるのか???

やっぱり・・・・これを裏付ける現実
翌日、この話を聞きその気になった出張者をその店に案内した。何と、私のためにサンプルを切り取ったその生地がそのまま店頭にあった。

どうなることやら・・・・

ただ、指定の生地で作ってくれていれば、今後スーツは増え続けることだろう。


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実態が見えない

2010年05月21日 | 経済動向
二つのニュースより

中国で高額所得者とは、年収12万元(約160万円)以上を言うらしい。定義は意外と低い金額だ。それなら私の会社(中国人)でもいるではないか。低すぎる(?)。

『その高額所得者のうち、今年は約269万人が個人所得税を自己納税申告し、申告者の平均所得は34万7800元、平均納税額は5万2400元。高額所得者が納める税額が個人所得税収入に占める割合は毎年3分の1ほど。』 というが・・・

そんなことはないはず。桁違いの富裕者がぞろぞろしていて・・・・ん~んっ。 信じがたい数字だ。

以前も取り上げたことがあるが、中国は完全に二重経済。地場企業、あるいは資産を運用する個人でも、ほぼ100%裏帳簿、裏経済(政府が認める領収書の世界を無視した現金取引の世界)がある。買い物して『領収書は要りますか? 要らないなら安くします。』 とくる。

ここで言う数字は表の数字であろうが、富裕者層は裏も大きい。(はず・・・)

さらに、驚くのは
『「2010年商業白書」によると、中国の富裕層は、約80%が45歳以下であるという。1億元(約13億4000万円)以上の資産を保有する超富裕層の平均年齢は43歳で、1千万元以上の資産を保有する層は平均39歳。』

いやいやすごい。しつこいが、あくまでも表でこれだ。資本主義を理解しているのは若者しかいないのも事実。その前の年代は悪いことをしてのお金持ちということになる。

ギリシャの経済破綻が問題になっている。その原因の一つが、個人が所得税を納めないという風土。 では中国では?? 裏を考えると、似たようなものではないか。

タイの内乱、原因は貧富の差。かつてタイに出張していたが、タイ人は極めて穏やかな国民性を持っている。 中国とは雲泥の差(いいとか悪いではない)。中国人は火がつきやすく、燃える前に爆発するくらいの気性だ。同じ状況になったとしたら、内乱ではすまない。


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日本製品の魅力

2010年04月25日 | 経済動向
中国でも日本製品は高い評価がある。中国人富裕者が日本に買い物に行く目的は? まず、高いかもしれないが偽物が無い。高い商品を買うからこそ中国以外で買いたいという心理があるようだ。

全ての商品で機能性、デザインが追求されている。家電はその代表格。食品に関しては安全(特に赤ちゃんの粉ミルクなど)買って、使って損がないというか、品質、価格に対する満足度が高い。安いものはそれなりに、高いものはさすがにいい。基本的にそれが守られているようだ。

日本に行って来た中国人と話をした。日本でたくさん服を買ってきたそうだ。品物は本当にいい。品質も、デザインも、それに価格も高いとは思わなかった。衣類は確かにそうなのだ。中国が高い。

その後の話が面白かった。その全てが中国製だったそうだ。どうして? 作ってるメーカーはなぜ中国で売ってくれないのか? 疑問だらけ。

なぜって、
いい品物を出しても、売れるとわかれば偽物が出回る。コストと時間をかけてもめちゃくちゃに破壊される。販売先を見つけてもお金を払ってくれない。契約は履行してもらえない。ビジネスの基礎があまりにも軟弱なのだ。

自社ブロンドは直営店での販売しか出来ないのかもしれない。それでもたぶん新製品は発表翌日には販売される可能性がある。ブランド品の偽物はメーカーのカタログをそのまま使用する程の体制が整っている。見事だ。裏も表も、新製品情報自体がお金で売買されているはず、企業秘密も何もあったものではない。中国ビジネスは日本人の常識では大失敗する。

大連にある日本の有名一流ホテルでの話だが、そこで販売されていた真珠、全て偽物だったとか。 この国で高いブランド品を買う人はまずいないだろう。仮に本物であったとしても、誰一人、本物と見る人はいない。

私は偽物というが・・・・中国では、これはこれでしっかりと根付いた業界でもある。

私は全くブランド品に興味のない人種。品物が気に入れば(品質と価格)・・・買うだけのことだ。どっちでもいい。いずれにしろ信じる者は裏切られる国。


売れ続けるマンション

2010年04月24日 | 経済動向
散歩に出掛けた折、広場でマンション展示会が行われていた。その盛況ぶりには驚くばかり。普段は大規模マンションがいたるところに建築され、誰が買うのか??といってる私であるが、この展示会の注目度をみると、なるほど・・これかと納得する。


