土日も盆暮れ正月もゴールデンウィークも無く働いていた運送会社のドライバーがいたんですよ。私の母が経営する店の周辺地域を担当している人です。
母の店は割と不定休なので、平日に休んだり休みの日に開いていたりするのですが、いつその運送会社に集荷を頼んでも、必ず同じドライバーが来ていました。
それが今日、別の人が来たんです。
「え!?休み!?」
思わず聞いてしまいました。
どうやら厚生労働省から労働基準法関連の調査が入っているらしく、残業が出来ない状態であるため、いつものドライバーさんが今日は休んでいるとのことでした。
労働者の健康な心と体を守るためにある労働基準法だけど、休み無く働くドライバーさんには目標があるのかな、なんて勝手に想像していた私たち親子は、「働きたいのに働けないなんてねえ」と残念な気持ちになってしまいました。
ところで私は今日この件にぶつかって初めて、労働基準法を邪魔に思う人もいるのだろうという、ごくごく当たり前のことに気づいたのです。
全ての人に対して良いようにならないのがルールなんだよねえ。