あまりにもバカバカしいけど,東京新聞から引用。
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東京都立井の頭恩賜公園(三鷹市,武蔵野市)の井の頭池で,水をいったん抜いて池底を天日干しし,「水質浄化と外来魚の駆除をする「かいぼり」の水抜き作業が十八日,始まった。かいぼり実施は都立公園では初。二〇一七年の開園百周年に向け,都と三鷹,武蔵野両市,地元商工業者らの実行委員会が行っている。
井の頭池は弁天池,ボート池,お茶の水池などの総称。弁天池を除く5万4千トンの水を10日ほどかけて神田川などに流す(太字筆者注1)。25,26両日に市民ボランティア延べ240人が池の魚を捕獲し,外来魚は駆除し,在来魚は保護する(太字筆者注2)。3月下旬には天日干しを終え,元の水量に戻す。弁天池は護岸が崩れる可能性があり調査をする。
池は明治時代まで底が見えるほど透明だったが,昭和30年代に湧き水の枯渇などが原因で水質が悪化した。オオクチバス(ブラックバス)など外来魚も大量に繁殖し,モツゴ(クチボソ)やテナガエビといった在来種を食べ,その存在を脅かしている。
かいぼりは,ため池管理のため秋冬に行われる伝統的な手法。池底を1カ月ほど天日干しすることで,水質汚染の原因となる窒素が泥の深い層に移動し,リンも水中に溶け出しにくい状態になるとされる。
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僕が(注)をつけた部分を,いかに不合理かと説明しよう。
- 神田川に流すわけです。水を。そこに外来魚といわれる魚類の稚魚が混じらない保証はどこにもない。したがって,かえって拡散する可能性もある。
- 外来魚というけれど,井の頭公園の池自体「従来の生態系」がどこにあるかわからない有り様。ニシキゴイがうようよいるのが「従来の」生態系なのでしょうか? ともかくこの「生態系」については,学者も高校教科書執筆陣もバカばかり。いや,「バス」ファシストでしょう。バスが問題だと文句をいってお金をもらう,琵琶湖の低俗な漁師と同じ。それを恥としないオツムのわるさ。自分の足で現地調査しない自称科学者。あんた,井の頭公園でバスが釣れるなら,年に10回ぐらい釣り大会開いたらあっという間にバス減るんじゃないの? そのぐらい「釣り」の方がバスには脅威じゃないのかねえ?
- 「護岸が」従来の生態系にあるんでしょうか? 護岸,人間が作っているでしょう?
- 水質悪化を認めているのに,それが根本原因なのに,バスのせいにする。
このニュース,今日もNHKがしたり顔で垂れ流し。
生態系議論ならいつでも勝負する! 霞ヶ浦でのバスの栄枯盛衰を25年以上見てきたから,いやというほどよくわかる。人間が手を入れなくても,結局は元に戻っていく。霞ヶ浦なんてそもそも巨大な溜池。そんなものと公園の池,同じなんですよ,実は。
しかし教科書は変わらずバスを排斥。それはもはや「ファシズム」。80年以上も定着しているものをいまさらなんという。お金になるかならないか,美味いかどうかだけで「評価」する人間のエゴに魚は翻弄される。
八百万の神,日本がオカシイ。多様性の解釈が適当だ。そんなエセ生物学などぶった斬りたい。