現代童話 サントリー少年

「緑茶飲料の常識を変える伊右衛門は、売れ行きがすごくて販売中止でーす。
伊○園さん、おいしすぎちゃってごめんねー」

1か月後

「高級感溢れるビール、プレミアムモルツも、爆売れで生産が追いつきませーん。
しばらくは、キ○ンやア○ヒの安物を飲んで我慢してくださいねー」

1か月後
「フランスで大ヒットしたファッショナブルな炭酸飲料レモンジーナが遂に日本上陸ですよー。
注文が多すぎて生産が追い付かない状況が続きますが、勘弁してくださいねー」

「あれだけ、品切れが続くほどの商品なら、一度買ってみようかしら」

とあるスーパーマーケット
「品切れとか、生産が追いつかないとか言われてるのに、山積みされてるんだけど…
まあ、客を呼び込む目玉商品として、スーパー側が大量に仕入れただけかもしれないしね。
とにかく、一度買ってみましょう」

自宅
「何これ、不味ッ！！
土のような味がするわ。
こんなものを売り出す会社の製品は、二度と買わないようにしないと」

1か月後
「おかしい、在庫が全く減っていきません。
このままじゃ、大赤字ですよ」

教訓：信用を失った企業は、大きな損失を被る

事例が違うが日本マクドナルドは、カビまみれの鶏肉を使ったり、異物混入が相次いだために信用を失い、2015年12月期の連結最終損益が380億円となる見通しだそうだ。
この赤字によって、大規模なリストラを行うようだが、リストラでマクドナルドへの信用は回復しない。
当分は、苦しい展開が予想されることだろう。

…というか、まず商品の流通経路から改めるべきなんじゃないのか。