ターコイズ別館・読書録

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156 フォークの歯はなぜ四本になったか ヘンリー・ペトロスキー

2010-10-16 20:23:26 | は行
 図書館より。平凡社ライブラリー。副題、実用品の進化論。

 今はやりの、キャッチーな書名だが、これは翻訳書、親切さを期待してはいけない。退屈なエピソードがだらだらと垂れ流される。
 問題のフォークの歯も、「初めナイフの二本使いで、突き刺して回転しないように日本になり、三本になり、四本になり、それ以上増えると大きくなって口に入らないから四本」というもの。

 ファスナーやペーパークリップの由来など、楽しいところはある。
 その道の人には評価が高い本のようである。
「形は機能に従う」に疑念を呈している著者の主張に同調できるなら。