音多歌樂箱 オタカラバコ・音楽療法の待合室

東信濃に生息する看護師×出前音楽療法士ハラサチコの覚書。

人間ドックデビュー

2005-10-31 23:13:05 | 箱:Private
・・・って、私ではなく夫が。
本日、めでたく生誕35年目に突入しました。
ちなみに、誕生日から遡ること1ヶ月、すでにドックは経験済み。
お互い健康を過信せず、お前百まで わしゃ九十九まで。
誕生日おめでとう、です。

あ、そういえば今日はハロウィンでしたね。実家・嫁ぎ先とも特にイベントの
習慣はありませんが、最近のちびっこがいるお家では、何か仮装したり
プレゼントしたりしているんでしょうか。
そういえば、近所のホームセンター(カイ○ズ○ーム)では、
もうクリスマスの特設コーナーが出来ていてびっくりしました。電飾チカチカ、
そばを通るとクリスマスソングがヘビーローテーション!・・・って、
ちょっといくらなんでも早いんじゃ・・・

「お好き」な話。

2005-10-29 23:40:57 | 音:Music Therapy
デイケアの定例セッション。
新曲(とはいえ新しいもので昭和40年代)を通常より多く織り混ぜた75分でした。

画像は、本日のあるプログラムのために作った小道具です。
この中の「赤いもの」を掲示(裏にはマグネットを仕込んである)したときに、
ふだん自分からは発言しないあるご婦人が、これまた絶妙な間で
「それはパンツじゃなくて赤フン」とツッコミを入れてくれたのが、
密かにとても嬉しかったです。
時事や下ネタなど大人の話題を用いるとき、株価のように変動する「品」の上下や
バランスに注意しなければならないぶん神経を使いますが、
こういうことを恥ずかしがらずにできるようになってから、利用者さんや
スタッフさん達とのコミュニケーションが広がった気がしますし、
「お好き」な話題にはいつも勉強させてもらっています。

ちなみに、このネタには明確な出典(作者&書籍)があります。
私の場合は現場の雰囲気に合わせて若干の簡素化と小道具使用のアレンジを
加えてありますが、ご存じの方はどれくらいいるんだろうか?


必要か否かと訊かれれば

2005-10-27 22:30:19 | 樂:Luxury
昨日は、母校の戴帽式と創立30周年記念式典が開催されました。
昼の部(戴帽式)は仕事にて失礼してしまいましたが、教務の先生方からは
「学生、しっかり歌えましたよ。それから『照らせや光を』素敵でした」
とのお言葉を、夜の部(祝賀会)で頂きました。よっしゃ。
この『照らせや光を』は、戴帽式で歌い継がれる「式歌」のようなもので
1年生がろうそくの火をもらって整列するときに、2・3年生が厳かに歌う
スタイルが、私の在校時以前から続いています。
うちのクラスには「お父さんは地元新聞のカメラマン」という同級生が
いて、戴帽式ではひとりひとりキャップをつける瞬間を撮影してくれたのですが
これがまた「プロが撮ると私たちってこんなに綺麗」と思ってしまうほど
バッチリなポートレート(素材云々はこの際触れないでおきますが)。
ちなみに、そんな「おかかえプロカメラマン」を擁する私たち、
ちゃっかり卒業式でもお世話になりました。お父ちゃん、あの時はありがとう。

ただキャップをもらうだけでなく、入学して半年を振り返り、これから更に
ナースになるための決意を固める日でもあったこの戴帽式も、医療技術短大や
看護大学ではやらないそうで、やっていたけれど廃止した、という学校も
出てきているようです。
先日、ある大学卒の保健師さんと話をしていた時のこと。
今週戴帽式なんだ、という私に対して、
「そんなことやってる学校がまだあるんですね。何だか宗教めいてて
賛成はしないですけど・・・」と。彼女は「なくてもいい」派でした。
確かにキャップは象徴になりつつあるけど、実際にこのセレモニーを共に
迎えたことでクラスの絆も深まったし、後戻りはしないぞ、という決意を
貫けたと思っています。セレモニーそのものに対する考え方としては
人それぞれ相違があって当然だと思いますが・・・
職業として学びに来たのか、学問しに入学したのかの違いでしょうか?

