シンデレラの真実

「シンデレラって、童話があるじゃないですか」

「魔法使いのおかげで舞踏会に参加できるようになったシンデレラが王子様に見初められて、めでたし、めでたしって話でしょ。
美人は得だって、教えてくれる話よね」

「いいえ、姉さま。
シンデレラが美人とは限りませんよ。
昔は、ぽっちゃり系が美人だったりしたりしますから、継母たちにいじめられていたシンデレラが昔の美人の範疇に当てはまるかどうかは微妙なところかと」

「じゃあ、どうして王子は数ある女性の中からシンデレラを選んだのよ。
足フェチとか、特殊な嗜好の持ち主だったとでも」

「惜しいです、姉さま」

「えっ、足フェチが惜しいの？
ひょっとして王子って、変態」

「継母達からいじめを受けていた、ガラスの靴がぴったり合うのがシンデレラしかいなかったことから、シンデレラは発達障害でロリな外見だったのです！！」

「つまり、王子はロリコンってことね。
王子がこんなんじゃ、王子の代で滅亡するんじゃないの」

「何言ってるんですか。
男はみんなロリコンですよ」