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日々の生活にみる驚きの中国

単身赴任中の中国(大連)で日々発生する“驚き”を強引かつ身勝手な比較文化で紹介。

中国の歴史

2011年08月18日 | 比較文化
私が夏休みで日本に帰るまで、会社の敷地に樹齢数十年(誰も知らない)はあろう大木があった。(過去形)

すぐそばで、建物の増築は聞いていたが、ものの見事に切り倒されていた。 日本人はそのことを誰も知らなかった。 というか、むしろ切るなといったけど・・・・との事。 いつものパターンではある。

たぶん、『仕方がない』で終わりだろうが、これだけの大木は木が育たないこの地区では珍しい程。 あ~それなのに。

なんの未練もなく、歴史を打ち消す国。 中国数千年の歴史とよく言われるが、中国人が自国の歴史に自信を持ってる人がいるだろうか?
 
眠れる獅子が目を覚まし、過去を打ち消し突っ走っている。 今の中国は、ウサギと亀の物語の居眠りしたウサギのような気がしてならない。 居眠りした歴史は消したいというのが本音ではないだろうか。

それにしても、切るかなぁ~ 


ところで、中国の歴史は何年?

こんなものを見つけた。

『「中国」の歴史は1949年からの58年でしかありません。 中華人民共和国の建国は1949年だからです。 百歩譲って中国の歴史は1912年(中華民国建国)からの85年です。』

数千年の歴史・・・ 誰が言い出したのか? 歴史はないのかもしれない。 


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俺も一口のせろ!

2011年07月31日 | 比較文化
今回はいきなりテーマに入るのだが・・・・
もう中国の文化というしかない、中国の権力者はとにかく強い。 もう思うがままの恥知らずだ。 一企業内にもその影響力を定着させようと迫り、日本人からみるとその言動は脅迫じみている。

先日、
ある筋からの電話。 業者を紹介したいから出て来い。 出て来いってか? 全く余計なお世話だ。 日頃のコストダウンの努力はどこ吹く風、高い物を買わされるのは見えている。 業者も業者だ、権力者に取り入って営業活動だ。 まともじゃない。

各種の規制は世界のトップレベル。 規制と現実との格差は企業の弱みとなり、それは彼らの大きなエサとなる。 よって、規制そのものは年々強化される。

それがこの国の文化であれば、よそ者の私がいろいろ言う事ではない。 遠慮もしよう、でも、この間の鉄道事故で現地を訪れた温氏、『そこに汚職があれば厳しく罰する』と、明確に発した。 当然(?)その存在を疑っていると思われる。

普段も、贈収賄に関しては取り締まりをやっている。 であれば、彼らの認識も文化ではなく、やはり悪い事。 それにしてはあまりにも庶民の生活に密着しすぎてないか?  

一般社会(一般企業)でも担当者による取引先からの収賄はごくごく普通。 “担当者の権利”とまで言う人もいる。 むしろ、競合先を排除するために相手から積極的に働きかける。 上から下まであまりにも普通の商習慣といわざるを得ない。 この傾向、大連を含む東北地区が特に悪しき習慣として残っているそうだ。 南の方はすでに改善されてきたとの事。 でも、はたしてそうか?

私は、いつまでたってもこの手の話には虫ずが走る、慣れない。 日本人には最も苦手な分野。 

友人からのアドバイス、最近ブログの内容が息苦しい・・・・ そうか、反省。 やはり私の連続滞在100日ルール(それ以上はこの手のストレスは解消できずに爆発)は健在だ。 夏季休暇の帰国までカウントダウンが始まった。 まず帰ろう。 心の洗濯だ。




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飽くなき期待は天まで届け!

2011年07月22日 | 比較文化
石を投げれば銀行に当たるのでは。 いたるところに、いろんな銀行が・・・その数は日本よりもはるかに多いように思う。 それがまたどの銀行もいつも混雑していて、大変だ。 自動支払機は時々利用するが、うんざりするほど。 ただ、不思議なことにここだけは順番を守る。 よしよし

そんな銀行の電光看板、『留学資金の貸付・・・・・』 すごいなぁ~ ここまで来たかである。

中国の一人っ子政策の余波であろう、子供への期待はものすごく、教育熱も相当なもの。 子供の親と、そのじじばば4名の計6名による集中攻撃だ。 耐えかねて性格が曲がる子もいることだろう。 

