LIVE!清水ミチコのお楽しみ会“リップサービス”Sony Music Directこのアイテムの詳細を見る |
先週末、待ち焦がれていた清水ミチコさん&スタレビ兄さん方の
ライブDVDがア○ゾンから届きました。
で、まずは発売延期を重ねていた、みっちゃんから観賞。
映像として流通するにあたり、泣く泣くカットしたところも
何箇所かありましたが(ライブを見ているので分かった)
それでもそれでも、みっちゃんというフィルターを通して
表現される人間像は、いずれも秀逸です。
マネというより「押しかけ憑依」という感じでしょうかね。
名曲「千の○になって」のテノール歌手の歌をテレビで初めて
聞いたとき、みっちゃんは「この声、歌い方、大好物!」と
心の中で喝采したそうですが、そのファーストインプレッションを
裏切らない作品(もちろん、あの人の声のあの歌)も入っています。
声の特徴を瞬時にほぼ完璧は形でとらえるんでしょうね。
しかもそれをイメージどおり再現しちゃうんだからスゴイなぁ。
そんなみっちゃんを目指し、早何年経ったかな(^_^;)
スタレビのツアーDVDは、すっかり恒例となった副音声を
じっくり楽しむための時間を確保して、ゆっくり見る予定。
みっちゃんとスタレビ、いずれも「自分が演奏する曲や
アーティストへの尊敬の念は人一倍強い」という共通点が
あるように思います。
みっちゃんは、「大好物」の観察を重ねてさらに濃い目の味付けし、
スタレビは原曲のディテールを当人よりも完璧に究めるから
それぞれの上質な表現を味わうことができるんだ、と思います。
ちなみに、スタレビのカバーレパートリーの中でも、
Nick Decaroの「Tea for two」が一番好きです。
お手元に音源がある方は、原曲とスタレビ版を聴き比べて
見てください。完コピーとはこういうことか、と
納得すること請け合いです。
音楽療法の場面でも、アレンジされた伴奏よりも、原曲の
フレーズや「尺」通りの方がクライエントの心に響く、という
ことがよくあります。前奏や間奏の音の動きなんかも大事。
余談ですが、最近80年~90年代の楽曲を予想外なアレンジで
カバーする傾向に、疑問を感じます。
どの何、とはあえて申しませんが、「あーあ、原曲台無し」と
感じてしまうものの方が多いような・・・
本当に「その歌」「その歌い手」を尊敬しているなら、
そんないじり方しないだろう、と思うのは素人なのかなぁ。