旨い処探索同好会

アトリエ葉神 公式 ブログ・サイト

芸術鑑賞 013 エドワード・ウェストン

2011年06月17日 07時34分00秒 | 芸術鑑賞

Edward Weston. "Self-Portrait with Camera", 1908. Platinum print. (14.6 x 8.6cm).


Edward Weston. "Shell", 1924.


Edward Weston. "Succulent", 1930.


Edward Weston. "Cabbage Leaf", 1931.


Edward Weston. "Driftwood Stump", 1937.


Edward Weston. "Sand Dune, Oceano", 1936.


Edward Weston. "Tomato Field, Big Sur", 1937.


Edward Weston. "China Grove, Point Lobos", 1940.


Edward Weston. "Pelican, Point Lobos", 1942


Edward Weston. "Circus Tent, Mexico", 1924.


Edward Weston. "Church Door, Horitos", 1940.


Edward Weston. "Armco Steel, Ohio", 1922.


Edward Weston. "Bathers, Claremont", 1919.


Edward Weston. "Nude", 1923.


Edward Weston. "Charis Wilson, Nude", 193.


Edward Weston. "Jose Clemente Orozco", 1930.


Edward Weston. "Costumed Woman, Tropico", 1916.


Ansel Adams. "Edward Weston", 1945.


Edward Weston. "Grass Against Sea", 1937.

エドワード・ウェストンは、彼自身の作品について多くは語らなかったそうです、たぶん写真からの語りかけだけで充分だと思ったのでしょう。 そこで今回の前半は、写真のクレディットだけで、解説なしでゆっくりと写真芸術を楽しんで下さい。 

我々現代人は、往々にしてインフォーメーション・ハイウェーを飛ばしている車の中から景色を見ている様で、とにかく全てにスピードが速い、はやく行けば色々見えるかも知れないが、はやすぎて肝心な処が見えなくなる可能性があります。 芸術鑑賞も同じだ、毎日のペースをスローダウンしてゆっくり存分楽しみたいものです。

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日記 003 脇谷紘の脇谷ワールド展

2011年06月14日 12時25分54秒 | 日誌

国立神戸大学/学生+社会福祉法人たんぽぽ+脇谷紘コラボの企画 (2008年2月開催

満州生まれで、東京育ち脇谷紘の展覧会、「脇谷ワールド展」が、5月22日から6月26日まで、
世田谷区瀬田の東美舎ギャラリーで開かれている、残りの日数もあとわずかである。


小劇場 「シアター・バビロンの流れのほとりにて」 壁画

彼の立体作品は、そこいら辺にあるものをちょいと拾ってきて、それを素材に独特の雰囲気を持った動物やサーカスの人達の彫刻に仕上げている。 材料はガラクタではあるが、そこには年月と言う時間の要素が既に刻まれていて、そのうえに手彫りならではの味が加わるので中身の濃い作品になる。


国立神戸大学/学生+社会福祉法人たんぽぽ+脇谷紘コラボの企画 (2010年10月開催

単純で明快な作品ほど、制作過程でより多くの努力が必要になる。 削れるところは全て削って必要最小限でキャラクターを創り上げる大変な作業だ。 脇谷紘の猫が、シンプルで強烈なわけである。


『聊斎志異』12の柵 板版画 <黄英>、木版画・多彩刷り (30 x 60cm)

木版画家と舞台美術家のコンビネーションが産んだ環境芸術は、ギャラリー全体が一つの作品でもある。 このアーティストの想いに触れると、その素朴な魅力の虜になってしまう。 芝居好き、猫好きには、見逃せない展覧会である。


アトリエでのアーティスト

脇谷ワールド展:http://www.h7.dion.ne.jp/~babylon/w_09.htm

脇谷紘のアトリエ:http://www.h7.dion.ne.jp/~babylon/w.htm
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日記 002 レモン 檸檬 Lemon

2011年06月11日 14時56分37秒 | 日誌


皮肉なことに「食文化」のカテゴリーを「日記」に変えたとたんに、食文化の話題に出くわしてした。 
昔の料理人は理屈というか科学的成分の名前を知らなくても食材の事は、よく分かっていたしどうすればより美味しく出来るか知っていた、経験を通して得た知恵、継承された知恵であろう。
例えば、お吸い物に入れる「ユズ」の皮、薄く少しだけ表面を切って入れる方法は誠に理にかなったやり方で、ユズの香り成分を最小の量で最大限引き出している。

ところが同じユズ・ファミリーのレモンの使い方に関して我々現代人は、まったく間違った使い方をしていると言うのだ。 レモンの香りの素、シトラールは気分をリフレッシュしたり落ち着かせる効果が知られていますが、この成分が最も多く含まれているのがレモンの葉や実の皮の部分にある油胞の中なのだそうです。 私たちはレモンの薄い輪切りを紅茶に入れたり、レモンのしぼり汁を料理に使ってきましたが、それ程効果的に使っていません。 では、どうすればよいのでしょう? 



