人知れずの記録ー障害後期高齢者の日々のつぶやき

日々のリハビリをはじめ、何でもかんでも書いてやろう!という日記帳。

善君来訪

2017-10-21 21:10:34 | 日記
6時起床、起床時室温18℃。
体重70.9 血圧107 69 脈拍52 血圧急低下。安全地帯ではあるけれど。昨夜の熱っぽさは取れた。
 午前中粋生倶楽部通所リハビリ。
 健康観察の後、いつも通りの訓練。ハードル歩行、踏み台、ボール遊び、クレージー、スキップ、レッグマジック、バランスパット、スカイウオーク、マットで足裏着地訓練、つま先立ち。その他。汗をかきました。
 お昼は氷見うどん(細麺)。たっぷりワカメ、タマネギ、カマボコ(小樽産)だしはカツオ。けっこうおいしくいただきました。

 12時30分頃、善君来訪。相談事は学力アップの方法について。
 覚えることも計算することも、みんな、「物事が分かり、考えること」のため。「考える」ことなしに生きているはずは無いから、「より幅の広い、深みのある考え」を持つようにしないとつまらない。国語や数学やいろんな教科の学習は、考えを広げ深めるため。覚えるのは考える武器を得るため。分からないことをいろんなツールを使って調て分かるということも考え武器を得るため。どんな学校に行っても、考えることを身につけていなければ、長い人生を見れば意味はあまりないと思え。このじいさん、病気になって一人前に動けない、働くこともできない。つまらない人生だと、思う人が多いだろう、何のために生きているのか、という目で見る人もいるだろう。けれども、考えることを止めないから、考えるためのネタ探ししながら、楽しく生きているぞ。
☆【爺から孫へ伝えたいこと】
 爺がパリで生活していたことは聞いたことがあるよね。
パリを歩いていると、街が石で作られていることがすぐ分かります。建物はもちろん、道まで石でできているんだな。アスファルトやコンクリートは少ない。石の道をパヴェ(石畳)って言うんだけど、道に敷く石のこともパヴェといいます。で、そのパヴェだけど、いろんな種類があるのね、大きいの、長いの、白いの、赤っぽいの、なんて、いろいろ。つまり、道の作りは、大まかではあるけれど、道みんなが違っているわけね、道幅は同じだとしても。
 爺のお気に入りの石畳光景は、こんなんだったー
 雨が降りはじめ、パヴェが濡れ始めた頃の石畳は、それはそれは、美しいんだ。パヴェとパヴェとの間を、緑の背丈の無い雑草が埋めている。赤茶、黒、白等々さまざまな色が雨に打たれて浮かびあがっている石畳を、緑の色が囲んでいる、そしてそれがまた小雨に映えている。
 みんな同じように削られ磨かれて敷き詰められてしまったところでは、こういう美しさを味わうことはありません。余計なことをいうと、日本の都市は、こんな感じだね。みんな同じガタイに作られ並べられる。便利だけどただそれだけ。爺がパリを好きなのは、個性豊かな石畳がまだまだたくさん残されているから。
 爺は、君が、パリの石畳のような美しさ、輝きを持ち続けてほしいと思います。