結婚シーズンを前に(中国ではマンションを持ってないと結婚も難しい・・)確かにいい時期ではある。それにしても大勢の若者が熱心にブースを見て回っている。実に若い。


中国の経済成長を目の前で見た思いがする。 一方、不動産バブルとも言われている。彼らは自分たちの家を求めているのか? 値上がりするマンションを投資物件としてみているのか? やはり不安は残る。

話は大きく変わり 《桜情報》
まだまだこんな感じ

でも、条件がいいところはところどころ開花している。

ダイナミックな中国

2010年04月15日 | 経済動向
中国の開発事業はダイナミックに展開する。マンションを建てるときも、1棟、2棟ではない。いきなり街を作る。

現在会社周辺で自動車関連企業の工場団地、隣の町には造船関係の工場団地が大規模に進められている。そこに来て、今日のニュース。

『中国大連市金州新区の金渤海岸観光レジャー地区で13日、ホテルやテーマパークを備えた大規模遊園地「大連世茂嘉年華」の建設がスタートした。敷地面積1700万平方メートルと中国最大規模。しかもハイレベルな施設で、ショッピング、ホテル・展示場、観光波止場、屋外、室内テーマパークのほか、果樹園や住宅も整備する。
 
うち室内テーマパークは床面積60万平方メートル。中国最先端の1年を通じ天候に関わらず散策やショッピングが楽しめる。
 
大連市は「市開発計画」で、金州渤海岸を海浜地区開発の中心と位置づけ、世界一流のサービス業が集まるとリゾート地に育成することを目標としている。』

やってくれます。これにより立ち退き補償金目的で早々に植樹したり、臨時の建物を建てたり・・・・一般市民も先行投資 これには笑ってしまう。

Googleの撤退

2010年03月23日 | 経済動向
グーグルがついに中国から撤退した。ここで私の意見を述べるなら・・・『グーグルは中国を去るべき』だ。

13億、日本の25倍の地で、この国をコントロールするためにはやむを得ない事情もあるだろう。為替の圧力とは違うレベルの話だと思う。

アメリカの一方的正義感。それは彼らの勝手だが、他国に押し付けることはないだろう。どうもアメリカはこの辺が嫌なところだ。リーマンショックの責任を取れ!

私の会社の上空は、中国空軍の飛行コース。最新鋭の戦闘機が毎朝飛んでいく。何のために・・・同僚と思わず、『あ~もったいない事』。大連で中国第一号の空母が作られているそうだ。こうしたもの、アメリカの軍事力があるからこそ。こんなお金があれば・・・・やることは他にあるだろうに。守るべき国民は苦しんでいる。人間はおろかだ。

アメリカも他国にごちゃごちゃ言う前に、その正義感を持って非核化をやって見せて欲しいものだ。

いずれにしろ、政治とは関係ない、一企業の選択。やはりその国の法律は守るべきであろう。

中国の魅力

2010年03月20日 | 経済動向
インドネシア発のニュースによると、エプソン社が中国を撤退し、インドネシアに生産拠点を移すようだ。

これまで、衣料、家具、靴、おもちゃ・・・・これらの産業は中国の人件費、関連コストの高騰で、中国の魅力がなくなり、生産拠点の撤退という動きがあった。 でも、ん~ん エプソンか・・・

中国政府も、労働集約企業はいらないと明言し、ハイテク産業、サービス業の誘致に注力しているのが現状だ。

でもでも・・・本当にそれでいいのだろうか? 中国はそこまで力があるのだろうか。品質管理、物まねでない独自の製品開発能力。基礎技術は全て外国ではないか? ハイテク商品は精度、品質を要求される。もちろん機械化もされているのが通常。労働者は程ほどで必要ない。 

品質に関しては、駐在者が共通して話す、中国一番の弱点だ。労働者が世界、消費者の求める品質レベルを理解していない。理解しても目先ごまかそうとする文化があるではないか。あまり調子に乗らない方がいいと思う。(余計なお世話だが。)

文化・技術・社風・・・・“根付かせる”と言うことは物まねでは出来ないことだ。日本に目を向ければ、もっと自信を持っていいのではないか。売り上げ至上主義を方向転換すればどうだろうか? 会社の成長とは? 売上、売上・・・それは時代遅れの考え方ではないのか。