旨い処探索同好会

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漫画 Comics

2019年12月07日 17時45分05秒 | 画家のツブヤキ


岡山に帰ってきて最大のエンターテイメントは漫画を手当たり次第にみることだった。
何しろ今年の3月末からのビッグコミックを約6か月分友人が持ってきてくれたので、時差ぼけ解消策として一気読みをした。結果は一週間程、頭がぼーっとしていた。



学生時代から漫画はよく見てた、古い処では作者は忘れたが、赤胴鈴之助やガロにあったカムイ伝やつげ義春から手塚治虫のアトムや横山光輝の鉄人28号、伊賀の影丸などからちばてつやのあしたのジョーやさいとうたかおのゴルゴ13など漫画史に残る傑作がたくさんあったきがする。



少年マガジン、少年サンデーや少年ジャンプのような紙質は悪いけれど分厚い漫画本もよく見ていた。高校の後半になると劇画などもはやり始め漫画アクションなどで確かルパン3世などがあった気がする。



ほかにも大人向けのエロっぽい漫画や少女向けの大きな目に星がいっぱいあって金髪風の女の子が描かれた雑誌もあったように覚えている。



日本では鳥獣戯画の昔から漫画の歴史は長いし、漫画作家のすそ野は広い。よく感じていたのは映画の技術も制作のお金もなかった時代から絵コンテのような形で人々に楽しまれてきたのが日本の漫画で、これがアニメになり読者も世界中に広がった感がある。



昔は本屋で立ち読みもよくやってたし、貸本屋や古本屋がもっと沢山あって子供たちもよく利用していたように思う。最近ではTSUTAYAやBOOK OFFなどしゃれてモダンな形態になっているが本質は余り変わってないような気がしないでもない。



最近ロンドンであったコミック展では野田サトルのゴールデンカムイに出てくるアシリパがのぼりに起用されていた。この作品はロシア戦争直後の北海道が舞台でアイヌの文化などが大変よく調べられていて内容の濃いストーリーで人気があるのも頷ける。



最近の漫画は発想が独創的なものが多く面白い、画のアングルや構図が斬新でとても迫力がある。ストーリーもよく調査、研究がなされていて読み応えがあり飽きないのが嬉しい。



時代劇漫画では、池波正太郎原作の剣客商売を漫画化した大島やすいちの作品を第一巻から三十五巻まで一気読みした。なかなかの労作で画の作風が当時の雰囲気をとてもよく表現していて楽しめた。



他にも真刈信二原作、DOUBLE-S作画のイッサクや岩明均のヒストリエ、たかぎ七彦のアンゴルモアなど挙げたらきりがないほど秀作、力作が多々ある。さすが日本の漫画界である。



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フェイジョア  Pineapple Guava:

2019年12月03日 09時51分02秒 | 日誌


久しぶりに自分のブログを見ると、かれこれ一年近く記事をアップロードしていない。
これと言って記事にする程の事も無かったからだろう。去年の6月1日の手術以来、投薬治療とストーマ取外しの手術で、岡山に今年の3月26日まで約11か月もの長期滞在を余儀なくされた。その後3か月毎の検診が必要だったが諸々の理由で6か月間に延ばしてもらった。今年の10月15日に再入国して12月10日には、カリフォルニアに戻る。



検査の結果は全て順調で体調も良く、日本の秋の味覚を存分満喫している。 そんなおり岡山で”沢田の柿祭り”なるものが毎年11月の中旬の日曜日にあると行きつけの食事処の女将に教えてもらった。百間川の沢田橋下の河川敷で毎年行われる行事で沢田の富有柿は美味しいので有名らしい。柿祭りに行くことを楽しみにしてると、その数日前に友人から電話があり、知り合いの沢田の柿農家に収穫の手伝いに行かないかとお誘いがあった。  



柿の収穫作業は簡単であるが、丁度良く熟して商品価値の高い柿の選別が難しかった。
田舎の山の新鮮な空気を楽しみながら程よい汗をかくのは気持ちが良かった。そこで一番興味深かったことは、フェイジョアなる果物を食べさせてもらったことだった。チョット甘づっぱいトロピカルフルーツのような味で初めての経験であった。



フェイジョア(Feijoa)は、学名がFeijoa sellowianaで英語ではPineapple guavaと言われる。
ネットで検索してみると、ブラジル南部、パラグアイやウルグアイが原産地で3.5~4.5mの高さに育つ常緑樹、葉は対生の肉厚で細長い楕円形をしている。 6~8月にかけて食用にもなる花が咲き秋に実がなる。鶏の卵を少し細長くしたような実は熟すと自然に木から落ちる、その時が食べごろでジューシーである。真ん中で切ってスプーンですくって食べてもよいし、すこし厚めに皮をむいてそのまま食べてもよいし、ジャムにしても良い。
ビタミンCが豊富で、ポリフェノールもあるそうだ。



大変育てやすい植物で生垣に使われたりする、ニュージーランドではキーウィ―の木の風よけとして植えられているそうだ。岡山では沢田の柿の木の側に植えられていたが、順調に育っているように見えた。日本には昭和の時代に輸入されたようだが、熟れた果実自体が余り日持ちしないらしいか傷みがはやいので当時は流通の問題があったのかも知れない。
化粧品として使われている部分もあるらしい。日本の優秀な農家のことだから品種改良などでもっとポピュラーになれば桃やブドウに次いで岡山で名産のフルーツになるかもしれない。


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