音多歌樂箱 オタカラバコ・音楽療法の待合室

東信濃に生息する看護師×出前音楽療法士ハラサチコの覚書。

ジャック登場ならず

2005-08-31 23:21:45 | 箱:Private
ぐんぐんと成長を続けていたマメ科植物でしたが、一昨日の朝
急に成長が止まったかと思ったら、大きく広げた葉はしおれて外側に倒れ、
弱ってしまいました。思い当たる原因が見当たらず、しいて言えば
植え替えをしたときに土に隙間でも出来たのかも・・・と思い、根っこ付近を
調べてみたり、水のやり方を変えてみたりもしましたが、手当てむなしく
しおれた葉は回復することはありませんでした。
まあ、そういう商品(夏休みの観察・研究コーナーにて購入)だったのかも
しれませんが、ちゃんと育ててあげられなくてごめんよごめんよ・・・

仕事場の畑(デイの利用者さんとスタッフで作っている家庭菜園)では、
正体不明のケモノが「明日食べ頃なトマト」ばかりを狙って食べているとか。
そんな話を聞きながら、作物や植物を育てる難しさを痛感した一日。

さとがえる講義

2005-08-30 23:39:12 | 多:Workshop
私をナースに育ててくれた母校から、音楽の授業の講師依頼をいただきました。

上田市内にある母体の病院には、今でも先輩や同級生が勤めていたり
(私自身、社会人新人時代を過ごした古巣でもあるし)、仕事でも何度か
出入りする機会があり、比較的学校や病院に立ち寄る機会も多いほうでした。
同級生(もうベテラン)が実習主任や講義などで活躍している様子を見聞きしては
すごいなぁ・・・と思っていました。
そんなある日、お世話になった当時の担任教官(現在は退職してしまいましたが)
から「学校で在校生に校歌を教えてくれない?」という連絡をいただいたのが
3年前。で、以来年間4コマの講義枠で在校生との交流をさせていただいています。
卒業するときには予想もしていなかった形で、年に1度じっくりと校歌と
母校に向き合う時期が、またやってきます。
今年は、母校の創立30周年という大きなメモリアルも兼ねている大切な年。
・・・ん?30周年ということは、1年生は30回生。私は15年前の人・・・ぅおお。

何を投影している?

2005-08-29 20:46:05 | 音:Music Therapy
頭が疲れているときによくある現象。
ふだん歌うことも聴くこともない歌が頭の中でヘビーローテーションしてしまい、
それを鼻唄で歌っていることに自分で気がついて戸惑う。ヘンですね。
今日、なぜか川口浩が一日中頭の中を探険して困りました。正確には「その歌」ですが。
そりゃ嘉門達夫は昔から好きですが、ラジオで聴いたわけでも何でもないのに何故?
だれか分析してください。

プロフェッショナリズム

2005-08-28 21:27:14 | 樂:Luxury
昨日(27日)、「相田みつを展」を観てきました。
これまでに何度か、書籍やテレビで氏の作品を見かけたことがありますが、
墨の匂いがしそうなほど近い距離で見るのは初めてでした。
作品について大きな感銘を受けたのはもちろんですが、今にも動き出しそうな
のびのびとした書が続いた展示のちょうど中間あたりに、それまでとは
趣が異なる作品が。A3サイズくらいの額に入った般若心経でした。
一文字一文字活字のように、行も列もきっちり揃ったその写経は、
一言でいえば静寂そのもの。作品には必ず解説が添えられていたのですが、
その写経については、ご子息よりこのようなひと言が寄せられていました。
(以下概略)

この(写経)作品を見た人に、何度か「こういう字も書けるんですね」と
感心されたこともありました。父のことを素人の書家であると思っている人も
多かったようです。写経の時も、下書きも見当もせずに一気に書いていましたが
定規で線を引いたかのようにまっすぐで、測ったように大きさも揃っているんです。
それに対し、父は「プロなんだから当たり前」とだけ答えました。

プロだから当たり前…これを臆することなく言えて、その言葉を裏打ちする
技術を持てる人、表現できる人でありたい、と思いました。
…って、口で言うほど簡単じゃないよな…できるようになるさ、にんげんだもの。

その日はさらに、数十年間(もちろん現在に至るまで)プロフェッショナルを
貫いている人生の大先輩からもたくさん学びを得た、贅沢な一日でした。

ハバネロ様⑧

2005-08-28 20:55:25 | 多:Workshop
先週末のハバネロ様、よく見ると中央部に小さな蕾が。
ちょっとしおれ気味だったのが心配ですが、ということは
花が咲くってことかな。

背丈がどれくらいなのか気になる方、「ブックマーク」から
住まいとリハビリのホームページの掲示板へどうぞ。

肉体労働・・・

2005-08-26 23:57:40 | 多:Workshop
仕事場から直行したプールで聞こえてきた会話。

監視員の青年(高校生)に、その知り合いとおぼしき女性がプールの
中から声をかけました。世間話から青年の進路の話に移っていったのですが
以後のやりとりは次のとおり。

