オズマの部屋 -バス釣り・政治経済・クルマ等-

「バス釣り日記」が主題。色々な話題を中年オヤジが持論で展開。「真実は孤独なり」を痛感する日々。

2012/08/30・09/01 永平寺と小浜仏像めぐり 「やはり偶像崇拝こそ我が道」の巻

2012年09月07日 06時02分26秒 | オズマ放浪の旅

 今回の琵琶湖遠征は半分福井遠征です。つまりは,琵琶湖を起点に福井の名刹を廻ろうという考えです。

 8/30は,前述したように朝4時に出発するも永平寺まで7時間。渋滞なしで500キロチョイなんですが,新東名のカッタルイ設計のせいか妙にダルクて何回も休憩しながらでしたので。八郎潟は時期的にも行けませんが,800キロを昔3名で運転していったときはなんで8時間で着いたんだろうなあ。


綺麗なSAはいい。しかしカッタルイ道だった。

 まあそれにしても,有名どころを廻ろうとするとナビなんて不要だと思ってしまいます。看板は出ているし,とにかく地図だけもっていれば自分はなんとかなるなあ,と今回も思いました。そのかわり,レーダー探知機だけはやはり必須かと とくに地方ではどこで取締があるかわかりませんからね。

 永平寺に着いたのは11時でした。


福井は福井でも中心部の福井。小浜より遠いです。


永平寺。禅の修行道場。

 永平寺に行かれた方(とくに女性かな)は,みんながみんな「あそこはいいヨ」と言われるので行ってみたわけですが,個人的に真言密教世界のわかりやすさと仏像好きなもので,やはり禅の教えは納得は行くのだけれどムリ,という感じです。


歴史的にも浅い。たった?700年前か。

 古都奈良と,その表玄関だった小浜には,実に西暦700年台創建のものが多数あるわけですが,それに比べるとまあ永平寺は歴史が浅いというか...。別にわるいというわけじゃなくて,個人的に1000年超えないとどうも感動が薄いというか


永平寺は堂内撮影OK。フラッシュはダメ

 国宝指定されているわけではないのでどうも撮影OKみたいです。ただ,修行僧だけは撮影しないでね,というのが約束。あとはフラッシュを炊くと悪影響があるのでアカンヨ,とお坊さんが説明してくれたのに,フラッシュを炊く人が半数近く。勘弁してやー,という気持ちになってしまいました。

 8/30はさすがに疲れていたのでこの後すぐに宿に戻り(とはいっても福井から2時間半かかります)就寝。8/31はプロガイドで終わり。

 そして9/2。今度は小浜です。仏像を今年は廻るぞーって,朝5時にスタートするも,湖西の砂浜でヘビキャロとかをやってしまって小浜に着いたのは10時くらい。


NHK朝の連ドラ「ちりとてちん」の看板がありました。

 このあと,いろいろ仏像めぐりするわけですが,ガイドブックをもらって愕然。あまりにも多すぎるんです。1箇所に平均1時間かかるとして,とても半日では回りきれませんね。それでも,国宝・重文クラスを重点的に回ります。


重要なのは歴史。歴史と仏像。偶像崇拝最高。

 仏像があるということは,ことごとく真言密教のお寺ばかり。この理由はお寺のガイドの親切なおばちゃんによってわかりました。

 つまりは,小浜は古くは「表」日本として海外から多くの人々が訪れた場所だったということ。奈良・東大寺二月堂に「お水送り」する行事があるように,実は小浜「から」送るわけです。奈良には海がないので物資がない。だから,物資の輸送のために鯖街道がつくられたこともわかりました。

 いままで,自分では「奈良に敵う古都などないだろう」と思っていましたが,奈良の元祖が小浜だといっても過言ではない現実を知って,また来年小浜に宿泊して,なんとしても全部のお寺を廻りたいと思いました

 さて,ひと通り仏像めぐりをすると,やはりクタクタになってきます。おみやげも買ってないので,若狭フィッシャーマンズ・ワーフに行きました。


昨年比半数しか人が居なかった。おおい原発の影響?

 正直びっくりしましたね。昨年同時期にくらべて全然人が少ない。福井の海水浴客はおおい原発再稼働でかなり減ったとのことですが,その影響が観光にもでているのですかね


海に来てもそばを食べる。これがうまかった。400円。

 食事のあとは「蘇洞門(そとも)めぐり」なる遊覧船で,若狭湾をめぐる1時間弱の船旅に。子供の頃は船=ゲ◯ロというイメージがありましたが,オトナになるとその心配もなく,いや,冷房の効いた艦内で思わず寝てしまいましたよ。


こういう風景があるわけです。

 話が前後しますが,小浜仏像めぐりの前に行ったのが「瓜割(うりわり)の滝」。


名水100選に選ばれたそうです。


すばらしい雰囲気。ヤマの神信仰に賛成!

 これがまた本当に涼しくて,水は本当に瓜が割れそうになるぐらい冷たくて,深山幽谷なる雰囲気抜群です。そして,珍しい紅藻類があるというので水中撮影に挑戦


携帯カメラをそのままツッコミました。

 たぶん,この赤いのが紅藻類でしょうね。
 とにかく冷たい水でそのまま飲みたくなりましたが,水飲み場は,営業関係(たぶん食堂関係)の方がどんどこやってきて水汲みを始めているのでとても近づけない感じです。以前栃木でも同じ風景を見ましたが,この水に群がるオトナを見ていると,なんかこう悲しい気持ちになります


鐘つきができるお寺がありました。

 もちろん仏像の写真はありません。しかし,やはり仏像と対面していると,それはやはり芸術品でなく信仰の対象だとあらためて思うのでした。僕は仏像の魂を感じることができると思っています。ええ,マジメに。けして学会でもなんでもないのですが,こればかりはもう。
 しかし潮来周辺にはこういう文化財が多くないですよね。神社は1回行けば十分だしなあ...。

 というわけで,また来年も仏像めぐりの旅は続くのです....


と見せかけて,帰路の彦根港でちゃんと釣る。出家はしない。