オズマの部屋 -バス釣り・政治経済・クルマ等-

「バス釣り日記」が主題。色々な話題を中年オヤジが持論で展開。「真実は孤独なり」を痛感する日々。

2012/09/22 水郷 「それでも40UP」の巻

2012年09月24日 00時40分13秒 | 2012オズマのバス釣りレポート

 前回の完全出家から2週間が過ぎた。実に早い。まさに光陰矢のごとく時間が過ぎ去っていく。2012年ももう年末だ。実際,自分になんとか釣れる期間はあと2ヶ月あるかないか。水温15℃以下の勝負にまったく技術の進歩ない現状でこのまま冬に向かって行くとなると不安である。冬,ホントなんとか1匹釣れるようになりたいです。大昔(20年前)は釣れたのに...。

 そしてまた仕事が繁忙期に突入し始めた。すでに腱鞘炎の症状が出始めているので,レフトハンドタックルはより軽量の「モーラ」で進もう

 すっかり日が昇るのも遅くなった水郷。4時に日が昇ってあせっていた6月とは違い,5時でようやく白み始める。そしてその5時に実績水路に到着。

 しかし,すでに先行者が居た。まあ祝日ですからね。今日はローライトコンディション&涼しいと予報されていたとおり,もう長袖を羽織らないと寒い。そして「バスタオル首巻き季節」からようやく開放されたのである。逆に,数ヶ月もしないうちに「マフラー巻き」になるのは確かなのだが...

 そしてまずは出家逃れにワーム...,じゃなくて,5/16oz・Wウィローのハイピッチャー「トロトロ表層引き」。少し涼しいけど,実際これで釣れ始めたのは7月の頃からだったしね。


10UPがすぐに釣れました。

 いきなり出家回避。しかし,まったくお話にならないサイズ。まあ,このサイズが育っていることがその後の確実なフィールドの成長につながるんだけどね


ほいきた。今度は20UP。

 続けて今度は20UP。

 このまま釣れ続けたらそれはそれで天才ですが,やたらと「ツン」とスピナベをつつくバイトが集中。ギルなのかなんなのか気になってしょうがないので,ライトリグを投入。極小マスバリのDSですよ。


やはり5UPだった。こればかりではアカン。

 匹数としては4本でも,全部揃えても40UPに届かないという情けないサイズ。やはり実績水路はまだまだ高温なのだろうか

 ここで方針を転換。移動して,本流筋を狙ってみることにした。幸い風が出ていてスピナーベイト日和の感じ。先行者にガンガン攻められたと思うけど(ごく普通の水門だしねえ...),ベイトフィネス・スピナベならなんとかなるかも

 さすがに簡単には釣れない。水門回りをいろいろ角度を変えて,水深も変えてみて,たぶん15分ぐらい投げ続けたという感じで「ググーン」と嬉しい引き。「歩きながらフッキング」ですよ。ええ,ライトロッドですからね。スイープで,深くフッキングさせるにはやはり歩くのに限ります


納得の30UP。これでいいんだよ。

 朝7時40分にしてリミット5匹達成 早いぜ今日は。2時間半で5匹。これなら開拓に勤しめるというものだ。

 そして一旦クルマに戻ろうとすると,以前お会いしたアングラーさんと再会。なんでもしばらく釣りに来られなかったそうだが,すでにTOPで釣っているとのこと。

 いろいろ世間話をしていると,その方から「金満園ガイド,お願いします!」と言われてしまった。いやー,正確な住所知らないし...。というわけで地図を取り出し,この辺り(茨城県稲敷市八筋川,R51ミツイGSそば)ですよと伝え,12時に一緒にお昼することになった。

 そしてまた自分は開拓,いや,8月に絶好調だったNZ-2に行ってみた。そもそも今日のような天候ではどういう雰囲気になっているかを確かめに。そうそう,移動途中では秋らしい光景を満喫した。


季節が進んでいた。モミガラ
が焼かれていて香ばしい。


たくさんのシラサギが稲刈り後の田んぼでエサ取り。
秋の光景だ。可愛らしいねえ

 つまりは夏ではない。したがって,NZ-2水路はまったく水が動いていなかった(田んぼに水が要らないからね...)。水も濁ってしまっており,ときおりコイが見えるだけ。バスはおろかライギョもまったく見えない。

 しかし,想定外だったのは残酷なヘラ釣りの姿があったこと(今回は「師」をつけません;後述します)。ヘラ釣りが先行者だったので

  「どうですか 調子はいいですか

と声をかけてみると,無口で愛想のないお爺さんだった。しかし,愛想がわるいのは個性の問題。しかし,次から次から釣れてくるアメナマを岸に放り投げ殺しているのだった

 一応,ヘラも外来種仲間としては水郷では先輩であるし,僕もヘラ釣り自体は好きである。しかし,ホントにこのお爺さんのアタマには慈悲のココロがまったくなく地獄に落とされても文句を言えない,そういう釣り人だった。最悪っす

 正直,これでイライラしてヤル気が失せてしまって,付近をウロウロしていたが,今度は楽しいバサーさんとお会いした。なんでも昔の住所がオズマと近かったらしく,ベイトフィネスタックルを見せてもらったりしていた。おまけに,先週50UPを釣ったという強烈な自慢ビームを浴びることになった...

 金満園に行くとアングラーさんがくたばっていた。いや,クルマで寝ていた。なんでも一睡もしないで釣りに来たそうである。それでもいろいろいろとお話しているとあっというまに13時。ここで解散し,あとは自分の道を探りましょうということになった。

 そして昼寝から目覚めたオズマは懲りずにNZ-2に向かう。ヘラ釣りが移動していればなんとかなるかもという期待とアメナマの無残な姿を予想しながら。そして着くと,ヘラ釣りは居なかった。しかし,アメナマはみんな殺されていた。白い死体となって水面をプカプカ。こうやって自分の腕のわるさを証明してしまう,自称ヘラ「師」には「師」をつけてよぶことができない。だから「ヘラ釣り」と書いてきたのだ。

 それにしてもNZ-2に,この悪影響があるにしても,まったく魚影がない。小魚まで居ない。もはや季節が大幅に進行したのかと思いながら,しつこく1時間粘って,基本の日陰落としを続ける。ラッテリーに信頼を寄せ,ワーム交換をしないでひたすら撃つ。そして,やっと,やっと,ラインが動いた。

 「ヨッシャアアア!」「バシャバシャン!」「ニゴイさん...ですか? いや....これは...もしかして」


カワイイライギョだった。それでも40UP。
40UPは嘘じゃない(これを屁理屈という)。


 この水路,自分の実績(8-9月で3本め)では相当ライギョが居るとみた。もしかしたらモンスター級も居るかもしれない。でも,ベイトフィネス8LBで上がるのはこのサイズが限界。もう何度目なんだろう,竿が限界まで曲がるのって。いやあ,よく上がったよ。フロロマイスター,これで強度証明ができたようなものだ


どうじゃい。オレ,ライギョも好き!

 その後,複数ポイントを廻るも,震災以降の護岸工事で大幅に雰囲気の変わった用水でCB-100にヒットしたのみ。しかもヒットした瞬間にバレてしまいました

 ホント,出家に比べるとなんでも書けるなあ。怒りも喜びもあったけど,やはり釣りが好き・水郷が好き・魚が好き。水郷観光のためにバス釣りを利用しようなんて動きがあったら週末ボランティアでも参加させてもらいたいものだ。

 最後に。今回はゴミが妙に多かったです。それが,サビサビのペンチだったり,デカイワームの袋だったり。僕は回収袋(ポパイの袋のようなもの)を持っているのでできるだけ拾ってしまいますが,ゲリラ豪雨などのせいなのですかね,どれもこれも普段みないようなところで発見されたゴミだったっす