ここからは、NHKの番組「ためしてガッテン!」のウエブ・サイトからの抜粋です。
「そのレモン、どうするかというと…凍らせたまま、おろし器で、すりおろします。すると、レモンがこなごなの黄色い粒に!元々は保存用に冷凍庫に入れていたレモンを、上手く料理に使えないかと編み出されたこの方法。粉々のレモンをコロッケなどの料理に入れると味がおいしくなり、豊橋ではブームになったんです。この冷凍レモンのすりおろし、油胞が全部つぶれるので、シトラールが全部取り込めます。さらに味を分析してみると、酸味が普通の果汁に比べてまろやかに。そして、レモンは普通に加熱すると、皮が苦~くなるのですが、この方法だと、苦みがあまり出ない事も分かりました! レモンの良さを存分に引き出す、画期的な方法なんです!」


レモンの葉の中にある白い小さなブツブツが油胞

「この豊橋方式のレモンを楽しむこつは、まずは、レモンを半分に切って凍らせるか、もしくは
丸々凍らせてから、半分に切ります。(レモンは凍らせる前に洗ってください)
そして、半分のレモンの断面を、おろし器に当ててすりおろします。こうすることで、レモンの果汁と皮が同時にすりおろせ、おいしくなります。」


レモンの皮の中にある油胞、皮のシトラールは果汁の7000倍。

「料理への使い方は簡単です。番組では、お汁粉や そうめん、ラーメンやみそ汁を紹介しましたが、料理の上にすりおろしたレモンをお好みでかけるだけで、レモン風味満点のおいしい料理を食べることが出来ます。レモンの風味と酸味は、塩味や甘みを引き立てる効果があるそうなので、塩味や甘みのある料理には特に向いています。また、皮ごと食べることで、レモンの皮に含まれるビタミンCやレモンポリフェノールを取り込むことが出来ます。ビタミンCは、果汁だけ飲むときのなんと5倍もとれるんです。」


番組では、レモンの表面にある油胞の数を係の人が数えていました。

「極上の「ちょい足し」で、夏を爽やかに!私にとってレモンといえば、ジュース。
果汁やビタミンCが入った飲み物を自販機で買うばかりで、実は、レモンを実で買うことすら
ありませんでした…。ところが、取材で豊橋に足を運び、レモン料理を食べて以来、カップラーメンに始まり、納豆やカレー、何でもすりおろしたレモンを「ちょい足し」して、爽やかなレモン風味を
楽しんでいます。これからの暑い季節にぴったりな調理法なので、食欲が出ないときに、ちょっとためしてください。目からウロコですよ!」

レシピー:http://www9.nhk.or.jp/gatten/archives/P20110601.html

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芸術鑑賞 012 ポール・ストランド 続き

2011年06月09日 01時35分38秒 | 芸術鑑賞

Paul Strand, "Mr. Bennett", Vermont, 1944.
ポール・ストランドのポートレイト「ミスター・ベネット」、彼の肖像写真は、何故か表情が独特で不思議な感じのする人物像が多い気がする。 1902年、ポール・ストランドが12歳の時に父親からカメラを与えられました。 その2年後にエシカル・カルチャー・スクール(Ethical Culture School)で、ルイス・ハインに写真を学びました。 その課外授業の時にフォト・セセッション画廊「291」で、アルフレッド・スティグリッツ、ガーチュルード・カセビァー、ジュリア・マーガレット・キャメロン、クリアレンス・ホワイト等の作品に接しています。 


Paul Strand, "Susan Thompson", Cape Split, Main. 1945.
このポートレイトは、バックの室内の暗さをうまく利用して人物を浮かび上げています。 メイン州ケープ・スプリットの「スーザン・トンプソン」とあります。 手を拭いてしわになっている白いエプロンと何とも言えない表情とポーズが印象的です、家庭の主婦でしょうか? 


