松村知也、猫が大好きな爺さん

自身の忘備録です、日記風の記述だが政治的な意見や専門領域(電子工学・品質管理)の記述は意図的に避けています。

春の祭典

2018年03月24日 | 音楽
イーゴリー・ストラヴィンスキーのバレー「春の祭典」1947年版、できればエリアフ・インバルがフィルハーモニア管弦楽団を率いたアビーロードスタジオで1989年11月にデジタル録音したCDのことだが、何気なくのぞいたブックオフ八街店のCDの棚に開封しないまま売りに出されているものがあった。店頭表示価格が500円のところ閉店特別価格で50%引きとのことで250円で買った。
何とも言えないお買い得、早速持ち帰って聞いてみた、初期のデジタル録音なのだが、反響の少ないアビーロードスタジオの音響特性にマッチしてブラス、打楽器の冴えは素晴らしい。証拠のために?写真をアップしておく。

春に聴きたい曲

2018年03月20日 | 音楽
特に春だからと言って聴きたい曲?イーゴリー・ストラヴィンスキーのバレー「春の祭典」1947年版、できればエリアフ・インバルがフィルハーモニア管弦楽団を率いたアビーロードスタジオで1989年11月にデジタル録音した1000円の廉価版だ。間違えて手放してしまった。アビーロードスタジオとは思えない壮大稀有なティンパニーとブラスの響き、一度聴いて印象に残った、奇妙な前衛的なデザインのジャケットも気になった、もうとっくに廃盤になって市場では入手できないのだがディスクユニオンかブックオフに在庫ないかな?

ベートーヴェン交響曲第7番

2018年01月30日 | 音楽
ベートーヴェン交響曲第7番の話題、ご存知の方も多いだろうが二ノ宮知子による日本の漫画を原作としたテレビドラマ、アニメ、実写映画などで取り上げられている曲なのだが、じつはベートーヴェンの交響曲の中では異彩といっていいほど時代を先取りした曲だ。1811年から1812年にかけて作曲され、リズム重視の曲想から現代においても人気が高く演奏される機会が多い。
日本ではベートーヴェンの交響曲は副題がつかないと売れないことから知らない人が多いらしい、ということは大多数の音楽愛好家を自称するインテリ・ミーハーにとっては知る機会のなかった曲なのだろう。同じ運命を辿らざるをえない第4番、第8番、(第1番と第2番は置いておいて)と同様の名曲と言える。
私がこの曲を知ったのは父がコレクションしていた初期のLPレコードの一枚がこの曲だったせいか繰り返し聴いていた、そのおかげで総譜を観ないでほとんど全曲の指揮が出来るくらい曲想と楽器が頭に入っている。これは暗譜というのではなく暗音?まあいずれにしてもそれくらい聞きこんでいるということだ。
ところがである、肝心のLPレコードなのだがブルーノ・ヴァルター指揮のコロムビア交響楽団で1958年2月―3月に録音されたもので、長い間CD化されていなかった、というかソースが明記されていなかった、ためになかなか聞く機会のない、あるいは知らなかっただけ?、私にとって幻の演奏だった。
最近インターネットで知ったのはこの録音は38㎝オープンリール・テープに2トラックのステレオで録音され、マスターテープも大切に保存されているらしい、平林直哉氏の解説によると、「ステレオによるワルター/コロンビア響のベートーヴェン全集は当時、予約限定盤で番号もない特殊なLPで発売され、雑誌の批評も掲載されませんでした。解説書にはそうした状況を、当時の雑誌の座談会から偲びます、演奏の本質とは直接の関係はありませんが、知っていて損はないと思います。と書かれています。
それだけ貴重なLPを惜しげもなく子供に買い与える亡き父も相当な変わり者だったのかもしれない。なぜ貴重?といえば当時の平均的な月給とりにとって2000円のLPレコードは月収の20%だから、それに33-3/1回転のレコードプレーヤーだってそれ以上に高価だったと思う。
そのレコードのCD版は最近HMV&BOOKS onlineで見つけた、他には1987年初期のCBSソニーのCDで高城重躬さんがCDの音質を絶賛されてるもの、これはベートーヴェン交響曲全集の第2巻なのだが、がある。
演奏の出来不出来(気に入ったか気に入らないか)はまた追って記載する。