旨い処探索同好会

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読書 その一 ヤスオ・クニヨシ

2010年12月30日 14時19分15秒 | 読書 (国吉康雄、回顧展カタログの翻訳)
読書のカテゴリーを作っていてまだ一度も投稿していない。 なぜかと言うと
大した読書家でもないし、読んだ本の数も少ないし、しかし本は好きだし、で、
この場を借りて新しいプロジェクトを始めようと思っていたからである。

もう十年以上になるかも知れない、いつもの様に岡山に帰ると会う人ほとんどに
「クニヨシ・ヤスオ」を知っているかと聞かれた。 聞いた事がないと答えると
怪訝な顔をされたのをよく覚えている。

不思議に思って尋ねてみると、岡山出身で早い頃アメリカに行って画家になった人で
ベネッセ本社にあるギャラリーに作品が、展示されているとの事だった。
当時はベネッセと言われても分からず、昔の福武書店だと知って驚いた。

兎に角、行ってみた。 立派なビルでロビーにはワホールのシルクスクリーンが
飾ってあったのを覚えている。 二階の画廊に行くとかなりの作品があったように
思うが、なんだか暗い印象が強く早々に引き上げて来た。 第一印象は重くて暗そうな
感じで好きなタイプの絵ではなかったが、なにか強いものがあったのを覚えている。

その後、関心は無かったが彼の名前は覚えていた。 今年の春にどう言う訳か
ネット・オークションで国吉康夫の1948年にニューヨークで行われた展覧会の
カタログに出くわした。 そしてなんとなく興味本位で落札してしまった。

全部で50ページちょっとの薄いカタログだがなかなか良くできていると思う。
最初のページには、カラー印刷まであるし、かなり詳しく当時の状況が書かれている。
これを翻訳するのが、今回の読書ジャンルへのプロジェクトである。


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クリスマス・イブ 2010

2010年12月24日 11時03分36秒 | 画家のツブヤキ
今日はクリスマス・イブの日である。 巷ではクリスマスムードでいっぱいであるが、
我が家では余り関係がないと言うか別にキリストの誕生を祝う理由もないし、兎に角、
よく知らないし、分からないので、雰囲気に飲み込まれないように離れて傍観である。
毎年ほぼ同じような事をしてよく飽きないなと思うが、一年ずつみんな年をとっているのであるから同じではない。

ずいぶん前の話だが、割り箸の事は環境破壊の観点でさんざん文句を言われた。 クリスマス・ツリーやギフトの包み紙の無駄は誰も声を上げて文句は言わない。 弱いものに対しては遠慮なくズケズケ文句を言うが、喧嘩の強い相手だと殴られるのは嫌だから当たり障りの無いように言う。 なかなか全て公正で平等に話が出来ないのが現実であり、国際社会でも個人関係でも同じ常識である。 しかし、いくら環境の為とは言っても割り箸やクリスマス・ツリーのない社会はつまらないだろうと思う。

要はお互いに理解を深めて助け合い仲良くするのが一番よく思えるのであるが、みんなが同じ意見を持っているわけではない。 朝鮮半島がきな臭くなって来ているのでつい話がそれてしまった。 何時の時代も激動の時代であって、地球上では厳しい生存競争と自然淘汰の法則から抜け出せないのである。 だからこそ協力し仲良くすることは重要である。
なんて平和な事を考えられるのは、クリスマス・イブに家でノンビリ出来るからだろうと思う。 Peace on Earth
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LP to PC

2010年12月23日 20時36分12秒 | 画家のツブヤキ
日本からレイトンビルに戻ってきて、もう一ヶ月になってしまった。
11月22日、雨の降る午後に24日間の日本での滞在を終え、この山村の仕事場に帰ってきてから今日までお天気の日は数える程しかなかった。 昨日と今日と久しぶりに途切れ途切れで太陽の光が差し込んでいる。 明日からもう次の嵐が控えていてこれは北からの低気圧なので寒くなるだろう。 ホワイト・クリスマスになるかも知れない。

日本に行く前は準備で時間がなかったので、もうゆうに一ヶ月以上はブログに何も書き込んでいない。 こちらに帰って来て時差ボケは何時治ったのか分からない、岡山で安く仕入れてきた中古パソコンのプログラムの更新、インストールに二週間以上昼も夜もかかりきりで、その後はどう言う訳かLPアルバムのデジタル化を始めていた。 長雨の日が続く雨季にはぴったりのプロジェクトだ。

CDがポピュラーになりLPを聴かなくなってしまい、もう20年前後は経つだろう。
なにしろ一曲ずつ取り込まなければならないので手間のかかる作業である。 気に入っているアルバムに絞ってもかなりの時間がかかってしまう。

作業をしているとき、懐かしい音楽を聴きながら当時のメッセージや哲学が今でも立派に通用するのに驚きながら、昔の事を思い出して雨の日を過ごしている。 
気がつくと一ヶ月以上の時間が過ぎていた。


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