Burning Pavilion Part3

日常のもろもろ

時の流れに by ポール・サイモン

2009-07-27 21:03:30 | 音楽
先々週末にサイモン&ガーファンクルを見に行った話を先日書いた。
その日聴けなかった聴きたかった曲ということで、「時の流れに」をYoutube映像とともに紹介した。

なんで聴きたかったかというと、非常に好きなメロディで、エレピのイントロからサビのコード進行、間奏のサックス、最後の歌い上げる箇所など聞き所満載の、ポール・サイモンのソロ曲では最も好きな曲だからだ。

ということで、この曲をライブから帰ってきてから何度も聴いたが、やっぱりいい。
そこでネットでこの曲のことを書いたページを何気なく探してみた。歌詞も知りたくて。

そこで、戦慄した。
なんでこんなに染みいるんだろう、と思ったら、歌詞もいい。
この歳になると、こんなことを考えたり思ったりするもんだ。特にサビの♪フォーインナモーニン~と、音だけで聴いていた所。

「朝4時、クソして、あくびをする」

直訳すると、こうなるが、「クソ」、ではないらしい。
卑語だが、ちゃんと別の意味があるという。
でも切ないじゃないか、30代半ばの男が「人生なんて早く過ぎればいい」なんて思いながらクソしてあくびをするなんて。

全体のトーンが、真剣に考えたりはしないが、いや、あるある、こんな事をたまに考える寂しい気持ちの時が、って感じ。
そして、ちょうどこの曲を発表したポール・サイモンの年齢と俺の年齢が一緒というのも関係なくはないだろう。非常に気持ちと曲がリンクした。だから、ここに来てこんなに染みいったんだろう。
だって、この曲初めて聴いたの中学生入った年だからね。ほんとに今更って感じだけども。今だから、って感じ。
今までこの曲を聴いてこんなに胸が締め付けられるほど切ない気持ちになることはなかった。


ということで、そのままじゃまずいので、意訳ということで歌詞を紹介します。

時の流れに ポール・サイモン

意訳

昨日の晩、前に付き合ってた彼女と偶然、街でバッタリ会ったんだわ。
あいつは俺を見て嬉しそうだった。俺も笑ってみせた。
んで、ちょっと昔の話をしたりしながら、2人でビールを飲みにいった。
やっぱまだ俺は夢中なんだなぁ~。う~む。あいつに。もう何年も経ったけどもさ。

俺は社交的な方じゃないし、古いタイプの男なんだとさ。
今流行りのささやくような甘ったるいラブソングは好きじゃないけど、
まだあいつを思うとまともじゃなくなるのだ。
見たらときめいちゃうんだな~。意外にも。

<な~んてこともあって、何気ないいつもの日常へ…>

朝4時、パッと夢から覚めてうとうと。
あくびする。
「俺の人生なんてもう終わってもいいや」
悩むこともないし、悩んでもしょうがないしね。
このたった今も、何もかも凄いスピードで過ぎ去ってくもんだもの。

そして今、窓際に座って外を走る車を見る。
俺もある晴れた日、事故起こしちゃうかも?
でもそんなことしたって怒られないよ。誰にも起こりうることだもん。
あ~そんなこと考えたりして、俺頭おかしいのかな。
達観なんてしてなくて、ふと、まともじゃなくなるんだよ。
まだ、、、やっぱまだ俺はあいつに夢中なんだなぁ~。



てな感じのストーリーです。詳細こだわっても良いけどどんどんかけ離れそうな気もしないでもないのでこの辺で。
ちなみに、場面はニューヨークです(笑)。
最後の方は難しいね。
どんな意味なんだろう無理矢理くっつけてはみたものの。ホンモノの対訳もこの部分はなんかよく分かりません。

時の流れに ~ポール・サイモン 1975
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同い年とは思えないが…


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