
「ジオンが敗北した理由、それは航空戦力の不足にあると思います」

「確かに、まともに大規模な航空部隊を持っていたのはガルマところくらいだったわね」

「モビルスーツが導入されるまでは連邦に陸上でジオンに勝つことなど不可能に近かったのですから、連邦のジオンへの対抗策は焦土作戦と空軍による空爆だったと想像できます。
それに対抗するためにジオンも航空機部隊を設立しようとしましたが、MSのカモでしかなかった戦闘機乗りになりたいと思うジオン軍人などいなかったと思います」

「イグルーのソンネン少佐もモビルスーツ適性試験に落ちて、若手の戦車兵が続々とモビルスーツ乗りに転科していったせいでやさぐれてしまったものね。
航空機だって、似たようなものだったでしょうね」

「そのためジオン軍は戦災孤児や退役した軍人達をドップのパイロットとしましたが、航空力学を無視してエンジンの出力だけで機体を飛行させるドップではパイロットにかかるGはすさまじく飛行中に気絶して墜落や敵機に撃破されるなどしてパイロットの死亡率はほぼ100%に近かったのです。
自分より若いパイロットが死んでいくことに心を痛めたガルマ・ザビ大佐が自分もドップに言い出しました。
その言葉に焦った開発陣は、問題の多かったDFA-02ドップは改修されDFA-03ドップとなり、ガルマ大佐がパイロットになったことでドップ乗りを志す軍人も増えました。
こうして、ジオン軍はまともな航空部隊を持つことができたのです。
ちなみにガルマ大佐は、ドップ改修期間中にイセリナ嬢と訪れた施設でとある計画を思いついたりもしています」

「繋がっちゃったー!!
長谷川先生もオフィシャルではございませぬぞって言っていたじゃないの」