さて、その夜の部(祝賀会)では、15年ぶりの先生や先輩、ちょっとした
すれ違い(原因は私)が引っかかっていた同級生との再会あり(これが
昨日の記事「わだかまり」に書いた雪融けその2)、とても有意義な
時間となりました。式典直前まで講師だったためか、すごい席(上座)に
通されてしまって、当初ビビリまくりでしたが、隣席の方(やはり院外講師)が
実は先輩で、知人や同級生の同僚であることが分かってからは
「この席は私たちが居る所じゃないよね」などと言いながら
近況や共通の知人の話題などに花を咲かせました。

この学び舎よ、栄えあれ。

わだかまり

2005-10-26 23:56:16 | 樂:Luxury
実際の季節はますます冬に向かいますが、
私の中で雪融けの気配を感じる出来事が昨日・今日と続けてありました。
まず昨日。
昨年の今頃は極めて緊張状態にあった元職場からの電話で、
私宛てに速達が届いているけどどうしましょう、という連絡でした。
その職場には二度と行くことはない(というか行けない)去り方をしつつも
現場でお世話になっておきながらきちんと挨拶も出来ずに別れてしまった
利用者さん達や同僚のことが、この1年ずっと気になっていました。
結局速達は受け取りに行くことにしたのですが、サッと行って帰ってくるつもりで
出かけました。そんな気兼ねしまくる私を玄関前で見つけた同僚が、
「みんな会いたいと思うから、一回りしていきましょう。私も一緒に行きますから」
と声をかけてくれたのです。さらに、電話をくれた事務の職員さんも
「そんな前のことなんて気にしないで、どんどん遊びにくればいいんだよ。」と
言ってくれたので、思いきって踏み出してみることに。
私の身勝手でもう二度と会えないと思っていたたくさんの顔と、
しばし懐かしく贅沢な時間を過ごすことが出来ました。
また来て音楽してね、と言われるたびにちょっと胸が痛みましたが、
ひょっとしたら本当にそんな日が来るかも知れない、と思う自分もいました。
1年間背負っていた氷が解けて、少し軽くなった気がした小春日和。

もうひとつ、きょうの出来事はまた明日に(こらこら)。


はるか昔の、選挙の話。

2005-10-25 23:49:55 | 多:Workshop
小学校6年生の4月、児童会長選挙に推薦で立候補しました。
自分から「やりたい!」という人はいなかったので、候補者は話し合いで
決めたのですが、その時は皆から出るように勧められて、多数決では
一番多い票を得ての出馬でした。やがて開票日、選挙管理委員長(当番)が
読み上げた開票結果は、「得票数5票」。その直後クラス内は大爆笑、
私は教室から飛び出したいのを堪えて、子どもながらにその現実を
何とか受け止めようと必死で耐えていました。有権者数120名前後ですから
落選は当然なのですが、ちょっと悪ふざけが過ぎた同級生からは、その後
しばらく「5票」と呼ばれ続け、選挙にはどんなものでも何があっても
金輪際立候補などするものか、と心に誓ったのでした。
あの選挙の辛かったことは、その得票数でも「候補者はその期の役員を
やらなければならない」―つまり、会長選挙には落ちたけど、残りの候補者で
副会長と書記のいずれかはやらなければならないということ。というわけで、
私は「5票」を半年間背追って書記として児童会に籍を置いたのでした。

あれから20有余年、今年の衆議院選挙では思いがけず悔しい思いをした人に
選挙運動らしきものを経ないで当選した人にいろいろでしたが、
当選の万歳よりも、落選の落胆にシンパシーを感じてしまうということは、
やっぱり「選挙」にはトラウマがあるんだな、とあらためて思うわけです。

ちなみに、1996年の衆議院選挙で、井出正一氏(当時、新党さきがけ代表・
地元では有名な政治家一族)が、顔をくしゃくしゃにしてなりふり構わず
号泣していた姿が、今までの国政選挙の中で一番印象に残っています。
あの姿を思い浮かべるたびに、お元気にやっているのだろうか、と
思いを馳せずにはいられません。会ったこともないのに。

そんなわけで、選挙に関しては「残念」体験しかないことを踏まえて・・・
今日、思いがけない方面から思いがけないお知らせをいただきました。
「私ごときで良いのか?」という戸惑いと、ありがたいなぁ、という
気持ちが、今7:3くらい。でも近日中に結論を出さなければならない。
まだ詳細は書けませんが、詳しくは来週に(まいど抽象的ですみません)。
その頃には腹も決まってることでしょうから。

初心が冷めないうちに

2005-10-24 17:00:56 | 音:Music Therapy
今年の看護学校の講義が先ほど無事終了しました。
第一回目の講義の日、3年生の成長に熱く込みあげるものがありましたが、
今日もとても頼もしかったです。
明後日はいよいよ本番。先輩は晴れの姿を見られませんが、
佳き日となりますように。
そういえば、国試の願書を書くと3年生が言ってたけれど、
こんなに早く出したっけ?

