音多歌樂箱 オタカラバコ・音楽療法の待合室

東信濃に生息する看護師×出前音楽療法士ハラサチコの覚書。

「10年以上」悲喜こもごも。

2011-10-12 00:00:47 | 音:Music Therapy
悲喜こもごもの「悲」。
10年以上のお付き合いだったある現場の利用者さんが
遠方に転居のため通所利用を終了することになりました。
私の駆け出しの頃を知る、数少ない利用者さんです。
全身からにじみ出る温かい人柄で、他の利用者さんはもとより
スタッフもみな慕う、まさに「おかあさん」でした。

涙は見せまい、と思ったのですが、ダメだったな。
あなたのようなステキな年の重ね方を目指します。
お互い元気でいれば、必ずまた会えますねよね。
だから、どうか、どうかお元気で。

同じ時間に起きた「喜」。
かつての同期が今月からその職場で勤務していて、
セッションのサブについてくれました。
退職したのが平成11年なので、一緒の空間で仕事するのは
じつに11年ぶり。そして、私の現在の仕事を見てもらうのは
初めてだったので、嬉しくもちょっと照れくさくもあり。
でも、対人援助センス抜群な彼女は、ずいぶん前から
ここにいたかのように、すっかり馴染んでいました。さすがだ。

こうして出逢いと別れを螺旋のように繰り返すんですね。
御婦人にも、齢90にしてきっと新たな出逢いがあるはず。
そんな私の本日のBGMは、中島みゆきの「糸」。
「仕合わせ」も「幸せ」も受け入れて生きてゆこう。

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