すでに報道されているとおり,「事業仕分け」が始まっている。かつてない公開討論。一方的に過ぎるとの批判もあるが,オズマは「公開して行うこと・聖域を設けないこと」の姿勢に共感する。支持する
。
だが,やはり文部科学省も厚生労働省も,この20年間日本が凋落してしまったいくつかの要因のうち,もっともダメな「①教科書検定制度」「②男女雇用機会均等法」についてはまだ核心に触れていないようだ。
①がダメな理由は,第一に憲法で禁止している「検閲」だからである。また,細部に入りすぎ,「数学Ⅱの積分は二次関数まで」などという,学問的根拠の希薄なものも多い。
歴史問題は主に三国人からの内政干渉,科学問題ならあまりにも科学に無知な文教族の存在ゆえのもの,国語なら日本ビジュアル著作権協会(という名の利権団体;単なる利権追求集団)関連作品を収載してしまうようことなど,「危ない部分」をチェックするのは必要かもしれない。
だが,細部にこだわりすぎているのだ。数学なら,高校生卒業までに「微分・積分」の意味(変化率と変化率の積み重ね等)がわかっているか,それが「検証」できるように「高校卒業試験」を行うのもありだと考えている。
②がダメな理由はさらに根深い。
果たして,この法律で幸せになった人は居るのか,と問いたい。いや,すでに周辺では聞き取り調査(という名の飲み会)を行っているが,まったくいない。
オズマの会社では,女性はすべてを男性なみに扱われる。出世もできるが,家族のために尽くすなどということはできない。ワークライフバランス,などというのは妄想甚だしい状況だ。
この法律で一番苦労しているのは,実は救われるはずだった女性達である。アラフォー世代=第1次雇用機会均等世代に訊くと,みな同様に答が返ってくる。「かえって苦しい」と。
さらに,就職活動をする女性にも厳しい法律だ。何もかも男性と同じ.....そんなのありえないじゃないか
。男性・女性という性別は,単なる性別だけでなく,合理的根拠が少なくとも生物学的にある。なぜ男は子供を産めないのか,女性はなぜ筋力が男性より一般に劣るのか,こうした「生物学的根拠」からもこの法律は改正が必要だ。
事業仕分けは,「お金の配分」の見直しが主題である。しかし,もう少ししたら「法律の見直し」も行ってほしいものだ。
最後に,「炭素税」導入に賛成である。ガソリンでいえば暫定税率を廃止して「炭素税」を導入。実にわかりやすい。二重課税ともいわれるが,目的がすっきりしているのでわかりやすい。
ただ,「リッター7キロ」のエコカー(グリーン税制上のもの)と「リッター15キロ」の非エコカー(昭和53年度排出ガス規制車)を,一様に後者が悪者扱いされるのはおかしいと思う。1600DOHC・165PS。そんな強烈なエンジンのクルマが実用燃費で最近の「エコカー」より優れているなら,それはそれで「エコ」ではないか.....。
オズマの1600GTはついに水郷往復でリッター15キロを超えだした。秘策は「アイドリングストップ」と「定速走行」,高めの空気圧,だと思う。