日本泥公団

2005-10-24 12:44:58 | 箱:Private
先日、世をしのぶ仮の職場で受けた健康診断で、左眼の視力がかなり
低下(0.5だって)していることを知りました。右は1.5なのですが。
ものを見るには、右目視力が頑張って像を結んでくれるので、今のところ
支障はない(と思っていた)のですが、数字を聞くと、けっこうショック・・・

というわけで、近くのものと遠くのものを交互に見る習慣をつけようと
思って、信号待ち中に前のトラックを見たら、荷台の向こうに赤い文字で
何やら書かれていました。距離にして5mくらい。
で、見えたのが「日本泥公団作業車」という文字。泥公団とは!
なんてシャレの利いたネーミングでしょう。つい先日、本家本元は民営化
したけれど、晩年は泥より不透明だっただろうし・・・ところで、泥公団さんは
いったい何屋さんだったんだろう?土木関係だとは思いますが・・・

午後は、戴帽式前の歌の練習(2回目)で、ちょいと母校まで。

保護されない個人情報

2005-10-22 23:47:27 | 申:Objection!
NTTドコモ、携帯用メルアド7万1000件流出? (読売新聞) - goo ニュース

我が家は夫婦で別の会社の携帯電話。
ゆえに、どちらの会社でも「家族割引」というものが使えません。
ただ単に2人とも「アドレスを変えるのが面倒」だったりするのですが、
昨今の迷惑メール受信に始まり、そこから風穴を開けられて漏れる個人情報の
ことを考えると、定期的にオールチェンジするくらいの方がいいのかな、とも
最近思います。
今日ひっそり掲載されていたこの「ドコモのメールアドレス7万件 ネット上で
閲覧可能な状態になっていた」というニュース、別の会社ユーザーながら
衝撃でした。ドコモユーザーの総数がこの何倍なのか私は分かりませんが、
7万件という大規模な個人情報暴露、ものすごく深刻な事態なのでは?

ちなみに、我が家のドコモユーザーは、まったくそんな事態を知りませんでした。
そういえば、自宅PCにたくさん届く迷惑メールの中に、ドコモのアドレスの
ものもあったなぁ。あれはこういう風に悪用されているということなんだ。
個人情報は自分で守らねば・・・と思っても、これでは守りようがないでしょう、
ドコモさん。ちゃんとユーザー全員に知らせなきゃダメですよ。

発芽しました

2005-10-19 22:43:59 | 箱:Private
サツマイモ(長女)発芽。
この他にも数箇所、「…これは…芽?」というような隆起が、
次女・三女(もう2株)にも出現。
天に向かって真っ直ぐに伸びるのを、母ちゃん(私)は楽しみにしてますよ。

本日の迷惑

2005-10-18 23:21:10 | 申:Objection!
以前、大量に届く迷惑メールについて書いたことがありますが、
ここ数日のメール受信の傾向が少し変わってきました。
「info」で始まり、@から先が微妙に違うものが多数送られてくることが
多かったのですが、昨日・今日にかけては同一アドレスで件名が違うものや
まったく同じメールが大量に届きます。どちらにしても迷惑なことに変わりはない!
中身を見ずに「特製フォルダ」に直行させていますので、うちに送っても
まったくもってムダなのに。同一メールを大量に、ということは、
いよいよヤケクソになったのかしら。全国的な傾向なのかは謎ですが。
卑劣とか悪質とか、もうそういう表現を通り越して、こういうものに関わる人が
かわいそうに思います。
ちなみに、そんな我が家の「特製フォルダ」内の「infoさんたち」、
10月3日のストック開始から本日23:00現在で730通、1日平均、約50通。
1000通に到達したら・・・何か考えよう。

仕事かばん

2005-10-17 23:58:50 | 箱:Private
某アジア雑貨店にて購入。
以前からベトナムの少数民族・ターイ族の布地は好きで、配色(和服の
「かさね」のような感じ)の絶妙さと布地独特の風合いを生かしたつくりの
バッグは数点すでに持っています。
音楽療法の現場へは、ヨリコ(アコーディオン)はじめ楽器や小道具を
たくさん持ち込むのですが、それぞれの荷物を両手で持てるだけ持って、なおかつ
肩から掛けて首から下げていたりするので、その姿はさながら「家出娘」
(娘は便宜上)か富山の薬屋さん。ヨリコのケースは黒色なので、実際に
ある施設にて置き薬の行商と間違えられたことがあります。
・・・とまあ、出前するにも持ち込む荷物が多いので、自分の手荷物をコンパクトに
収納して、なおかつ携帯していられる、ちょうどこんな形のボディバッグを
探していたところでした。
秋色をふんだんに使っているのに、渋すぎない。体にもフィットして
使い心地は抜群です。

