Burning Pavilion Part3

日常のもろもろ

ビートルズ祭2 THE BEATLES BOX(Stereo) 購入

2009-09-14 21:14:51 | ビートルズ
今住んでいる田舎町では、全くもってビートルズリマスター祭りとは縁遠い感じであります。
よって、先週末、札幌まで日帰りビートルズBOX購入の旅に出ました。

この田舎町でも予約をすれば買えないことはないと思うんだが、やはり大型CD店でコーナーを展開している場に行くのが好きだ。やはり物を持ってレジに並ぶのが最も嬉しい瞬間。

思った通り、コーナーが作られていた。札幌のタワレコPIVOT店では、BOXコーナーとばら売りコーナーが出来ていた。先日通販で購入したMONOボックスがまだあった。
あれから数日モノラル盤を聴いた感想だが、時代の空気が非常に反映されていて、ちょっと古くさい感じがした。確かに当時の最先端という感じがする。同時代の作品をCDで聴いてかつて思ったことと同じだが、ちょっとエフェクトにしてもやりすぎ感がある。なので、このモノラルミックスを基本とした再発でなく、87年初CD化したものを基本にリマスターをしていったのは正解と思うが…。
今回初期4作品をモノラルからステレオを基本にしたのはいかがなものかと思った。明らかに失敗と思われる部分がそのまま基本のものとして作品化されているのだ。

それを除けば、MONOボックスを限定版、いわゆるコレクターズアイテムとしてリリースするのもうなずける。
が、このモノラル盤、オーディオ的にもかなりレベルが高い。ステレオにこだわらなくとも最高級の音で楽しめる。
ステレオ盤のBOXを購入したものの、モノ盤ばかり聴いてました。

今日になってステレオ盤のみがリリースされた、アビイ・ロード、レット・イット・ビーを聴いてますが、音が非常に生々しく生まれ変わってます。
ベースの音、ドラムのタム・スネア・バスドラ等、情報量が格段と増え、生で聞く音にさらに近づいたと思う。

レット・イット・ビーは既に録音されたものを部外者がリ・プロデュース、オーバーダビングを重ねたことから、幕の掛かったようなフレッシュ感のない、刺身に対して茹でた生もの、のような感じでしたが、今回のリマスターで幕を剥がし、ソリッドなサウンドに生まれ変わってます。

ステレオボックスも捨てがたい。
アビイ・ロードの生々しさが特にすごい。ベースの音が輪郭まではっきりしてて全然違う。I Want Youのシンセノイズ、Sun Kingのドラムサウンドも素晴らしい。
I Want Youの後半で、ジョンがイェ~!!って言った後に思いっきりブチっと入っているノイズや、The Long And Winding Road全編に入っていたマイクが拾ったノイズが綺麗に消えているのがわかった。あれはあれで曲の一部だったんだけどなぁ(笑)。


お店では便乗で発売された本もズラッと並べてあるのが壮観。今回は内容をきっちりチェックし、厳選した数冊を購入。もう既に知ってる内容ばかり並べられても、と言いたくなるものも中にはあるので。思うに初心者向けの本はもう作らなくても良いんじゃないだろうか。明らかに初心者向けガイド丸出しの本を最もマニアックでなくてはならないファンクラブが制作していて情けなくなった。あれ、本当に売れるんだろうか?(何とは言わないけど)。
87年以降のビートルズ商品についての詳しい解説の載ったDIG、全アルバムの解説・今回のリマスターに関して丸々1冊特集しているCROSSBEAT、ビートルズ・各メンバーの全ソロアルバムを解説したレココレ増刊号The Beatles CD Guide、そして、ビートルズの全レコーディングを日記形式でつづる名著の改訂版The Complete BEATLES Recording Sessionsの4冊を今回は購入した。
レココレ10月号も内容はともかく恐らく買うでしょう。なにせ、ビートルズ祭りですからね。こんなに財布と相談しない買い物もないな・・・。重いのは重いけど考えないようにしてます。けどビートルズに7万5000円払うことに全く悩まないのも事実だ(怖い)。

19年前の9月、ジョンの4枚組ボックス、11月にポールの2枚組ライブCD発売というのも結構効いたのを覚えてます。中学生には相当な出費でした。今回のは重さ的にはそれに匹敵する。
あと、このBOXセット、物の重量的に非常に重いです。単位は㎏です。タワレコではでかい袋の取っ手にプチプチを巻いてくれました。でないと、ちぎれるだろう。というくらい重かった。書籍も入っているからなおさら。
これで両方のボックスを同時に購入した日にはもう目も当てられない。恐らく取っ手がちぎれたり袋の底が抜けたなんて人もこの広い世の中だから全くいないことはないだろう。

というのは冗談だけど、両ボックスを同時に購入しなかったのは良かったと思う。手にした時、2度とも同じような興奮を味わえたからだ。
あと、ステレオボックスのCD袋を1枚ずつ破るのが大変だったな。
全アルバム、ほとんど1回ずつしか聴けてません。ラバーソウル~ホワイトアルバムまでのステレオ盤は未聴。ラバー・ソウル(モノ盤収録の65年ステレオミックスは聴いた)とリボルバーは開封すら出来ておりません。。。とにかく凄いボリュームだ。

だが、ドップリっす。