日本臨床音楽研究会の総会・シンポジウムが昨日開催されました。
大勢の会員さんのご参集を賜り、盛会でした。
どんな内容だったのかは、
こちら(研究会HP)をご参照下さい。
前日(土曜日)の出来事。前夜会とよろしく飲んで食べた後、
帰り道の地下鉄車内で「てっぺんにプロペラがついた野球帽」を
かぶった初老男性に遭遇しました。
一緒にいた友人&姉さんと「タケコプターだ!!」と小さい声で
大興奮していた私たち。すっかり溶け込んでいるタケコプター。
うーん、東京って包容力ある街ですね。
シンポジウムでは、「治す」「治る」という概念を深く掘り下げたり
医療現場で音楽療法士はこうであれ、というドクターの目線を
直視する経験をしたり、そもそも「臨床音楽」とは何だろう?と
いう議論をストレートに交わしたり、と脳が沸騰しそうなくらい
活発で直接的な言語的やりとりが展開されました。
今年の総会・シンポジウム最終プログラムは「ジャムセッション」。
なにしろ会場は音大。ピアノ2台(向かい合わせ)、ドラム、ギター、
パーカッションなどを、思いっきり鳴らせる環境にありました。
「雨」関連の歌を数曲歌った後は、おのおの楽器を手に持って
心地よいボサノバ調の即興。私も勇気を出してグランドピアノを
弾かせていただきました。歌の伴奏を1曲終えた後、ポロンポロンと
適当に弾いていたら、友人やピアノ即興の先輩方が加わってくれて
ピアノが4人に。目線で笑い合ったり、互いの音を聴きながら
フロアの皆様の出音を支えたり、ちょっと遊んだり。
ジャムセッションそのものは何度か経験はありますが、ピアノで
こんなに自由に、しかも優しい気分で参加したのは初めてかも。
(心の奥底にはまだコンプレックスがあったのです、多分)
終了後、その憧れの先輩から「またやろうね」と言ってもらえて
なんだかジーンと来てしまいました。
友人(小学校の音楽教諭)はソプラノリコーダーで可愛く自由な
ソロを楽しそうに演奏していました。
音楽とこんなに自由に楽しく向き合える先生と出会えている
彼女の教え子は幸せだなぁ、と思いました。
シンポジウムでの言語的なやりとりとは対照的な、ゆったりとした
ノンバーバルな時間…良きクールダウンになったのではないかな。
今回の総会は、「本格的な裏方」としての参加でした。
会運営がスムーズに行くように、先輩諸氏や同志と協力しながら
ぼちぼちと「出来ること」をやっていきたいと思います。
今後とも、よろしくお願いいたします。
というわけで、ひとつ業務連絡。
議事録、いま少しお待ち下さいませませませ…m(__)m