悲喜こもごも

2005-10-16 23:56:52 | 樂:Luxury
行って来ました、O賀ホール。
私たちの出番は、位置的には「オープニングアクト」。
超高値のピアノをここぞとばかりに弾きまくったことや、来ないかも知れないと
思っていた仲間が参加してくれたこと、みんなで無事ステージに立てたことなど
嬉しかったこともありました。が、
会場の鳴りとしては「生音には厳しい」というのが正直なところ。
あらかじめ、「ホールの鳴り」に過大な期待をしていたから、というのも
あるかも知れませんが、思いがけず消化不良な体験をしてしまいました。
(これについては、日をあらためて。)
そうそう、会場内は「まったくもってバリアフリーではない」構造でしたが、
作るとき、誰も何も言わなかったんだろうか?・・・ううむ、とにかく
私の中で「O賀ホール名誉挽回の機会」を作らねばならないな・・・何言ってんだか。
ぽけっとのみんな、お疲れ様でした。つたないADでごめんね。
立派にオープニングアクトの役目を果たしていたので、そこは高く自己評価。

そして、夜の合唱コンサート。
「無我夢中でステージに立っていた頃」を懐かしく思い出しながらソデで一緒に
歌っておりました(1曲を除く全て)。日中の消化不良が、ようやく下りた感じ。
キャストのワクワクが表情からもにじみ出ていて、ホロッと来てしまいました。

その合唱団の活動から離れて数年になります。歌うことや人前でピアノを弾くこと
以外にも学ぶことはたくさんあって、とくに演奏会の企画・運営などは
「裏方として動くスキル」を身に付ける勉強の場でした。
打ち上げの席で、誰かが「そういう(いろいろに気を配って苦労する)ことは
普段の仕事や社会の中で必ず役に立つんだよ」と言っていましたが、
それには共感できるところがあります。今、非常に役に立っているので。
団員の皆さん、お疲れ様でした。ごく普通に迎え入れてくれてありがとうね。
またちょくちょくよろしくお願いします。

というわけで怒涛の週末が終わりますが、心地よい疲労に包まれています。
忙しいついでに、先日新たに「自分へのごほうび」として、
ベーゼンドルファー(ピアノ)で弾き語り、というのを新たに追加しました。
いまひとつこのピアノのすごさが分かっていない私、まあピアノに失礼のない
プレイが出来るよう、また練習しないと。


お弁当屋のおじちゃん

2005-10-14 21:10:58 | 箱:Private
仕事で遅くなることが多いので、遅い時間まで営業しているところが
増えたのはありがたいことです。うちの近所には24時間営業のスーパーが
数箇所あるのですが、中でも夫婦そろってお気に入りのお店がありました。
そこは、お弁当や惣菜類が美味しくて安いうえ、夕方になるとさらに
値引き値引きで、まだ温かいのに半額になったり、休憩スペースでイートイン
する人にはお味噌汁をサービスしてくれたりする、人の好いご主人が切り盛り
しているテナントです。おじちゃん、儲ける気ないでしょう?と思うくらい
サービスしてくれるので、午後7時すぎにはよくお邪魔していました。

ところが今年の夏真っ盛りの頃、「都合によりしばらく休ませて頂きます」の
札がかかったままになりました。そのお店はスーパーの入り口にあり、
買い物に行くたびに、いつ再開するのか気になっていました。
どうしたのかな、おじちゃん具合でも悪くなったかな・・・と思っていたら、
今月になって「来週からお弁当始めます。今後ともよろしくお願いします」
という張り紙を見つけました。
良かった、またお弁当買いに来よう、と思ってよく見ると、
ちょうど通路から死角になるところに、おじちゃんがニッコリと接客している
写真がかかっていたのです。何か胸騒ぎを感じたものの、その日は結局
「きっと留守番代わりに飾ってあったんだ」という夫の説を採用。しかし、
その胸騒ぎが当たってしまったことを、今日知りました。
そう、飾ってあった写真は「在りし日のおじちゃん」だったのです。

今日、久々にそのお弁当屋さんに行ってみたら、店先で「ぜんぶ半額よ。」と
立ち寄る人に元気よく声をかけているおばちゃんの姿がありました。
写真は、どこかの誰かが「すごくよく撮れたから」と下さったのだそうで、
お店のレジの上、通る人がよく見えるところに飾られていました。
おばちゃんと喋るのは今日が初めてでしたが、「生前、いっぱいお世話に
なりました。おばちゃんもどうかお気を落とさずに」と声をかけながら
涙が出て止まらなくなってしまいました。
そんな私におばちゃんの言葉。「みんなお店が開くのを待っててくれたから
気を落としてるヒマはないのよ。おじちゃん逝っちゃったけど、店先には
いつでもいるから、また来てね」はい、もちろん伺いますとも。
おじちゃん、美味しいお弁当とホッとするひとときをありがとう。合掌。