塾プラス英語塾は当たり前、バイオリンを持った子供や、女の子はバレエのレッスン等、(似合わんなぁ~) 子供達もその期待に応えけなげにがんばっている。 確かによく勉強しているようだ。

まずは大学進学であろうが、まだ続く。 次は海外留学だ。 むろんまっすぐ海外の大学を選択する道もある。 ただ、ここはくせもの、海外の大学が入りやすいから? かも

中国で留学はごく普通に聞く話となっている。 全くめずらしくはない。 猫も杓子も・・・とは言わないが、島国日本と違い、大陸型思考はスケールが大きい。

何事も身の程ではと思うのだが、私みたいに、早々に身の程を悟り、その後の教育(勉強)を拒否するのも問題。 やはり無限に求めるべきなのか?

親はその為に銀行から借金だ。 お気の毒ながらも、それも期待・期待・期待プラス見栄の結果。 やむを得ない。 



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いい加減裸は・・・・

2011年07月16日 | 比較文化
土曜日、うだうだと過ごしてしまった。 日が落ちると昨夜の白酒も忘れ、気分直し(?)にいつものスナックへ。 

やはり、中国人師匠と隣同士。 いつもおだやかで、楽しい飲み方だ。 以前、同僚らしき中国人と一緒だった時、大声で仕事の話をする相手を制し、二階の個室に移動。 中国人ながらも、その気配りに感心した。

スナックとなると、経営者の知人をはじめ、中国人の客も結構多い。 そうなると、大声で、人の迷惑顧みず・・・・なのだ。 今日来た5人の中国人。 二人はシャツを脱ぎ裸。 突き出た腹をさらけ出す。 やはり始まった、お前(お店の子に対して)も飲めの馬鹿飲みだ。 こうなるとどうしようもない。 早々に退散だ。

外の屋台では、まぁ~それも文化と思うしかないのだが、スナックで裸はないだろう。 マナー・・・ 早々に帰る私を見て師匠はどう思ったのだろうか?


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必死の訴え

2011年07月12日 | 比較文化
中国でも、残業に関しては割増賃金で、平日の残業は150%、休日は200%、法定休日は300%となる。 これがあるから、隣のビル工事現場でも、休日となると朝早くから遅くまで・・・・みえみえの作業が行われる。 朝寝を決め込んでいる私には実に迷惑な話だ。 (加えて最近はマンションの売り出しか、結婚式かは知らないが、花火、爆竹がものすごい。)

割増賃金に関してはわが社でも同様。 平日残業ではなく、休日出勤に狙いを定め実に熱心だ。 製造現場はともかく、私の部署は事務部門。 私が赴任以来、絶対にその手の残業は認めない。 普段の行動、仕事量から見てもその必要性はとても認められない。 時間内はちんたら仕事をしていて、何が残業だ。 

それでもなお、周囲の人間がいなくなった時に、すまして・・・『明日出社します。』(休日出勤)といってくるのである。 なぜに?? よくも理由を考えるもの・・・・ 

『 OK! 理由ごもっとも。 でもその分平日に休んでいいよ。振替だ。』

そのくらい仕事のことを考えろ。 ばかものが! 

その背景は言うまでもない。 まもなく結婚します。 マンション・車を買いました・・・・  見事に自己都合。 お金がいるから残業しますであって、仕事ではない。 一方、育児休暇となると男性でも確実に使うし、自分の用事がある時は確実に休む。 仕事中心で考える社員は・・・・??

コストダウン、事務合理化はどこ吹く風。 残念ながらそんなあなたに2倍の給料を払うまでの評価はしていない。 



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おれは客だ・・・

2011年07月05日 | 比較文化
夜の世界・・・ ある会話より

開発区の食事の店はともかく、酒場の風景はこれまで見事に3分割されていた。 日本人の行く店。 欧米系が行く店。 中国人が行く店。 (韓国系は調査不足)

お金持ちの中国人が日増しに増えるにつけ、日本食の店、日本式カラオケ、スナックに出入りする中国人が増えてきた。 それが不思議と欧米系の店への立ち入りは少ない。

日本人にしてみれば、実に迷惑な話。 言うまでもなく、ただただ、『うるさい』。 中国人独特の、『俺は客だ。』 (そりゃそうだ・・・) 他の人も客なのだが、それは関係ない・・・  ここに日本人と中国人との絶対的な質の差があるのだ。

(付け加えると、中国人と韓国人はよく一緒に表現される。 日本人対中国人・韓国人の構図がある。) 


スナックでの出来事
店を覗き込んで、帰りかけた客。 誰一人迎えようとも、引き止めようともしない。 『いいの?』と尋ねると・・・ 『中国人だから・・・』 と吐き捨てた。 商売と言えども、中国人の客は、中国人である彼女達でもいやなのだ。 

そのあまりにはっきりした態度に、ママさんとしばらく話していた。

店を出す前は、日本人はテレビでしか知らなかった。 もちろん悪いイメージを持っていた。 ところが、店を開いて日本人と接すると、日本人が大好きになり、中国人が大嫌いになったと言う。 日本人は、店の女の子を人として、やさしく接するのに対し、(下心は別として・・)   彼らは、『お前も飲め! なぜ飲めない・・それがお前の仕事だろう・  ・ 飲めなければこの仕事やめろ。』 (聞いた話をそのまま紹介) 日本人にこんな言動はまずない。 特に、酒を出す夜の商売となると、酒も手伝いさらに悪態をさらけ出すそうだ。

ある意味特権があって、金持ちになったのであろうが、私生活まで特権を振り回されたらたまらない。 

ただ、例外なく(言い過ぎか・・)、スケベでお人よしな日本人は、カモがネギと鍋とガスコンロまで持ってきてるようなもの。 どうせやるなら日本人客向けのお店。 これはこれで問題かも 



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おいっ !

2011年07月04日 | 比較文化
今日の大連は32度まで気温が上がり、いきなり夏真っ盛りと言う感じ。 日差しの強さは強烈だ。 この暑さでも、エアコンはまだまだ。 工場の騒音と埃があり、窓は閉めた状態でじわじわと暑さが体にしみこんでくる。

こんな中での今日の出来事

会社で私の席は入り口の近く・・・・いやでも接客が目に入る。  以前、見かねた私は、怒鳴りつけたりもし、日本から接客マナーの教材を取り寄せて、研修を行った。   の・・・だが・・・・

今日の風景を再現
キャスト: 客:中年の中国人男性  社員:若い中国人女性

客 「王さんはいますか?」  社員 「台所にいるよ」 
客 「台所はどこですか?」  社員 「そこっ (あごで示す) 」 

客は台所をノックして入り、書類を渡して帰っていった。
 


これがごくごく自然によりによって接客マナーを実施した私の目の前で展開される。 

あまりの自然な二人の行動に、日本人が注意(?)、口を出すタイミングさえなかった。

言い訳として・・・さすがに、外国人(日本人、韓国人)にはここまでないのだが・・・・・


「何だ 今のは・・・・」  
はたして、中国人同士で接客マナーなるものが必要なのか? ここまで来ると考えてしまう。 どうしたものか? 社員教育のむなしさを感じてしまう。


異文化で生活する毎日だが、時々これが欧米であればと思う。 よく聞く話だが、見た目が日本人とほぼ同じの中国人。 油断するとわかった気になってしまう。

経験上、ここは危ないと感じたら気をつけて、最終確認までするのだが、微妙な、簡単な部分は当然(?)見逃し、相手も私と同じ考え方で理解した・・・・・と勝手に思い込む。

その積み重ねや、その結果は後日、ある時・・に出てくるのだ。 その時に改めて意思疎通できてないこと、異文化を感じ、同時にまとめて疲労を感じる瞬間だ。 「どうしてそうなるの? どう考えてもおかしいでしょ。」 と言ったところで、おかしいのは私という事になる。 

審判役をいれて、最初から話した内容を中国人的解釈を積み重ねれば、ほぼ今の結果になる可能性が高い。 結果は、私の説明不足(ミス)ということだ。 普段話す時から、しつこく確認しないと、自分のミスがどこで発生しているのかさえわからない。 これは根気が要り、精神的に非常に疲れる所だが、それが中国の仕事と思うしかない。 

日本帰りの中国人に限らず、中国人が大嫌いな中国人は結構いる。 その理由は、マナーのなさと身勝手さ。 (身勝手な解釈) たぶんその人もこの場面では私と同じ考えだろう。 ある中国人曰く、極力中国人と関わらない事。 だが、そうもいくまい。 


ではどうするか?
今まで現地で知り合った駐在の日本人の方々、いろんな対応がみられる。 日本の会社だから・・・・・(相手に日本流を理解させる) 中国で仕事しているから・・・・・(こちらが理解しないとだめ) さまざまだ。 中には、日本も中国もない、俺に合わせろ(強引に)という方まで。 これはこれでありだろう。

日本人、中国人、いずれもいろんな人がいる訳で、その評価は別として、強烈な人間は逆に回りも理解しやすい。 

中途半端な日本人。はっきりしない日本人・・・・ 私がどうかは判断できないのだが、(二重人格・・・) 中国ではクセのある、個性的な人が人気もあるようだ。 たぶんわかりやすいのだろう。 (理解した気になれる?)

