音多歌樂箱 オタカラバコ・音楽療法の待合室

東信濃に生息する看護師×出前音楽療法士ハラサチコの覚書。

声を出す、ということ

2005-09-13 23:51:07 | 音:Music Therapy
音楽療法学会大会は、無事終了したようですね。
今回は、公開討論会が(朝イチで)開催され、ガラス張り、とまでは
行かなかったようですが、どんな議論が巻き起こっているのかを目の当たりに
することが出来た方も多かったのではないでしょうか。
でも、もしも集まった人のほとんどが「観衆」になってしまっていたら、
すごくもったいないことだと思います。参加される方が、何らかの形で
「声」が出せる集まりに、時間をかけて成長させていけるといいのだけれど。
(参加された方、レポ大歓迎です♪)

声という字はもともと「聲」と表記したそうですが、この旧字体には
「耳」の字が入っている。これには、コミュニケーションの基本ともいえる
「はなす・きく」両方の意味が込められているような気がします。
そもそも、『声』には発声という意味のほかにも、
・意見を述べる、意見そのもの
・言葉にして表した気持ち
という意味もあります。目の当たりにしたことや耳にしたことについて
自分の喉を震わせて思いを言葉にすることで、はじめて「声」として
届けたい人やところに届くもの。
思いは秘めているだけではもったいない。
出した声は、何らかの形で伝えたい人に届く、と信じて精進します。

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