Paul Strand, "The Camargue", France. 1951.
フランスのカマルグ地方の、この風景写真も又何となく寂しいのである。 一人で黙々と働く漁夫にこの風景である。1935年にソビエト連邦に行き,その後40年代後半になって制作した社会主義的フィルムの関係などでアメリカを去ることになりましたが、その影響が彼の写真にも現れているのでしょう。


Paul Strand, "Market Day", Luzzara, Italy, 1953. 
1953年(昭和28年)当時のイタリアのルッザーラ町でのマーケットの風景。 


Paul Strand, "The Family", Luzzara, Italy, 1953. Gelatin Silver Print, (24.2 x 19.4cm).
同じくイタリア、ルッザーラでの「ファミリー」と名付けられたファミリー・ポートレイト。
この写真は、ほぼ10年前のオークションで約$184,000ドルで落札されています。


Paul Strand, "Landscape", Sicily, Italy, 1954.
1954年、イタリア、シシリーの風景写真。


Paul Strand, "Tir a'Mhurain", South Uist, Hebrides, 1954.
ポール・ストランドは、1954年に三ヶ月間をスコットランドの西岸沖のヘブリディーズ諸島にあるサウス・ユーイスト島ですごしています。 タイトルは何と発音して良いか分かりませんが少なくとも意味は解りました。 Tir a'Mhurain (the title is Gaelic for "Land of the bent grass" one of the Gaelic names for Uist). タイトルに関心が行ってしまいましたが、この白黒の風景写真からは空と水の色が感じられるようです。


Paul Strand, "Georges Braque", Varangeville, France. 1957.
ポール・ストランドは、キュービズムの影響を受けたとどこかで読んだことがあるが、キュービストのジョージ・ブラックのポートレイトを見て、なるほどと思った。


Paul Strand, "Waterwheel and Colossi", Gurna, Upper Egypt. 1959.
エジプトのグルナ、「水車と巨像」


Paul Strand, "Oil Refinery", Tema, Ghana. 1963.
ガーナのテマ、「オイル精錬工場」


Paul Strand, "Couple", Rucar, Rumania. 1967.
ローメニアの若いカップル。


Hazel Kingsbury, "Paul Strand", 1952. ヘーゼル・キングスベリー、「ポール・ストランド」。
ポール・ストランドは、フランス、メキシコ、アフリカなど海外での写真集を出版しました。
1976年3月31日に85歳の時、フランスで亡くなりました。
Strand published a series of books including Time in New England (1950), France in Profile (1952), Un Paese (1954), Mexican Portfolio (1967), Outer Hebrides (1968) and Ghana: An African Portrait (1976). Paul Strand died on 31st March, 1976.

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芸術鑑賞 011 ポール・ストランド

2011年06月06日 02時09分03秒 | 芸術鑑賞

Paul Strand, "Wall Street", New York, 1915.
1915年の「ウォール・ストリート」と名付けられたこの写真は、ポール・ストランドの代表的な作品です。 早朝の長く低い影と出勤する人々のシルエットと窓の影が、建物の大きさ、組織の強大さを強調していて重圧な雰囲気の中に一日の始まりのエネルギーを感じます。 


Paul Strand, "City Hall Park", New York. 1915. the son of immigrants from Bohemia (now Czech Republic), was born in New York City on 16th October, 1890.
社会主義的傾向の強かったポール・ストランドの写真で、特にこういった風に人を写した作品からは、独特の雰囲気を感じてしまいます。 彼は、1899年(明治32年)現在のチェコ共和国の
ボヘミアから移民の両親のもと、ニューヨークで生まれています。


Paul Strand, "Abstraction, Porch Shadows", Twin Lakes, Connecticut, 1916.
ポーチの白い丸テーブルの上にフェンスの黒い影、当たり前のようですがよく出来ています。
ポール・ストランドの写真は、時間を超えて伝わる要素があるようです、普遍的美的感覚でしょうか?


