旨い処探索同好会

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銀河と星 その2、 Galaxy and Star Part-2

2022年09月30日 11時44分13秒 | 画家のツブヤキ


観測機器や技術の進歩により増え続けている星の数です、宇宙には2兆以上の銀河があるのではないかと最近では考えられています。 各銀河には大きさによりますが、ゆうに1000億以上の恒星があるのですから、ものすごい数の星が宇宙にはあることになります。 そして銀河のサイズと銀河間の距離を思うと宇宙は想像を絶する壮大な大きさになりますね。 



銀河の生い立ちに関してはそれほど詳しく解っていません、特に古い銀河は地球から遠く彼方にあるため観測するも大変なのでしょう。 天の川銀河は地球が内部にあるので逆に近すぎて全体像が見えません。 銀河と比べると恒星の生涯は少しだけよく解っています。



星の形成を考えるとき太陽のような第二世代以降の恒星はある程度解っていますが、初期の第一世代の恒星の観察は限られていてよく分かっていないようです。 第一世代の恒星は殆ど水素と少しの窒素が主な成分だと考えられていますが、そういった恒星の観測は非常に少なく詳細はまだはっきり分かっていません。



恒星にも色々ありますが、星のサイズで分類することが多いようです。 星の一生はサイズつまり質量によって決まってしまうからです。 簡単に言うと太陽と同じような大きさとそれよりずっと大きい星と小さい星に分けられます。 恒星は大きさによって星の寿命が違うのです、大きな星ほど核融合が早いので短命になりやすく星の一生を早く終えるのだそうです。 太陽は第二世代以後の恒星で、天の川銀河の中では平均的な星だと考えられています。 太陽より小さい星は、燃焼速度も遅く寿命を終えると矮小白星やニュートロン・スターなどになります。



恒星は膨大な量のダスト(塵)やガスなどの分子雲が数光年以上広がっている空間で長い時間をかけて徐々に形成されたと考えられています。 このような状況はスケールが違いますが、火山から黒煙がモクモクと上空まで上がり、その中でおきた静電気で稲妻が走っている写真を見たことがありますが、あの状態が一部では密度の差はあっても延々と果てしなく広がっている感じがします。 



とにかくその中では衝突はしょっちゅう起こっていただろうし、稲妻のプラズマの熱や、近くの星の爆発からの衝撃波の影響などを何十万年、何百万年と続く間に分子雲が圧縮され個体になりそれがエネルギーを持ち重力などの影響でだんだん集まって大きな塊になっていったのではないかと想像できます。 このようにして生まれた恒星は全て違います、まさに数えきれない量の星がこの宇宙にはありますが、似たものはあっても決して同じ星はありません。 材料や造成時間が違えは同じものは出来ません。 



太陽より大きな恒星は大爆発で星の一生を終えると考えられています。 銀河全体より明るく輝く超新星と呼ばれる星の大爆発で次の星の材料を宇宙空間にまき散らしているわけで、そのおかげで水素や窒素以後の鉄までの重い元素が作られたのではないかと考えられています。 地球上の全ての物質や生命の基の元素は遠い昔に何処か遠いところで出来て、長い時間をかけて現在の状態になったと思われています。 私たちが遠い宇宙に不思議な感じを抱くのも何となく解る感じがします。



スクラップブック展の作品の制作途中の作品も少しずつ完成されて来ていますが、初期の状態と比べて変化が分かりますか? これから少しずつ完成作品の紹介も進めて行く予定です。
























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残暑お見舞い申し上げます。

2022年09月08日 12時19分59秒 | 日誌


昨日は母屋の温度計が118度を表示して我が家での最高気温を記録した、摂氏では50度近くになる正に温度計の上限で、いくら直射日光の炎天下での気温としても高すぎる。 まぁ残暑で仕方がないとしても本当に暑い日でした。



我が家では冷房機は肌に合わなと取り外してもう長い間クーラーなしでやって来たので、コールドシャワーと手動散霧器で対応し何とか乗り切っています。



カリフォルニア中の熱波に水不足、電力不足で大変な上に山火事で家を失った人も多くいます。 米国南東部は洪水で飲料水の処理場が機能しなくなったり、インフレ以外にも自然災害が激しいようです。



二人ともこの暑さの中、食欲旺盛で元気です。 10月中旬には日本でお目にかかれるでしょう、楽しみにしています。 



では、 スティクール








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銀河と星 その1、 Galaxy and Star Part-1 9-6-2022, Tuesday 9:41am 30C

2022年09月07日 01時39分42秒 | 画家のツブヤキ


限りなく透明なスペース、その大海に浮かんで漂っているように見える銀河、色々な形や大きさの銀河は数え切れない程あるように見えます。 一時宇宙には2000億個以上の銀河があるのではと考えられていましたが、最近の観測では2兆個以上ではないかとも言われています。 ほんの百年ほど前までは天の川銀河が宇宙の全てだと考えていたのですから無理もありませんが、まさに想定外の展開と進歩ですね。



銀河の形は大きく分けて楕円、渦巻、不規則と3種類あります。 銀河同士が合体している状態の観測や、クエーザーのある電波銀河なども発見されています。 中でも数多くみられる棒状渦巻銀河は、私たちの住む天の川銀河もその一つと考えられています。 このタイプの銀河の画像をよく見ると中心のバルジを貫く棒状部分の両端から丁度火山が噴火しているかにように星の成分であるガスやダストの分子雲を沢山噴出していて、何らかのエネルギーで回転しながら銀河の磁場や暗黒物質の中を拡散し、信じられない程長い時間の経過を経て現在の形になったように見えませんか?



銀河は宇宙初期の小さな密度の揺らぎが重力によって成長して形成されたとの説もあります。 銀河は星や星間分子雲のガスや塵そしてダークマター(暗黒物質)などから形成されていると考えられています、そして殆どの銀河の中心にはブラックホールが存在するらしいのですが、これについても詳しいことは余り解っていません。 初期の銀河の発見や観測は遠すぎて難しく、詳しい発生の過程はまだよく分かっていません。 



しかし銀河が重力の影響なので集まって銀河群を形成しその集合が銀河団となり超大規模銀河団の大規模構造を形成しているのではないかと考えられています。 天の川銀河の周りには、南天にあるため、沖ノ鳥島などのごく一部を除いて日本からは見ることはできない、約16万光年離れたマジェラン星雲群や肉眼で見える250万光年程離れたアンドロメダ銀河(M31)などが近くにあり局所銀河群を造っています。



可視光線のスペクトルのみならず全ての電磁波の領域を、現代の技術で集められた膨大なデータから銀河の構成物質や質量、ベクトルなどをシミュレーションするとフィラメント状の宇宙最大の構造物が見えてくるそうです。 ラニアケア超銀河団(Laniakea Supercluster)は、天の川銀河を含む局所銀河群や他の銀河団など10万個の銀河でできています。 ラニアケアはハワイ語で天空(heaven)を意味するlaniと計り知れない広々としたを意味するakeaから出来ているそうです、なんとも素敵な名前ですね。



昨日はレーバーデー(Labor Day)で休日でしたが、今年で最も暑い日でなんと外の炎天下では108度で摂氏で40度以上と異常な暑さでした。 普通日本の熱帯夜と比べると、ここは朝夕涼しく快適なのですが、昨夜はさすがに夜までかなり暑かったです。 今日も又かなり暑くなりそうです。 雨が降らず水不足のカリフォルニアです。







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