「今回は、こちらの動画に挑戦していきましょう」
Case:010 異世界、魔王、そして殺人 問題編 [スク水探偵の事件簿]
「それで犯人は?」
「犯人は勇者エクラドですね」
「エクラドが犯人だとすると、東館の扉をどうやって閉めたのよ?」
「そりゃ、魔王F・Fですよ。
魔法が得意なんですから、問題なく弱めの疾風魔法で扉を閉めるのなんて朝飯前でしょう。
その後、扉が閉まったことに動揺している勇者メンバーを尻目にケルベロスのところに行って、扉を開けると鎧や剣がと倒れるようにトラップを仕掛けたのです」
「じゃあ、魔神斬りが弾かれたのはどうなのよ」
「エクラドが犯人なんですから、あれは魔神斬りではなかったってだけですよ。
エクラドとルテイズは前日に魔王城に行き、魔封じの聖水があるから勝ち目がない事実を魔王に突きつけ、八百長をするように魔王と交渉したんでしょう。
そして、手筈通りに火炎魔法と流水魔法を相殺することで水蒸気を発生させた隙に地下に逃げ込んだんです」
「しかし、エクラドたちは魔王を生かしておくつもりなどなく、地下で殺されてしまったと。
そして、秘密を知るルテイズも口封じのために殺害したってことね」
「そういうことです。
東館の2人ではタイミングよく、ケルベロスに殺された後に魔王が息絶えるような仕掛けを用意する必要があるのでまず不可能でしょう。
やけくそになった魔王が自害してトリックが不発に終わってしまう可能性もありますから」
Case:010 異世界、魔王、そして殺人 問題編 [スク水探偵の事件簿]
「それで犯人は?」
「犯人は勇者エクラドですね」
「エクラドが犯人だとすると、東館の扉をどうやって閉めたのよ?」
「そりゃ、魔王F・Fですよ。
魔法が得意なんですから、問題なく弱めの疾風魔法で扉を閉めるのなんて朝飯前でしょう。
その後、扉が閉まったことに動揺している勇者メンバーを尻目にケルベロスのところに行って、扉を開けると鎧や剣がと倒れるようにトラップを仕掛けたのです」
「じゃあ、魔神斬りが弾かれたのはどうなのよ」
「エクラドが犯人なんですから、あれは魔神斬りではなかったってだけですよ。
エクラドとルテイズは前日に魔王城に行き、魔封じの聖水があるから勝ち目がない事実を魔王に突きつけ、八百長をするように魔王と交渉したんでしょう。
そして、手筈通りに火炎魔法と流水魔法を相殺することで水蒸気を発生させた隙に地下に逃げ込んだんです」
「しかし、エクラドたちは魔王を生かしておくつもりなどなく、地下で殺されてしまったと。
そして、秘密を知るルテイズも口封じのために殺害したってことね」
「そういうことです。
東館の2人ではタイミングよく、ケルベロスに殺された後に魔王が息絶えるような仕掛けを用意する必要があるのでまず不可能でしょう。
やけくそになった魔王が自害してトリックが不発に終わってしまう可能性もありますから」