いい日旅立ち

日常のふとした気づき、温かいエピソードの紹介に努めます。

短歌日誌~その14~

2018-11-17 22:07:54 | 短歌


童謡の詩人をといわれる、
北原白秋。

多くの詩と短歌、童謡を創作した。

ここでは、
恋愛の歌
3首
あげてみる。

‥‥‥

ひとすぢの香の煙のふたいろにうちなびきつつつなげく我が恋

あだごころ君をたのみて身を滅す媚薬の風に吹かれけるかな

哀しくも君に思われこの惜しくきよきいのちを投げやりにする

‥‥‥

短歌日誌~その13~

2018-11-17 21:52:29 | 短歌



短歌日誌その13。
死は、いつも生の裏返しである。

夭折した歌人永井陽子の短歌
3首。

‥‥‥

ここに来てゐることを知る者もなし雨の赤穂いにはとり三羽

死ぬまへに留守番電話にするべしとなにゆゑ思ふ雨の降る夜は

父を見送り母を見送りこの世にはだあれもいない夏至の日

‥‥‥

ひとりでいいから、自分のことを観ていてくれる人が
いれば、
生きて行ける。
あなたにも、
ひとり。

パックスアメリカーナは終わるのか

2018-11-17 20:14:13 | 政治


かつて、
パックスロマーナ
という用語があた。
古代の
ローマ帝国が
君臨したときのことである。

そして、

パックスアメリカーナ。

長い間続いた
アメリカが引っ張る
世界が、
ゆらいでいる。

中国、インドの
発展。
2国で、
世界の多くの人口を
抱え込むとともに
文化的影響を
強めている。

かつて、
インドは、
揶揄の対象であったが、
今は、先進国に
仲間入りし、
アメリカを
圧倒しそうである。

もうすぐ、
①アメリカ合衆国
②中華人民共和国
③インド、

という
世界経済となることは、
間違いない。
問題は、いつそれが
実現するか、
ということ。

時間の問題である。

そして、
2国が、
アメリカ合衆国をしのぐ
経済大国になるかもしれない。

短歌日誌~その12~

2018-11-17 19:53:45 | 短歌


今、
もっとも有名な歌人と言えば、
俵万智と
石川啄木であろう。
(斎藤茂吉は別格)

啄木の歌。
ふるさとを
追われるように
東京に出てきて、

しかし、
それでも、
啄木にとって、
思慕の対象であった、
東北。

今は、
上野から、
新幹線で
2~3時間で行けるが、
当時は、
遠い遠いところであった。

‥‥‥

ふるさとの訛なつかし
停車場の人ごみの中に
そを聴きにゆく

石をもて追わるるごとく
ふるさとを出でしかなしみ
消ゆる時なし

ふるさとの山に向かひて
言ふことなし
ふるさとの山はありがたきかな

‥‥‥




短歌日誌~その11~

2018-11-17 19:41:42 | 短歌


今回は、
木下利玄という
歌人の歌
3首。
木下利玄は、
東大卒。
こどもを
3人授かったが、

3人とも幼くして
亡くした。
その悲しみを。

‥‥‥

街をゆき子どもの傍を通るとき蜜柑の香せり冬がまたくる

金輪際なくなれる子を声かぎりこの世のものの呼びにけるかな

わが妻は吾子の手握り死にてはいや死にてはいやと泣きくるいけり

‥‥‥

対局日誌~その24~

2018-11-17 19:33:29 | 将棋


ボランティアのあと、
有志で
何局か指した。

会長さんと3局、

強豪と2局。

悪い癖で

飛車角を叩き切って、
無理筋、
全敗。

しかし、
いいのだ。
楽しければよい。

「楽しい」
ことこそ、
将棋の原点である。

対局日誌~その20~

2018-11-17 19:23:49 | 将棋


対局日誌。

今日は、
中学校で
ボランティア。
将棋を教える
ということだが、
教わるのは
こちらだ。

今の
中学生の実態の把握も
できるし、
教えるとは何か
学び直すことにもなる。

28名の出席。

ひとり、
女生徒がいた。

ボランティアグループの
会長が、
将棋とは何か、
考え方は
どのように
するのか、
いかに役立つか、
話された。
93歳の
三段である。

そのあと、
実戦。

強い子も、
駒の動き方も知らない子もいる。
女生徒は、
もっとも
熱心に
会長の話を
聴いていた。

指すところを見ると、
これから
グングン
強くなることが
予想できる。

一度、指してみたい。

そのあとのことは、
その21にて。

選挙運動

2018-11-17 08:41:29 | 政治


わが街では、
明日、
選挙がある。

今は、宣伝カーなど、
はやらない。

各候補が
工夫して
選挙運動をしている。

‥‥‥

さて、私が中学2年生の時、
生徒会長選挙があった。

そんなもの、
興味はなかったが、
男の友人や
母親が勧めるから、
立候補しようかと思った。

父に相談しようとしたら、
毎日飲んだくれて帰り、
話もできない。
あとで、
「お父ちゃんには相談せんのじゃのう」
という。
飲んだくれの父の方が悪いが、
苦笑して、だまっていた。

クラスで、
わたしが
立候補した

大騒ぎになった。

女子が、猛反発。
「なんでわたしたちにそうだんしてくれなかったのか。」
「怪しからんから応援せんよ」

まあ、しょうがない。
関心などなく、
立候補申し込み期限の
10分前に
届けたのだ。

しかたなく、選挙運動をした。
と、
2年5組の女子たちは、
プラカードをもって、
学校中を
まわってくれる。
先頭になって
動き回ってくれたのは、
わたしの淡い初恋のひとであった。


支持者の男子や、
陸上部の先輩も
応援してくれた。

結果は‥‥‥

1位当選。
終盤、有力候補に
追い上げられたが、
わずかに
残った。

いいことばかりではなかった

自分の欠点ができてしまった。
教師たちが、
「別格」として
扱う。

もっと、平凡で、
ひとりの生徒として
暮らしたほうがよかった。

そのことは、
次の回に書く。

‥‥‥

明日の選挙は、
どうなるだろう??