以下,作業に関しては自己責任,関係各位への問い合わせも一切なしでお願いします。あくまで素人のオズマが行ってみたもので,この後どうなるか保証できません。
さて,9/15にセクシー加納さん工房にお邪魔したとき,ベイトリールの基本的グリスアップ方法を教わった。もちろんそれはセクシーさんが提供するレベルの「プロOH」ではない。素人が素人なりに長く使っていくために必要な最低限のレベルの話である。
07メタマグのようにネジが見えないリールは大変とっつきにくいが,幸いメインリールであるスコーピオンXTはネジが見えているのでどこを外すかはだいたい見当がつく。いや,実はその前にメタマグのグリスアップを実演していただき,ある程度の肝は教わったので,その応用をしてみたのだ。
①とにかく,外した順序に並べていく。
もうこれに尽きる これが守られていれば,よほど複雑なリール以外はできると思います。
オズマはハンドルを外したらそこで一回
記録しました。
ここでのネジの向き,ワッシャーの順序などがかなり重要なので,携帯に撮影しました。実はその昔,4601Cなどを分解していたときもここが肝だった。みんな向きが決まっているんですよね。ドラグワッシャーなんて。なのでとにかく注意するわけです。
すぐに外さずに,「この向きだな」と記録(記憶)しながら外していきます。
そして1個ずつ,慌てずに外していくと同時に作業台にていねいに並べます。同時にペーパータオル(とオズマはボロ布)・綿棒で汚れを拭きとっていく。とにかく順序を守ってゆっくりと。あわてて外すのが一番危険。
まず,メインネジを外したら,カバーをそっと外す。いきなりバネなどが飛び出ないように注意します。
これ以上の分解はしない。ここまででオシマイ。
これ以上は素人には不要とのこと。僕もそう思います。クラッチの順序など間違えたら大変だしね。ここでは古いグリスを拭きとって行くのがいいのだろうけど,オズマは「クレ・ブレークリーン」(あまっていたので...本当はダメかもしれませんが...
)軽く吹きつけて古いグリスを拭きとった。そしてあとは,純正グリスを塗っていく。
ここが重要で「グリスの塗りすぎはアカン」とのこと。シマノ純正グリスはスプレー式なので,最初手間取って,PCに吹きかかってしまった(ビシュっ
と出ちゃいました
)が,ボロ布にいったんグリスを吹きつけて綿棒で拾って塗っていく作戦にしてみたら成功(したように思います)。
あとはとにかく元に戻していくだけ。そうはいっても,ハンドルのローラーベアリングの向きは間違いやすい。なので,いったん仮組みして向きを確かめるといいそうです。実際,何度もやりましたよ。オズマは不器用だし....
。
スコ1000・1001,計3台で時間以上かかったけど満足。
精度はもちろん,出来上がったときの油臭さなど,もちろんプロのセクシーさん行うOHとは比較になるはずがない。オズマの素人ぶりがしっかり現れました。でも,グリスUPするだけでこんなにもスムーズになるのかと,頻度としては少ない1001XTでさえも思いました。
残りの考えは,アルデバランのギア比変更作戦(シマノは単品でパーツ注文ができるとのこと)。要は,アルデバランとスコ1000は同じ外観だから使えるのではないかという目論見。アルデバランは軽くていいのですが,自分にはギア比が低くカッタルイので変えてみようということです。
でも,こうして自分でやっても「ハンドル分解」「ベアリング洗浄」などはやっていません。できないから普通にオイルを挿しただけ。それでもハンドルが軽くなったし,スプール回転もよろしくなりました。メインギアの動きががスムーズになったからなんでしょうかね
そうそう,スコ1000のドラグ・クリック音って,「あんなところ」で鳴っているんだと気づきました。初代赤メタとは異なっていますがその応用なんですね。なるほどハンドル裏側のワッシャーの向き・構造,と思いました
。
そうそう,スコ1000は,おそらく部品点数が多くはない(ダイワのT3なんて見た目だけでできそうにない
)ので手入れしやすいとも思いました。この点でもまだまだ使い込める,価値あるリールだと思いましたね。
最後になりましたがセクシー加納さん,本当に基本講義・実技,ありがとうございました。でも,メタマグはやはりベアリングがどうも...なので,年末にフルOH依頼シマース
。ベアリング交換もそのときはお願いしまーす
。