京都 洛北の時計師 修理日記

時計修理工房「ヌーベル・パスティーシュ」京都の洛北に展開する時計修理物語。
夜久野高原で営業再開しました。

時計師の京都時間「京の無関心時間」

2020-09-06 09:32:13 | 時計修理

9月6日日曜日。
東京パラリンピック閉会式だったはずの日曜日。
「9月6日はまぼろしで終わった東京オリンピックがあったんだよ~!」後世の人たちのトリビアになる。
明日は「白露」収穫の秋.九州・長崎地方の台風被害が気になります。

東京オリンピックも大阪万博も都構想も京都は無関心!
「知らんけどぉ~よそさんがちょっとうるさいね~」と言ったところでしょう。
途上国でもあるまいに無駄な遊びにお金と時間をかけるおバカにウンザリ~。
それよりコロナ騒ぎ被害が大きい。
ところで30歳代までは感染しても既往症がない一般の人たちは重症化しない事実がわかってきた。

そこで今は都市と地方の地域別で報道しているがこれを年代別に怖がってほしいものです。
若い人たちが居酒屋で騒ぐより風景より高齢者のゲートボールのほうが怖い!
ちなみに「キャバクラ」は30歳代まで年齢確認上利用できるようにしましょう。
「美術館・コンサート会場」の入場・利用も30歳代までの年令規制にしたい。
感染しても食事療法で完治する。
医療、教育業界の関係者を除いてコロナ禍災害の真っただ中にいる若者を助けたいものです。

「菅総理」の誕生で昔の集団就職を思い出してしまう。
私が育った長崎県地方も「金の卵」と言われておだてあげられた安手の労働力の買取場でした。
当時繊維産業の会社の人事課の社員が派遣されて平戸など常駐していました。
 離島の中学校にも度々やってきました。
「大阪にはケーキ屋があってショート・ケーキというものがあるとよ~。
皆さんが食べているロールケーキやカステラよりさらにおいしいもんがある!おまけに仕事をしながら高校、大学に通えるよ~!」
夢のような都会生活の空気を持っていたオヤジでした。
それに騙されて京都にやってきた私。
同じ島育ちの同級生も大阪、愛知でも田舎の紡績工場で6人部屋の蚕棚で生活が始まります。
安価で良質な労働力だったことは間違いないでしょう。
今では「蚕棚」の言葉すら消えてしまいました。

10代後半、急行「雲仙号」長崎から大阪の就職先まで12時間の旅はつらいものでした。
「とりあえず大学入学費用の30万円を一年で学費を稼ぐのだ!」不安でいっぱいの急行雲仙号でした。
20代、社会人になると成田空港からフランクフルトまで11時間の旅、売れないクオーツ時計を持たされた旅も不安でいっぱいでつらい!
時計つくりの市場が中国に移ると香港から深圳までの硬座の拷問の旅が待っていました。
今では3時間ほどで行けるそうでびっくり!
 50歳代になると母親の認知症が発覚!京都駅・八条口から諫早インターまで11時間夜行バスのゼロ泊三日の介護の旅のはじまり。
長崎で生まれたものはお尻を鍛えましょう!

嫁さんは京都の町中で三代続いている商家の生れ。田舎のことは無頓着です。
「お父さんは私とデートするまでショートケーキを食べたことがなかったんよ~アハハ~。
ケーキと言ったらロールケーキだと思っていた田舎者やぁ~!」娘たちに報告する。
私の学生時代の失敗談はきりがない。「箱膳」は食べる順番があるとは知らなかった?
ご飯やお吸い物のおかわりができない京都料理!
さらに酒席の失敗は限りなく多かった。酔っぱらうまで飲むのが田舎のマナー。酔っぱらってはダメで人格を疑われる京都の違いにびっくり!
「フン!そのうちあんた達に有明海に沈む夕日!玄界灘の日の出!の壮大な景色を見せてやるよ~!
夕食はとれたてのウニ、アワビ。朝は鯛ちゃずけ!
毎日、小学校のころから食べて育ったのじゃ~!とすり替える私。ちょっと情けない。

明日にはやってくる大型台風。
穏かな京都の人は台風の怖さを知らずに育つのはしょうがないのだ。
「お墓掃除をしていると坂の上から風で飛ばされそうだったにゃ~!」
昨年の命がけのお墓掃除になったお彼岸台風の話題でもさら~と聞き流されてしまう。
「嘘、大げさ、まぎらわしい」オヤジあつかいになってしまいました。

今日も普通通りの営業ができるだけでも京都に感謝!
ありがたいことですにゃ~!



コメント
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