TD-Z現代化プログラムが勝手に進んでいて,まずは課題の一つ「SVスプール」への換装を終了しました。
理屈は極めて簡単で,34mmのSVスプールを入れるだけ。
ただし,純正新品は軽く14000円程度します。いやいや,これはありえないでしょう。
そこで中古を探します。
粘っていると,最初はSS-SVの中古を5500円で発見。しかし,中古店舗だったせいなのか,買ったと同時に売り切れ...。まあ,SVスプールは人気が高いようです。
フリマやオークションを見ていると,うーん,「1012SV」はありますが汎用性の高い「1016SV」が見つかりません。いや,見つかっても8000円とかまだまだ高いです。
SVブースト機構なんて要らないし(正直違いがわからん),ベアリングは予備がいくらでもあるのでなんとか安いものを探さないと。
普段ほとんど見ていないメルカリ(だったのでログインが大変でした)でようやく2016ジリオンのG1SVスプール発見 税込み・送料込みで6800円。新品の半額ですよ。傷もないので即決です。
そして商品が届きました。ベアリングはやはり終わっていたので,手持ちのBFSベアリングです。
ベアリング一体何個持っているんだって問題がありますが,たぶんセクシーダイナマイツベアリング含めて10個”ぐらい”ですかね。
換装すると,SV特有の「走り出しの遅さ」が確認できます。異音もありません。成功です
さて,残る現代化には「ギア交換」「クランクハンドル化」がありますが,ギアについては発注済み。2009STEEZ1000SHのものが流用できるらしいのと,ギア交換すればギア比7.1になります。やはり6.3では現代的には辛いですよね。デジギアだったら「注文不可」なので,まあ気長に入荷を待ちます。
問題は「クランクハンドル化」です。純正流用しようといろいろ調べますが,とにかく部品が高い。それに,実は「ハンドルキャップ」が割れかかっているだけなので使えないわけじゃないのです。
総括していくと,本体が8000円,SVスプールが6800円で,この時点ですでに15000円近いです。この価格があれば,中古のSS-SVなんかが買えますね。まあ,自分は飽きてしまったので買いませんが...。
リールカスタムっていつ頃から流行したのか知りませんが,正直自己満足と自己責任です。少なくとも,自分で解体・OHはできないとオススメはできません。
まあ,どんなに現代化しても,現行STEEZに追いつくはずはありません。そこは,シマノでも10年落ちモデルなんかはまったくダメでした(00メタマグ,11スコーピオンDC,12アルデバランXGは買ってみて挑戦しています)。とにかくお金ばかりかかります。
普通の釣り人には「ひと世代前」ぐらいの中古リールは大いにありですが,カスタムはお金も時間もかかるので,自分みたいに「釣りに行けない」間の暇つぶしだと思ってやるのがよいかと思います。