パリ市立カルナバレ美術館に行きました、お目当てはフランソワ・ジェラールが描いたレカミエ(ジュリエット・レカミエ)夫人像です、レカミエ夫人の肖像はダビッドが描いて未完の作品をダビッドの弟子が仕上げたものがルーブルにありますが、運刻斎としてはこのジェラールの作品の方に魅力を感じています。もう12年も前に始めてこの絵を見たときにはとても感動して暫く絵の前から動けなかったことを覚えています、このときも確か2月の始め頃のとても寒い日にきています。その場でレターセットを買って日本まで手紙を書いた記憶があります。レカミエ夫人はリヨン生まれ、1793年に30歳以上年上の銀行家ジャック・レカミエと結婚しましたが、ジャックは事実上ジュリエットの実の父で、彼女を自分の正統な相続人とするために結婚したのではないかといわれていました。19世紀の初め頃彼女のサロンには、元王党派を含む多くの文人や政治家が集まったことで知られています。その殆どはジュリエットの美貌に惹かれての行動だったといわれています。ナポレオンもかなりご執心だったようですが1811年にそのナポレオンと対立してパリを追われて故郷のリヨンに移ったと言われています。
最新の画像[もっと見る]
- 屋外での油彩画制作 6年前
- 弟の松村三生 6年前
- 猫の吉次郎、大あくび 7年前
- 猫の吉次郎、大あくび 7年前
- 吉次郎余話 7年前
- 名残雪 8年前
- 名残雪 8年前
- 名残雪 8年前
- 名残雪 8年前
- 名残雪 8年前
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます