旨い処探索同好会

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ジャズ絵 ジャズ絵画 Jazz-e Jazz Pix

2022年07月28日 09時33分06秒 | 画家のツブヤキ


現在の最先端知識では、約137億年前に、この宇宙が出来たと考えられています。
そして我々の住む太陽系の中の一つの惑星である地球が、出来たのがほぼ54億年前。
初期の頃には多分真っ赤なマグマの海で、有機物が存在出来そうな環境では無かったと思われますが、その後長い時間をかけ、やがてそこに生命が生まれ、これまた気の遠くなるような時間をへて単細胞から人類へと進化してきたと考えられています。 そして現在何億と云う人々が地球上で暮らしている全く信じがたい奇跡のような毎日であると感じでいます。



数百万年の採集狩猟の時代から道具や言葉を発明し農業革命後数千年、文明文化を発達させ産業革命を起こし数百年間驚異的進歩で人々の生活は変化してきました。
そして情報革命後数十年自然の進化では考えられないペースで社会は変わっています。 テクノロジーが芸術の域まで達し人々の意識は100年前とは全く違うレベルに成長しています。 



しかしこの宇宙にはまだ解らないことがたくさんあります。 時空のこと意外にも、光子や電子、クゥオークなどの量子論のことなどまだ興味深い話題は沢山あります。 でもそろそろ本題の方に移らなければと思いますが、何故長々と個人の宇宙論を展開したかと言うと、そういった宇宙観を持ったアーティストの描く世界を理解し楽しむ為のスクラップ・ブック展にしたかったからです。



「ジャズ絵」とは、絵画の制作スタイルのことで、ジャズ音楽のようにフリースタイルで絵を描いていく制作方法で、筆者が勝手に付けた名前です。
これからはジャズ絵と自称する作品の制作スタイルを紹介しながら、このアーティストの作りあげる視覚芸術を楽しんでみてください。







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時空心 (その2) SpaceTimeMind

2022年07月27日 17時33分40秒 | 画家のツブヤキ


そもそも時間とは一体何なのだろう? よく言われる時の流れ、つまり過去から現在そして未来と流れる時間の流れがあって、一日24時間で1年が365日と決まっている。
人類が時間の観念を持つのはいつ頃だったのか考えるのは難しいけれど、日が昇りそして沈んで行き夜が来る毎日とその繰り返しで一年を迎える。 



カレンダーのアイデアは多分紀元前4~5世紀頃ではないかと思われています。  一日は地球が一回転自転する間で、一ヶ月は月が地球を一回転する間、そして地球が太陽の周りを一回転するのが一年と考え、時計やカレンダーなどを創ったのが一応時間の観念の基本ではないかなと思う。 



カレンダーが無ければ過去の記録や将来の予定が出来ません、大変不便になります。
そしてカレンダーの記述が、自然の恒星などの動きとマッチしないと具合が悪いことになります。 現実の恒星、惑星、衛星の動きのなかで、地球が自転にかかる時間が正確には24時間4分03秒、太陽のまわりを365.2422日かけて一周します。これは恒星の観測で求めることが出来ます。 1年365日24時間のカレンダーや時間と正確には一致しないので、色々と問題が出てきます、何処かで調整しなければなりません。



現在世界で最も精度の高いマイクロ波時計の一つは、セシウム133原子と正確なマイクロ波を利用した時計で1967年から国際的に定義された一秒を作り出しています。 誤差は一億年に一秒程度だそうで、どうやって算出したのか興味がある。 
この一秒の元となる地球の自転による一日の長さ(Length of Day)は、1820年頃に定義されているので、セシウム原子の遷移の歩度(9192631770周期)の一秒とはずれがあり、そのため何年かに1回閏秒を挿入して時間調整をしている



時間と空間は存在しないと云うと信じないかも知れないが、よく考えてみると、時間自体は存在しなくて、現実の変化があるだけで、その変化を表す方法の一つで、何時起こり、どのくらい続いたかなどを測る目安であって、時間自体がどうこうするものではない、その意味で時間は存在しないと言えるかも知れない。 いずれにせよ時間、空間、自意識などの目に見えないものは、実際それらのものが人々のアイデアであって実在しているものや現象ではないのかも知れない。







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時空心 (その1) SpaceTimeMind

2022年07月26日 03時32分19秒 | 画家のツブヤキ


直感に反する見方や考え方は、体験的に受け入れがたいものであるけれど、意外と物事の本質とはそんなもののように感じられる。 自然界でも人の社会でも物事の本質、人の本音はなかなか表に現れなく、注意を払わないと簡単には見えない。 



そのうえ目に見えないもので重要なものも少なくない、時間、空間、そして人の意識など結構身近にあっても実際目に見えないし直接肌で感じる事も出来ない、しかし周りに当たり前のように存在しているように思われる。



どうして目に見えないかと考えると、見ようとするものが小さすぎて見えなかったり、遠くにありすぎたり、非常に早く動いていたり、周りが暗かったり色々な理由で見えない事がある。 元々そこに何も無いので見えない事もあるでしょう。 



例えば、時計の針が動いているのは見えますが、時間自体は見えません、時間は存在しないと云う意見もあります、当然存在しないものは見えません。 過去、現在、そして未来と動いているように感じられる時間の矢(Arrow of Time)は見えませんが、実際は未来から過去に流れていると言う意見もあります。 



例えば、明日の午後3時に駅に行く予定を立てて、それに対して行動することは未来から流れてきている時間に対応していたり、今見た星の光は実は何億年も前のものだったりとか、過去、現在、未来は同時に現存しているという考え方もあります。 



たった今を考えてみましょう、今と言った時点でもう過去の事になって今ではなくなります。 また同時に見えるものでも距離が違うと言うことは同時期に発せられた光では無い訳で、今現在をピンポイントするのは現実には少々ややこしい事のようです。 



その上、時間は重力や速度の影響を受けて変化します、高い山の上にいる人と海岸に立つ人の時間の速さは厳密に言えば同じではありません、その差は余りに小さくて感じる事は出来ませんが、極端に言えば人の頭と足では時間の流れは、微妙に違います。 ではそもそも時間とは一体何でしょう? 






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情報無量領域(リヴ) Realm of Information Void (RIV)

2022年07月18日 11時14分48秒 | 画家のツブヤキ


アインシュタインのおかげで多くの人々の“目から鱗”の意識改革があったと思います。 それで宇宙の中心が地球から太陽に移り、次は銀河の中心に移ると思いきや、中心は地球に再び戻ってきます。 観測可能な宇宙(Observable Universe)の発想がそうです、地球からどの方向を見ても光速以上のスピードで遠ざかって行く銀河が観測されています。



光の速度は一定ですから自ずと伝達時間と距離に限度が出てきて、地球からあるポイント以上の距離は、拡張する宇宙のため光が地球まで届かず見えなくなります、そこまでが観測可能な宇宙です。 その先は多分似たようなもっと若い頃の宇宙が続いていると考えられますが、現在の時点では確認することは出来ません。我々の住む宇宙は、いったいどこに向かって拡張しているのでしょうか?



拡大している宇宙の先やビッグバンの始まる前の宇宙は、どうなっているのでしょうか?
全く何もない処から何も新しく生まれてこないように、何の理由もないのに突然爆発はしないでしょう。 すると今の宇宙が出来る前は、何かがあってどうなっていたのかを想像しても不思議では有りません。 



しかしその世界は、我々の住む宇宙とは全く違う物質や構造になっている可能性も有ります。 その場合は感知、観測出来ない訳ですから知るよしもありません、つまり何も無いのと同じかも知れません、多分そこには完全な情報無量領域(Realm of Information Void)があるだろうと想像するだけなのです。



宇宙の拡張の現象から逆算してビッグバンが考えられたように、現在のエネルギーと物質で構成された今の宇宙から逆考してみると、情報無量領域(RIV)の中で発生したエネルギーが増え集まって拡張エネルギーのフォース(拡大エネルギー力)となりエネルギー・フィールド(力の場)が形成されたのが始まりのように考えられます。 



この新しく生まれた拡張する力・Eフォース(Expansion Force)とこの力に対するリアクションとして発生した縮小する力・Cフォース(Contraction Force)が出来ます。 この両方のエネルギーが働き合ってエネルギー・フィールド(力の場)を形成し現在の宇宙の一つの単位である銀河形成の種となって、沢山の魚の卵が放出されるように発生し、個々の種が成長し広がって大きくなって行ったのが宇宙の始まりではないかと考えられます。



この二つの力の相互作用によって今の宇宙にあるエネルギーや物質の性質の元が創られました、基本素粒子が持つスピンや電荷の性質がそうです。 二つの力の引き合いで活発化したエネルギーは、マター(Matter物質)に変化して安定しようとしますが同時に生まれたアンタイ・マター(Untimatter反物質)とのアニヒレーション(Annihilation対消滅)でより多くのエネルギーになり、エネルギー・フィールド(Energy Field)の拡張が続きます。



その活発な動きによってエネルギーが安定するために色々な物質に資質を持たせ形態を変えていき、少しずつ新しい星や銀河の原型を作り上げたのでした。 例えば、マイナスの電荷を持ったエレクトロン(電子)や種々のクウォークが形成されてくっついてプロトンやニュートロンが出来て物質の元が出来たのです。 フォトン(光子)やグルーオンなども同時期に発生したと思われます。



こうして発生した銀河の卵はそれぞれ個々の場を拡げていき、同時に多くのガスやダストなどの新星の材料を排出して少しずつ銀河を形成していったのでしょう。







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James Webb Space Telescope (JWST), ジェームス・ウェブ・スペース・テレスコープ

2022年07月16日 14時30分44秒 | 日誌


平成34年、2022年7月12日に、アメリカ航空宇宙局NASAは、正式に初めての$10ビリオンのジェームス・ウェブ・スペース・テレスコープからの画像を発表しました。 去年のクリスマス(2021-12-25)に打ち上げられ、無事に約1ミリオン・マイル離れたラグランジ・ポイントの軌道に乗り、反射鏡や観測機器の調整を終えて予定通り最初の画像を発表しました。



1990年4月24日に地球から547Kmの軌道にスペースシャトル・ディスカバリーによって打ち上げられた、ハブル宇宙望遠鏡(Hubble Space Telescope)が、当時画期的な宇宙の画像によってスペース・イメージの革命的役割を果たして来ましたが、最近のソフトウェアーの問題など長年の活躍の疲れが出てきているようでした。



今回発表された映像からJWSTの素晴らしい性能と機能が改めて示されました。 これからいままでは見えなくて想像すら出来なかった現象や新しい発見が数多く出てくるでしょう、とても楽しみですね。





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時空 SpaceTime 7-8-2022, Friday 9:00pm Nice Day 21C

2022年07月09日 12時59分10秒 | 画家のツブヤキ


ニュートンの宇宙では絶対時間と絶対空間は不変でした、しかしハブルの宇宙拡張の発見や新しい理論により人類の宇宙観は大きく変化しました。 現在最も主流であると思われるビッグバン・モデルによると、約138億年前にシンギュラリティという超高温の無限に凝縮された点から急速に拡大してスペース・タイムが出来たのが宇宙の始まりと考えられています。 しかし無限に凝縮された点とは、どんな点か想像しがたいですね。



宇宙に始まりが有るなら、その前はどうなっていたのだろうか? そして広がっている宇宙はどこに向かって拡大しているのか? とか新しい疑問も出てきます。 その場合よく言われるのは宇宙が全てなのだからその前は何もなかったし拡大する先も何もないと云う宇宙以外は何もないと言う主張です。 しかしこれは少々説得力に欠けるようですが、夜空に見えていたミルキーウェイ銀河が宇宙の全てと考えていた時期から比べるとかなりの進歩なのでしょう。



同じ頃に世界の物理学者は、光について詳しい観測や研究結果から光の基本的性質について波状なのか粒状なのか議論をしていました。 それとは別に1887年に二人のアメリカの物理学者アルバート・マイケルソン(1852~1931)とエドワード・モーリー(1838~1923)の実験から真空中では光の速度は一定であると確認されました。 そしてこの結果から斬新で画期的な今までの常識を覆す発想の理論が出てきます。 



アルバート・アインシュタインは、真空中の光の伝搬速度は常に等速度運動していて、観測者の速度によらず常に一定であるという観測結果を尊重して、光速を定数にし、時間と空間を変数にして宇宙の現象を説明したのでした。 この考え方は初めは簡単には受け入れなかったのですが、今では高速で移動するGPS衛星に掲載されている原子時計はアインシュタインの相対性理論による方程式で時間の調整をして地上の時間と合わせていることはよく知られています。 普通の生活では感じられませんが、ものすごく早いスピードで動くものは時間がゆっくり進み、空間が凝縮される現象が起こるからです。



アインシュタインは、光の二重性についても終止符を打ちました、要するに相反する性質を持つ光子の存在を、波動と粒子の性質は一見矛盾するようにみえますが、両方の性質を持ち合わせることは可能であるが、観察するときには一方しかみえないと考えました。
それに加えてニュートンの万有引力の法則では示されなかった重力の元を時空のひずみが作り出す運動だと考えたのでした。 アインシュタインの相対性理論は、普段の常識を越えて全く新しい考え方で宇宙の説明が出来たのでした。





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アンドロメダ銀河 7-3-2022, Sunday 9:00pm Hare 15C

2022年07月04日 12時57分57秒 | 画家のツブヤキ


ニュートンの示した万有引力の法則が、天体にも当てはまる事が観測で証明され、その後産業の発達と共により高度な観測機器や、新しい考え方の相対性理論や量子論の登場で、人類の宇宙に対する理解度も進歩してきました。 



20世紀初頭、今から約百年前の頃です、1917年にカリフォルニア州のマウント・ウイルソンに完成した天文台に設置された100インチ天体望遠鏡は世界最大で、これを使ってエドウィン・ハブル(1889~1953)は、1923年にアンドロメダ星雲が実は天の川銀河の外にあることを発見します。 筆者が若かりし頃読んだ半世紀前の本にはアンドロメダ・ネビュラと書いてあったが、そのうち少しずつアンドロメダ・ギャラクシーに変わって行ったと思う。



1922年にアレキサンダー・フリーマン(1888~1925、ロシア)は、アインシュタインの相対性理論からフリーマン方程式を導き出して数学的に宇宙が拡張していることを発表していました。 1927年にはジョルジュ・ルメートル(1894~1966、ベルギー)が、地球から銀河の距離が遠いほど比例して離れていく速度も早いことを示していました。 そしてハブルがヘンリエッタ・リービット(1868~1921)のケフェイド変光星の研究成果を活用して、1929年にミルトン・ヒューメイソン(1891~1972)と一緒に、宇宙拡張の事実を証明したのです。



当時天体に見えるもの全ては、天の川銀河にあると思われていたので、まさに画期的な大発見で、宇宙は今まで考えられていたより桁外れに大きく、それに加えて大変なスピードで拡大していることが解ったのです。 これらの発見から今までになかった新しい宇宙の具体的な形や大きさ年齢などの全体像が見えてきました。 まさに天動説から地動説に変わった時以上に大きな進歩でした。



ハブルの法則で観測し計算した拡張のスピードから逆算して宇宙の起源を推定しました。
少々乱暴な推測ですが、宇宙に始まりがあり、それは123億8千万年前と算出しました。
これは一つの目安として宇宙の年齢が明らかになり、宇宙発祥のビッグ・バン理論がポピュラーになりました。




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