私は普段は優しく、時々爆発する。 繰り返す身勝手な行動に対しては怒って見せておかないと頭に乗るからだ。 疲れが出始め、イライラして、お前らいい加減にしろよ・・・・爆発! 




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眠れる獅子の子供達

2011年06月24日 | 比較文化
皆さんの中国のイメージは10年前(5年前でもいいのだが)とどれほど変わっただろうか?

中国と言えば、ワンパターンに、安い、悪い、コピー商品・・・・ まさか未だに自転車、人民服はないと思うが・・・ 

今や、路にあふれる高級車、高層マンション。 世界中に出かけて高級、高額品を大量に購入する旅行者。 海外留学生で一番多いのは中国人であろう。 日本で販売される家電製品、食品、雑貨。 中国製がこれでもかと並んでいる。 

かつての日本人の、○○農協の海外旅行とは内容が大きく違う。  
“日本製”・・・・かつてほどの魅力はない。

「一部の富裕者層」という表現はもう古い。 分母が大きく、一部と言えども、日本の人口に近づいている。

我是日本人・・・かつては、「私は日本人です。」と訳したのだが、今は、「私はお金がありません」と訳すそうだ。  笑い話ではすまない、私も現実そのような場面にたびたび出くわすのだ。 

中国に対する日本人のイメージ(認識)を早く変えて欲しい! 中国の底力を再認識して欲しい。 眠れる獅子は子供を産み、その子供が青年期を迎えている。 日々激変する今の中国にとても追いついているとは思えない。 このずれが私は怖い。 


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馬鹿じゃないの? 

2011年06月08日 | 比較文化
今、中国では日本で言う『センター試験』が実施されている。 
試験会場には両親、へたすれば親族まで同行し、護衛する。 ? そう、目的は護衛というから驚きだ。(私が聞いた人はそう言った。 襲われるかもしれない・・・) 誰が?

ここにあるのが、周りは同級生であれ、友人であれ “我以外 みな敵” 実に徹底した考えだ。 “私はお前より上を行く。” この根性はすさまじい。 彼らが言う、“朋友”の限界はこの辺か??

『助け合って(一緒に勉強して)、一緒に合格しましょう!』 こん事でも言おうものなら、『馬鹿じゃないの』と言われる。 実は、日本ではね・・・・  そう、私も家庭教師の学生さんから言われた経験がある。  (今回はここまで・・・)

ちなみに、2011年度受験生:933万人(前年比△23万人)募集人員:670万人 合格率: 70%  受験会場は全国31万箇所  いずれもすごい数字 


 
面白いニュースが

『7日付の中国紙、新京報(A05面)によると、中国でこのほど、大学受験用のカンニング・マシーンを販売したとして、計62人が逮捕された。 中国教育省によると、大学受験シーズンを間近に控え、各地の公安当局と教育当局はカンニング・マシーンの販売など、違法行為の摘発に力を注いでいる。これまでに45件の関連事件を解決したという。

教育省は受験生や父兄に対し、違法商品の購入をやめ、公正な受験を心がけるよう呼び掛けており、不正行為が発覚した場合は、今年の受験資格だけでなく、来年の受験資格も抹消。受験生資料に記録として残し、法的責任も追及するなど、厳しく対処する方針を示している。』

カンニング・マシーンって一体何だ??  いかにも中国らしい。 そんなのある訳ないと思うけど。

一方で言われている事は
こんなに大学を増やす前に、農村部の義務教育を徹底すべきだ・・・・ 『そうだ。 そうだ! 』 当然なご意見。 震災時の日本人のような行動は中国人には出来ない・・・・ こんな言葉も必ず付け加えられている。  



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中国(大連)理解度の計算式

2011年06月04日 | 比較文化
写真は、自宅から送ってきたサツキ。 年末帰宅した折に消毒するのは私の数少ないお仕事だ。 毎年感謝を込めて(?)、私がいない間にきれいな花を咲かしてくれる。


