松村知也、猫が大好きな爺さん

自身の忘備録です、日記風の記述だが政治的な意見や専門領域(電子工学・品質管理)の記述は意図的に避けています。

パリ市立カルナバレ美術館

2010年01月31日 | 日記
パリ市立カルナバレ美術館に行きました、お目当てはフランソワ・ジェラールが描いたレカミエ(ジュリエット・レカミエ)夫人像です、レカミエ夫人の肖像はダビッドが描いて未完の作品をダビッドの弟子が仕上げたものがルーブルにありますが、運刻斎としてはこのジェラールの作品の方に魅力を感じています。もう12年も前に始めてこの絵を見たときにはとても感動して暫く絵の前から動けなかったことを覚えています、このときも確か2月の始め頃のとても寒い日にきています。その場でレターセットを買って日本まで手紙を書いた記憶があります。レカミエ夫人はリヨン生まれ、1793年に30歳以上年上の銀行家ジャック・レカミエと結婚しましたが、ジャックは事実上ジュリエットの実の父で、彼女を自分の正統な相続人とするために結婚したのではないかといわれていました。19世紀の初め頃彼女のサロンには、元王党派を含む多くの文人や政治家が集まったことで知られています。その殆どはジュリエットの美貌に惹かれての行動だったといわれています。ナポレオンもかなりご執心だったようですが1811年にそのナポレオンと対立してパリを追われて故郷のリヨンに移ったと言われています。

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