女性:卒業したらどうするの?
青年:俺ですか?やりたいことやりますよ。っていうか接客業に就きたいんだよね。
女性:接客ねえ…介護とかどう?
青年:介護?キツいっしょ。どう考えても100%肉体労働じゃん。マジ無理。
   そんなんじゃなくて、洋服売ったりするほうがオシャレでしょう。

もちろん青年の行く末に口を出すつもりもなく、私は知り合いでも何でもない
ただの「隣のレーンで歩く人」。でも、「オシャレな仕事に就きたい」青年が
「100%肉体労働」な介護しか知らないとしたら、すごくもったいない思い違いを
しているな…と思ったのです。それに、青年の思い描いたファッション業界だって
ある意味肉体労働だろうし、接客上のコミュニケーションにセンスや技術がなければ
その店にはお客が寄らないというのが現実。でも、そんなシビアな面よりも、
「自分がやりたいこと」が今のところ勝っている、ということなのかも。
もし、そのやりたい仕事に就いたとしたら、「なんか違った」とかいう理由で
あっさり辞めちゃわないでね、お兄ちゃん。

以前も「音楽療法士になりたいんです!」という若者の「イメージ先行傾向」に
ひっそりと警鐘を鳴らしてみましたが、なにもうちの業界に限ったことでは
ないのかも知れません。

以上、プールを数往復している間の、おばちゃんの長ーい独り言でした。

マンボウ注意

2005-08-25 17:10:23 | 箱:Private
セッションの相棒「ヨリコ」は4歳半の幼児とほぼ同じ重さ(約14kg)ですが、
最近の演奏やセッションの後、腕や肩に違和感が残ることがあります。
ヨリコを演奏しているから腕や肩が鍛えられて筋力が保たれているかというと
どうもそうではないらしく、背筋や僧帽筋のコリや張りを随所(リフレクソロジーや
マッサージのサロン等)で指摘されて「ちょっと運動したほうがいいですよね。
水泳とか」とやんわり言われてもいました。
そうでなくても三十路に突入して以来運動不足に拍車がかかり、かなりヤバイ
外観になっている事実からこれ以上目を背けられない…というわけで、今月から
近所の公営プールに通いはじめました。今のところ週2回ペース。
平日夜にしか行っていませんが、社会人人口が高く、比較的空いているので
快適です。週2回でも、けっこう見えるところや意外なところに効果が!!!
寝つきも良くなるし、水中で大きな動き(腕を振る、腰を沈める等)を
してきているのに痛みや疲れが残りにくいから、翌日に響かない。
あなどるなかれ、水中ウォーキング。

水中を歩くのは意外と難しいもので、歩いていても足の裏がちゃんと底面に
べたっと付きません。すれ違う人はスーイスイ進むのに、現段階の私は
まさにプールに放たれたマンボウ。前を進む方、気をつけてください。
トビウオやイルカになれる日が来るのだろうか…

虹色の木

2005-08-23 22:38:18 | 音:Music Therapy
子ども達3人(今日はひとりお休みでしたが)のセッション。
そのうちの一人(女性・以後「画伯」)の本日の作品。
以前は色も形もバラバラに並べることが多かったのですが、
箱いっぱいのオハジキ(しかも色も輪郭も多種)から、並べたいものを
必要な数だけチョイスして、ちょっとの間に作った「虹の木」。

ちょっと余談。
画伯たちのセッションは、開始当初はリズム表現中心だったのですが、
今日お休みだった女性が加入してから「歌う」「話す」扉も開けるようになりました。
私が、ではなく画伯自身がその扉を見つけたのですが。



麦こうせんを食す

2005-08-22 23:45:19 | 多:Workshop
午後は宅老デイでセッション。
ここではいつも、お茶をはさんで約1時間半ほどっで組み立てるのですが、
このお茶の時間に出てくる「おやつ」は、出来合いのものではなく
スタッフの手作りです。で、本日のメニューは「麦こうせん」。
別名「麦こがし」「いりむぎ」とも呼ばれる原料(麦を炒って粉にしたもの)に
砂糖を混ぜ、お好みの量の冷水で溶いてスプーンでいただきます。
(お湯で溶く、砂糖と混ぜた粉末をそのまま食べる、等食し方もいろいろ)
水を多めに入れてトロトロにしたものがお好きな人、お味噌くらいの硬さで
かき混ぜながら食べる人、「懐かしい、美味しい」といいながらペロッと
完食した人を尻目に「口の中が粉粉して…」と苦笑いする人など様々。
シンプルな甘さが、私の口にはとても合っていて美味でした。
そんな贅沢なエネルギー補給の後、セッション後半戦。ご馳走様でした。