今日は、中国をどれほど理解しているのかを導き出す、計算式をご紹介したい。

以前紹介した、とんでもない一人旅を続けるM氏よりメールが入った。 勝手ながら(すいません)、書き出しの部分を丸ごとご紹介したい。

表題は大連5,000日目を記念して

『1997年1月15日、中国大連に来て、日本に出張などで戻った日数は差し引いて2011年6月2日でちょうど5,000日目になる。 今日は、生まれて22,238日目であるから、今まで生きている間の22.48%が中国大連で過ごしたことになる。

この計算はわたくしが77.52%が日本人で22.48%が中国人であるということではない。
100%の日本人であることに、間違いがないと自負している。


日本人のほとんどが中国人の行動様式を理解することができない。 また逆に中国人は日本人の行動、思考様式を不思議に感じている。

 海を隔てただけの二つの地域の人々がどうしてこのような違いがあるのだろうかというよりも、違いがあるということを基本にして物事を考えないといけない。
 
日本国内で、隣同士であっても、また嫁に行く、嫁を迎えるというだけでも、生活習慣などが違い、いろいろと問題が起こるのであるから、国が違えば当然のことである。

 アメリカ、ヨーロッパと比べると、その顔色、使う言葉、文化、習慣すべてが違っていると分かるので、逆に違うということが理解できるが、いわゆる同文同種であるからこそ、理解できないところがあるのかもしれない。』

この大先輩いわく、
100%はそのままの日本人で、プラス22.48%の中国人気質を持ったという、122.48%の人格を持っていると考えている。




この切り口は実に興味深く読ませていただいた。 
ならば私は如何ほどの気質が身についたのか? 

大連で生活した日数(一時帰国時を除く) 6月4日にて
1,402日 (日数で言えばこんなものか。) 

生まれて: 20,375日    

私の中国人気質(理解度) = 6.88%

もしかして・・・・これこそが民族度係数か。 いずれにしろ、やはりこんなものだ。 私に中国人が理解できるわけがない。




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意図的? すれ違い・食い違い

2011年05月31日 | 比較文化
意思伝達は同じ言語、文化を共有する者同士でも難しいもの。 それは、各自が持ってる思考のバックボーンが異なるから。 あ・・う~ん とはなかなかいかないもの。  

自分の都合のいいように理解した・・・・ではなく、自分の説明不足を反省する。 これは私が日本人であり、日本人同士での話。

ところが、私の今の立場は、癖の悪い外国人。 
仕事上での話だが、どう考えても、いかに自分の都合のいいようにもっていくかを優先している。 (ように感じる・・・・場面が多い。) 言葉も思考回路も違うのだから、数字で明確に表さない限り100%の意思伝達は不可能だ。 それはわかる。

まぁ~それにしても
都合の悪い時はわかりません・・・・こちらもそれ以上説明できません。 こうではなかったのですか? まさか、そんなはずはないでしょう。

怒られるときは自分以外の者、ほめられる時は自分の事。 仕事を与えると、出来ない理由を先に準備。  催促すると、その理由をその時にお述べになる。 その間、何の進展もない。 

慣れてくると、具体的事例を挙げて、逃げ場をなくした上で、時間を制限する。 それでも・・・・・ 敵はサルもの、ひっかいてくる。 疲れる! 

現実には、この一線を越えたら、(今日はまじめな話。信頼関係の事) 外国人だからこそ、本当に心配し、献身的に支援、お世話してくれる。 迷惑をかけても 『友達でしょ』 なのだ。 これは日本人の比ではない。 お陰さまで私にもそのような友人が数名いてくれる。 このような関係が出来るのも事実。 


ここからが、いかにも中国独特なところ。 (だと思う。)

これまた仕事上、(私的生活でそこまでやる必要はない) その振り(信頼させて)をして、最後にどんでん返しする者がいる。 これがまた困ったもの。 誰を信用したらいいのか? 誰が本当の話をしているのか? 話の先には何か企みでも?

我以外、みな敵なのか? これは文化の違いなのか? みんな自分の対場を確保することに必死だ。 

我が身の性格の悪さを深く反省・・・・・・ こんな私に誰がした。 



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“我以外みな障害物”ってか?

