前にブログを更新してから随分時間が経つ、岡山に何十年ぶりかの長期滞在でこの機会に今までできなかったことを色々とやっているので思った以上に忙しくゆっくりブログの更新ができないでいた。
最後の更新のテーマが直腸癌だったので余り長く何もアップロードしないと、もう死んでしまったのかと思われるかもしれない。 しかし今の医学では癌でも早期発見と早期治療で普通の悪性腫瘍のようなもので癌の種類によっては90%以上の回復率だそうである。
特に大腸癌患者は生活環境や食生活の変化でこれからも増え続けると予想されているそうだ。人によっては随分心配してくださる方もいるが本人はいたって楽観的である。
バイオプシイではステージ2のレベルで抗癌剤の使用は必要ないらしいが、周りの医師達の勧めでユーエフティ配合カプセル100mgとユーゼル錠25mgを約半年間服用することになってしまった。しかし心配した薬による副作用になくいたって健全に日常生活を営んでいる。
それよりもカリフォルニアの山火事が大変なことになっている。時々レイトンビルに電話をして様子を聞いているので我が家の周りはそれほどでもないらしいと分かっているが、オンラインでニュースを見る限りかなり酷いようだ。
特に北カリフォルニアのビュート・カウンティにある町パラダイスの辺りが特にひどいらしい。一週間ほど前から記録的な規模で600km四方が燃えているらしい。
ビュート・カウンティ(Butte County)の山火事は、キャンプ・ファイアーと名付けられて、現在の死者は76名で行方不明者の数もかなりのもので、家屋は10000軒近くが灰になっており正にカリフォルニア史上最悪のワイルドファイアーになってしまった。
パラダイスの町はシエラネヴァダ山脈のふもとにありサンフランシスコ・ベイエリアから高齢になった退職者が多く住んでいいるところである。 そのおかげで今回の山火事で逃げ遅れた80代以上の被害者が多いらしい。現在の時点で行方不明者がまだ1000人以上もいるという。
今年は日本でも以上に暑い夏の日が続いたがカリフォルニアでも雨季が早く終わり例年になく早くから山火事が起こっていた。この夏にユカイヤの近くで起きたコンプレックス・ファイヤーも大きな山火事で広範囲が焼けてしまった。
南カリフォルニアではヴェンチュラ・カウンティのマリブ近郊でもやはりこの時期には珍しく大きな山火事が起こっている。こちらも有名人の家など多くの民家があり深刻な状態である。
今回の山火事の原因は定かではないが毎年落雷から人里離れた広大な山中で引火する自然災害が多いのでカリフォルニアの山火事はある意味避けようがない。山林の管理の仕方がいつも議論されるがなかなか山火事を防ぐための妙案がない。
山火事で発生した煙の被害も半端なものではない。 サンフランシスコ湾地域も南はサンノゼまでかなりの濃度で煙に覆われている。 公害で悪名高い北京よりもひどい現状らしい。
これから寒くなるのに大気汚染のため各家庭での薪ストーブ使用を禁止されているらしい。肺に疾患のある人や子供は表にも出ないほうがよいほどで、ウイリツやユカイヤでは学校が休校になりマスクの着用も必要なようで尋常ではない状態のようだ。
サテライトの映像を見てもオフショア・ウインドの影響で広範囲に煙が漂っている状態が見える。今週の水曜日辺りにストームの予報があるらしいが、それまでは環境の変化は余り期待できそうにない。