Paul Strand, "Still Life, Pear and Bowls", Twin Lakes, Connecticut. 1916.
1916年の「梨とボールの静物」写真、ここでも当たり前の白いカップやボールの曲線面と黒い影で構成されたコンポジションを、自然にごく当たり前のように写している。


Paul Strand, "Akeley Motion Picture Camera", New York. 1922.
チャールス・シーラーと短編フィルムのプロジェクトを1920年代に立ち上げたポール・ストランドが使っていたモーション・フィルムのカメラでしょうか, その内部の丸いカバーに磨かれた金属の光沢、ここでも機械の持つ造形美をうまく引き出しています。


Paul Strand, "Rebecca", New York City, 1922.
これだけ顔をズームアップしたポートレイトは珍しい。 タイトルがなければ性別も分からないくらいアップしているので、状況もどうなっているのか分からない奇妙な写真である。彼のポートレイトは、皮膚の感覚が金属で出来たように硬く、表情も同じ様に硬いものが多いように感じる。


Paul Strand, "Iris", 1928.
何処の裏庭にもありそうなアイリスの葉、その薄い葉の作る優雅な曲線、指を切りそうなシャープなエッジ、しかしストランドの静物の写真に関してはどちらかと言うと静かな感じで目立たない。


Paul Strand, "Toadstool and Grasses", Georgetown, Main. 1928.
これも何処の裏山にでもありそうな草の中のケッポリであるが、キノコの白とバックの黒のバランスが良いし、キノコの丸い形と草の細い線が綺麗だ。 何かを訴えているのか、何かの物語があるのかよく分からないけれど、確かにカエル君の椅子ですね。


Paul Strand, "Alfred Stieglitz", Lake George, 1929.
ポール・ストランドの写したアルフレッド・スティグリッツ、彼の好みの場所、レイク・ジョージでの写真です。 これもかなりのアップで、耳から長い毛が出てきているのが見えます。 木のふしが、丁度大きなヘビの目のように見えます。


Paul Strand, "White Horse", Ranchos de Taos, New Mexico. 1932.
牧場のゲートのそばに一匹だけで立っている白馬、高い空の彼方には雲があり雷雨でも来そうな空。
ニューメキシコのタオス牧場の「ホワイト・ホース」です、これも何となく寂しさを感じる写真です。


Paul Strand, "Boy", Hidalgo, Mexico. 1933.
ポール・ストランドのポートレイトは、何故か厳しい表情の顔が多いような気がする。


Paul Strand, "Women of Santa Anna", Mexico, 1933.
ポール・ストランドの写真に出てくる人物には、何とも表現出来ない寂しさの様なものが漂っている感じを受けるのは、筆者だけでしょうか?


Paul Strand, "Ranchos de Taos Church", New Mexico. 1931.
1931年、ニューメキシコの「ランチョス・デ・タオス・チャーチ」の写真、最初の「ウォール・ストリート」と名付けられた作品と同じで、ポール・ストランドは、建物の重圧な存在感をキャプチャー出来る写真家でもある。

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日記 001 新しいカテゴリー 

2011年06月04日 12時55分30秒 | 日誌

"ESB-1", 2009.

「食文化」のカテゴリーを「日記」に変える事にした。 食文化のカテゴリーもこのブログのタイトルと同じで、岡山滞在中と、ここレイトンビル食文化低開発地域の食料事情改善を狙って作った訳であるが、単に「くいじ」のなせる業であったのかも知れない。 丁度、食育やスパイス戦争の話題にこっていて、文化の基礎は食であると思っていた頃であった。

今日も又、雨である。 天気予報では月曜日まで降り続くらしい、日本では梅雨の長雨は別に珍しいことではないかも知れないが、4月下旬に雨季の終わる北カリフォルニアでは、6月にこれだけの雨の日が続くのはとても珍しい事です。 とにかく季節外れの雨なのに半端な降雨量ではない。

普通だと庭と畑の水やりが日課になる乾季始めの6月にこんな天気なので、水道代が節約できる。 
そこら中で新緑の若葉が、新鮮な多様な緑の色彩で、目に優しい季節を作り出してくれている。
そこら中、草ボウボウでもある、雨が止んだらウィード・イーターの出番だ。 草がよく茂った年は大量の枯れ草によって乾季の終わり頃の山火事の危険が増えるのでやっかいだ。

そう言えば東部で多くの死者を出したトロネードとミシシッピー川氾濫での大洪水と北米だけでも自然災害の規模がとてつもなく大きくなっているように感じる。 中国やオーストラリアの大干ばつや火山の噴火、地震に津波に原発事故と地球上はいつの時代も激動の時代だ、ノンビリとブログを楽しんでいる時なのだろうか? まぁ雨だからしょうがないか、、、


"RS-1", 200x

ついでに「絵画鑑賞」を「芸術鑑賞」に変更しておいた。
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