2011年05月13日 | 比較文化
こんなところで引用していいものか (すいません)
私が尊敬する仕事の師匠の座右の銘・・・『我以外みな師』 彼はそれを生涯貫き、どんな相手であろうと、常に控えめで、相手の話を聞き続けた。

久々に毒舌を吐きたい。 たまには発散しないと我が身がもたん。

中国人の国民性を(これが誤解を招く表現なのだが・・・ )象徴する言葉として、私が飛びぬけて第一に上げるのが、【身勝手】である。 

ある中国人は言った。 『それは田舎出身の人ですよ。』 うそじゃ・・・ 絶対にそんな事はない。 もしもそうだとしても、今の大連は、田舎出身の人で構成されていてその事実を肯定したに過ぎない。 ムキになることではないが、田舎出身の私はその言葉には自然と反論したくなる。 逆に、非田舎者のそのような行為が腹に立つ。 なぜなら、自分生まれた街を自ら汚し、尻拭い(掃除等)するのは田舎出身者だから。
 

【身勝手】
仕事上の事では

来客者があっても、自分の仕事を優先する。 まず、接客に出ようとせず、平気で待たせる。 態度としては完璧なる“無視”  私も2分はがんばってみたが、どうしても真似できない。 たどたどしい中国語で対応すると、仕方なく動き出す。 『用事があってきたのはお前だ。 待てっ 』とでも言いたいのか。 腹の中がそうなら、JALの「笑顔で接客」などできるはずもない。

笑顔で接客して・・・・そんな事を彼女たちに言うことさえ恥ずかしい。 どうせ笑顔が出来なければ、せめて見た目でかわいい子を・・・・ (希望) 

自分が用事がある時は平気で相手を呼びつける。 「○○来一下!」 名前は呼び捨てで、確かに “○○さんちょっと来て”とも訳せるのだが、口調からして、私には“○○ちょっと来い!”としか聞こえない。 相手を呼び捨てするのはなかなか慣れない。

まずは自分の事。 忙しければ給与の支払でさえ勝手に延ばす。 おいっ お前の都合でそこまでするか。 『私は忙しかった。』『仕方ないですよ。』 そうですか・・・・ お前、早く辞めてくれ。 頼む。


日常生活では、無限・・・・

並ばない、割り込む。 自分以外は物であり障害物。 割り込むその態度は『じゃまだ。どけっ』と体がしゃべる。

真剣な話をしていても強引に割り込んで話しかける。 相手も相手、中断して素直に対応する・・・・

所構わず携帯電話なり、会話なり大声。 TPOの意識、感覚なるものはない。 『お前の話は聞きたくない。』 身内の話を聞かせるな。(私は理解不能)

歩道を車がクラクションを鳴らして走る。 
『俺は車だ。お前らどけっ』 と私には聞こえる。 個人的にはこれが一番ムッとする。

混雑する狭い道に車を駐車する者。 右も左も車が動けない状況・・・にもかかわらず、車の中では携帯電話で話している。 これは もう 『あほっ』としか言いようがない。 駐車禁止でなければ止めていいという理解であろう。

公園、歩道、いたる所でゴミを投げ捨てる。 たんを吐く、つばを吐く・・・
『いいんですよ。掃除する人がいるから。』 人によっては、『掃除する人が仕事を無くす』 あ~そうですか・・・・

では、これは?
むろんゴミを捨てる場所は有る。 私の部屋の前の住人。 若い女性のようだが・・・ すれ違いのみ。 ごく自然に、罪悪感もなくこのような行動が出来る。 これはすごいと思う。 (拍手)




このような生活に慣れてくると、だんだん腹が立たなくなり、“またか・・”“よくやるよ・・”と妥協(?)してゆくのだが、そうでないとストレスとなり体調を壊す。 血統書つきのA型で几帳面、控えめな私には当初どれだけのストレスがあったことやら。 髪(頭)は薄くなるばかりだ。  


いずれも経済発展以前の問題。 
最近、中国人のゴルフ人口が増えている。 ゴルフといえば、まずマナー。 後は勝手にご想像を! 
  


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おしとやかな女性求む!