…といいつつ、今度は「蕎麦がき」が食べたいな…とちゃっかりリクエストした私。
ええ、その時は喜んでかき混ぜさせていただきますとも。

穀粉辞典

おたんじょうび

2005-08-20 19:25:32 | 箱:Private
高校生くらいまで毎年、8月20日には両親と姉と私で旧軽井沢の花火大会に
出かけていました。というよりも、町民ながらデイリーの買い物エリアでは
なかった(何しろ実家は隣町境のほうが近いので)「旧軽銀座で買い物」のほうが
メインだったような記憶があります。
先日ようやく初めて行くことができた軽井沢駅前の巨大ショッピングモール然り、
町民よりもビジターの方々の方が頻繁に通ってたりするもので…
社会人になったら自分でマメに通えるよね、と思っていたのですが、
むしろ足が遠のいていました。
いや、混んでるだろうし、駐車場がね…なんて大人ならではなことを先に
考えるようになったな…としみじみ。
きょうはその旧軽の花火です。
そして「姉」さま、おたんじょうびおめでとう。

ジャック近日登場

2005-08-17 23:49:45 | 箱:Private
このところ、「発芽」にハマっています。
ハバネロ様は仕事場ですが、自宅でもいくつかの栽培キットに着手。
今月初め、雑貨屋さんで容器に惹かれて買ってきたこのマメ科の植物、
開封して一週間は水をあげても音沙汰なしだったのですが、
ある朝突然マメの殻とキットの土を押しのけて双葉が顔を出しました。
それからというもの、驚異的な成長はとても嬉しく楽しみでもあるのですが、
1日7~8cmは確実に伸びています。
このペースだと天井に達するのも時間の問題かも。

ジャックと豆の木を初めて読んだ時、いくら何でもそんなに大きく
なるわけないよな…と幼いながら思ったものですが、
うちのマメ科植物はひょっとしたらジャックが登ったものと同種?
天井に達したら良寛さまのように穴を開け…たら火事になるよな、こりゃ鉢を植えかえて
ツルが巻けるようにしろってことかい?どうなんだい?…と
マメに向かって話しかける私は、他人から見てちょっとコワイかも知れません。

ともかく、毎日朝が楽しみです。


世代をつなぐ時間

2005-08-15 23:37:13 | 音:Music Therapy
実家2日目。祖母のプライベートセッションを小一時間。
ほぼ毎日「実家保育」に訪ねてくる姉親子も途中加わりました。
年の差86歳(!)でも、姪っ子ったら祖母と一緒に歌っている!
「七つの子」や「うみ」など、レパートリーはたくさんあるのだそうです。
おそらく知らないであろう昭和初期の流行歌にも、なんとなく合わせて
語尾追いのように歌っていたのにもびっくりしました。
これで母がもしその場にいたら、親娘四代(祖母は母の実母)で歌えたのか…
よし、来月はそのチャンスを狙うとするか。

祖母は昔から歌知りで、童謡唱歌から流行歌まで嗜好の幅は広いのですが
姪っ子もそんな祖母(姪から見れば曾祖母)に負けず、いろいろな歌を
聞いてすぐにモノにしてしまうんだとか。ほほう…
そんな姪っ子、「私と同じ耳」を持っていると踏みましたが、
どうですかお母さん?

○○Tシャツ

2005-08-14 22:39:02 | 箱:Private
「そいつはくまった」と一緒に購入して姉に送ったTシャツ。
私達の実家帰省に合わせて着て来てくれました。
モチーフが何かお分かりでしょうか?

ちなみにデザイン名はそのまんま「姉です」。
姉?そういえば、ア○ィダスによく似たこのマーク、誰かの前髪に見えてきません?

青写真のようなもの

2005-08-13 23:56:59 | 音:Music Therapy
集団セッションを組み立てるプランニング作業は、ここ数年このようなメモに走書き。
で、このメモをヨリコ(相棒の手風琴)上方かキーボードにペタッと貼っておくのですが、
こちらのプランを全うするのが目的ではないので、いただくリクエストや
ご希望・展開に即応した後の振り返りに活用しています。
写真は今日のデイケアのプラン。今日のヒットは炭坑節にまつわる解釈の話。
ヒントは、このメモの中にあります。
ちょっと「大人」な話題、お好きですな。この手の話題は、お下劣と叱られることも
たまにあるますが、なぜか礼を言われることが多かったりして。
利用者さんが乗っかってくれるのはもちろんですが、大集団のセッションで有り難いのは
同じ温度(いや、私より楽しんでる時もあるな)で楽しんでくれるスタッフの存在です。
そんなスタッフのお茶目な計らいで、盆踊りと言うよりもとカーニバル?!な
セッションになりました。いつもありがとう。
デイケアスタッフの皆さん、筋肉痛予防ケアをお忘れなく(若いから大丈夫か)。