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読書 その三 ガーチュード・ウィットニー

2011年01月02日 06時14分47秒 | 読書 (国吉康雄、回顧展カタログの翻訳)
今回からカタログの翻訳に入る予定であったけれど、その前に当時のクニヨシの
住んでいたニューヨークの美術界も大きく動いていたので、その事情を少し。

彫刻家でコレクターであったガーチュード・ウィットニーは、彼女の気に入った
画家の作品をウィットニー・アート・クラブで買ったり展示したりしていました。
このクラブを運営していたのが、ガーチュードの義理の姉妹の秘書をしていた
歯科医の妻、ジュリアナ・フォースでした。

二人がクラブを辞めて集めた作品をメトロポリタン美術館に寄付しようとした
ときに折り合いがあわず、ガーチュードは自らの美術館を作ることにしたのです。 
そして初代館長がジュリアナで、正規の美術の教育を受けていない彼女は、
ここで学芸員としてロイド・グッドリッチを雇うわけです。

ほぼ時を同じくしてアビイ・ロックフェラーが、近代美術館を作りアルフレッド・
バー・ジュニアが初代の館長に就くわけですが、彼のアシスタントがダンスを
マーサ・グラハムと一緒に専攻した、若くて美しいクニヨシの新しい妻、
サラ・クニヨシだったのです。

兎に角、翻訳など初めてのこと。 新しいモノへのチャレンジは好きであるが、
50のパラグラフを一日に一回ずつやると50日、一週間に一回ずつだとほぼ一年、
どんなペースで投稿して、どのような日本語にするか、これからである。
なんとか、ちゃんと仕上げたいと思っている。



(絵はロバート・ヘンライによるガーチュード・ウィットニー,1916年)


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