2011年04月14日 | 比較文化
今朝方、短時間ではあったが待望の雨が降った。 やはりの結果、景色はきれいに見えるのだが、車は真っ黒に汚れる。 その黒さはこれでもか!  流れるほど降ってくれないとこうなるのだ。 車にとっては災難だ。

普段、これだけの埃の中で生活しているのかを再認識する。 人の肺という集塵装置は大丈夫なのか? 前回の無人島のオーナーがいいかもしれない。


昨日のこと
久しぶりに軽軌道(チングイ)に乗った。始発駅(9里)では、6人がけの椅子に3名座った。私は右端。 反対側に女性が2名。 停車するたびに少しずつ乗客が増えてきた。

金州に入ると、3名の若い女性が乗り込んできた。 まず一人が私を見るでもなくべったりくっついて座った。 おいおい、カラオケでもここまで接近しないぞ・・・

次に残り2名を座らせた。 私を押しやるような感じで、邪魔者というより物扱い。“何だこいつは”なのだが、これが普通だから何とも・・・ こんな場合は民族係数は高目がいい。 


手には、餃子の親分みたいな(はるまきのお化けか?)大きな食べ物。 中には野菜や肉が入っていた。(この距離では見たくなくても目に入る) 私なら・・・半分食べきれるだろうか? 

3人の若き女性は、人目を気にすることなく、ばくばく食べ進め、見事完食。 私は見るだけで満腹状態。 電車の中で、若い女性が、ここまで大食いしていいものか。

中国(語)に“控えめ”とか“おしとやか”とかあるのだろうか?  中年親父がまず女性に求める必須条件なのだが。 これがなければ女じゃない。


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桜の便り

2011年04月06日 | 比較文化
まず、私の同僚に感謝。

日本の桜を見ることが出来ない私のために毎年送ってくれる。 オーバーな・・・確かにそうかもしれない。 でも既に4年、日本の桜は見ていない。 日本に住んでいる人にとっては何てことはない。 当たり前・・・ それが外に出るとその数倍見たい。

何かにつけ日本人を意識する生活。 私もよくわからない。 でも、見たいし、異常に意識する。 日本人として当然、当然ならば私も・・・でも無理。 だから見たい。 日本人を意識する生活。 ここに私の葛藤があり、駐在員として師匠レベルに達してない未熟さがある。

海外で生活する日本人は、『日本の桜を見せたい・・』なんて事をよく口にする。たぶん、それを言う本人は自ら見てないから言っている。 見ていればそう意識しない。それが普段の生活と言うもの。

これを書いている時、テレビで今回の被害者が我家から写真を一枚見つけてのコメント、 『他人から見ればゴミ、でも自分にとっては財産』

普段の生活・・・ この価値は??? たぶん、普段の価値をわかる人はいない。私にとって桜は、日本人として・・・・??? うまく説明できないのだが。

これまで、年末年始、お盆・・・帰国のタイミングは合わせてもらっている。 さすがに、桜はズレる。 

桜は私にとって駐在員としての未熟さを証明するもの。



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バランス成長を求める中国

2011年03月14日 | 比較文化
全人代で12次5ヵ年計画が発表され、日本語訳がメールで送られてきた。項目だけ見ても結構詳細な内容だ。

温家宝首相自ら強調しているので、ここで私が書いても問題ないと思うが・・・・・

『一番悪いのは役人の腐敗だ。』と念を押している。 国民の黙認はもう通用しない。
いずれの国も同じだが、他人にない既得権は宝物。 ましてや金のなる木であればなおさらだ。 そうやすやすと手放すはずもない。 相当数の役人が毎年検挙されているものの、歴史的背景もあり、これは根が太く、深い。

お役所は概して命令口調。 罰金、営業停止等の権限を振りかざす。 極端に言えば、国民がビクビクするような対応だ。『・・・してやる。』的認識があれば、そこから返礼も求めるし、自ら差し出しもするであろう。 かつての日本もそうだったと思うのだが、周りは、それをその人の力として評価する現実もある。

中国が・・・と言うつもりはさらさらない。 ただ、中国の成長が早すぎるのだと思う。 一国の成長は、経済のみならず、国民の生活や文化、モラルを含めてそのバランスが一番重要だ。 今度の五カ年計画はその点が強調されているようだ。

今回発表された内容に現在の中国の課題が表明され、必死に訴えられているような気がする。 国民はこれをどう受け止めているのだろうか? 国が大きすぎて、関係ない・・・のか? 日本の国土は中国の4%以下という。 この国はあまりにでかい。

震災後、給水場所やコンビニの前で列を作る日本人に感心し、驚いたそうだ。 そこに特権なるものは一切存在しない。 すでに日本人の底力を見せ付けたのかもしれない。




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