日誌 １２４ ヒート・ウェーブ－２， Heat Wave-2

今日も又、１００度以上でヒート・ウェーブが続いている。　日本の熱帯夜のことを思えばまだましな方かもしれないが、ここでは珍しく夜になってもあまり温度が下がらない。



昼間はあまり暑くて何もできないので、朝早く起きて涼しいうちに外の仕事を片づけるようにしている。　最近はよく南からの雲が上がってきているお陰で、朝焼けを楽しむことが出来る。



この雲からの落雷による自然発火のワイルド・ファイヤーは避けられない夏の風物詩である。　レイトンビルでも今日は朝から飛行機とヘリコプターがひっきりなしに北に向かっていたので、山火事が起きたのであろう。



北の方を見ると空がうっすらと白くなっているように見えるし、かすかにたき火をしているニオイがする。　この暑さでは防護服を着けてファイヤーと戦うのも楽ではないだろう。

日誌 １２３ コースト The Coast

ここ数日、北カリフォルニアは又ヒートウェーブに襲われている。　昨日は我が家で４０度近くまで上がったので、太平洋岸に涼みに行くことにした。



暫くと言うよりは長い間、二年近くこちらに来ていないような気がする。　もちろん新しいトラックでは初めてである。　コーストレンジの頂を越えた辺りで車の冷房は必要なくなった。



ウエスト・ポートはうっすらと霧が入ってきていて涼しかった。　ハイウェー１を南下してフォト・ブラッグの港で今朝釣れたばかりの鮭とまだ生きているウニを六匹手に入れた。

画家のツブヤキ ０５８ Burned Old Stump 焼けた古い木の幹

自然と間近に接していると造形的にみて素晴らしい作品がごろごろしているので、私にとっては宝の山だと思っているが、現実的にはそうは思わない人の方が多いだろう。



最近古い写真の整理をしていて、以前探した時にどこにしまったか分からなかった古い焼けた木の幹の写真が出てきた。



池を掘って居た頃に倒した木が風化して白骨のように見える。　その以前からあった大きな焼けた古い木の幹は、炭素化した今でもそのままで時間とともに少しづつ変化している。



我が家でいつ頃からフィルムを現像する写真からディジタル写真に変わったかは、定かに覚えていないが、まだ十年そこそこではないかと思う。



レイトンビルに移ってきて二十五年程になるが、池を掘ったりして開拓していた当時は、インターネットさえなかったのだから時代の変化は目を見張る物がある。



大相撲名古屋場所も明日でいよいよ千秋楽、最後まで優勝の行方が分からない面白い展開になった。　今年は話題が少ない夏場所で初日には、どうなることかと心配したが、だんだんと面白くなってきた。

日誌 １２０ マドロン－２、Madrone-2

アーバタス・メンザイシイ(Arbutus menziesii)の読み方は定かではないが、この辺りではマドロンの名で知られている常緑樹は、以前にもこのブログで書いたが、北アメリカの西海岸に近い限られた地域に生息している。



マドロンの樹皮は、赤茶色でちょうどこの時期に枯れ葉が落ちた後、薄い紙のような厚さで自然に剥がれていく、サルスベリの木に似てとてもスムースな表面である。



暑い日にマドロン・グローブの下で目を閉じて涼んでいると、剥がれ落ちていく木の皮の音がポツポツと雨の音のように聞こえる。　赤茶色の剥がれた皮の裏は意外と白っぽく、新しい木の幹の表面は薄緑色をしている。



アトリエの横にあるマドロン・グローブのお陰で、アトリエのそばに色々な鳥が遊びに来るので楽しい仕事場になる。

日誌 １２１ くも 雲 Clouds

１００度を超すヒートウェーブも峠を超したようで、９０度台では少し涼しく感じる。　
最近は雲が多い、気温が下がったのもこの雲を運んで来た低気圧の関係かもしれない。



雲があると朝焼けや夕焼けがきれいだ、時間的には日の昇る前と沈んだ後のほんの少しの間だけのすばらしい景色を楽しめる。

日誌 １２０ ヒートウェーブ Heat Wave

今日は、少しハイ・クラウドのオーバーキャストのおかげで、昨日より少しましな体感温度であるが、その分蒸し暑く感じる。　昨日は直射日光の下でFahrenheit＝１０５度、摂氏でいえば４０度以上であった。

日誌 １１９ セプティック・タンク Septic Tank

セプティック・タンクは、電子辞書によると汚水浄化槽とあるが、この辺では肥溜めのタンクのことである。　



水洗された排水をタンクに貯め、バクテリアを入れてそのまま放置することで嫌気性処理を行うものです。



タンクに溜まった汚泥の引き抜きを定期的に行う必要があります。　バキュームで引き抜いて、処理・処分施設に持っていく方式で、我が家では十年に一度の行事で、普段は詰まるまでは話題にもならない。　



今回ももう１０年以上経っていてほぼタンク一杯になっているのは解っているので、不便な思いをするよりは余裕のあるうちに片付けておこうと言う発想である。



乾季の暑い中、土はかちかちで簡単には深く掘れない、正確な蓋の位置を覚えていないので手間取った。　クリケットがあるので大して問題にならないが、シャベルとピックで掘るのは無理である。



レイトンビルで唯一回収をやってくれるレイトンビル・ディスポーザルのジミーに電話をして来てもらうことにした。　一時間もしないうちに片付いた。

日誌 １１８ 朝焼け Dawn

今朝は南からの雲が流れてきていて朝焼けであった。
六月後半のヒートウェーブの後、七月になってあっという間に、明日から大相撲の夏場所が始まる。　あれやこれややることはいっぱいあるのになかなか思うように進まない。