音多歌樂箱 オタカラバコ・音楽療法の待合室

東信濃に生息する看護師×出前音楽療法士ハラサチコの覚書。

幸せな学びと、その余韻で楽しい授業

2009-11-30 23:58:48 | 学:Training
土日の臨床コミュニケーション研究会公開講座、おかげさまで
盛況のうちに終了いたしました。
北本先生の後援では、患者さんの「表現」から臨床家が何を
どのように読み取るのか、その「読み取り力」をどう磨いていくか
という大事な投げかけを賜り、セラピストのアセスメント力や
セラピスト自身のトリートメント、適切なチューニングや
メンテナンスが重要である、という気づきもいただきました。

「夜の部」は会場を変えて事例検討1例。
このやりとりも、言葉にできないほど濃厚でした。
そして「夜の部・2次会」では、美味しく御酒を味わいながら
元気玉を作ったり、それを受け取ったり送ったり、そんな様子を
察知して駆けつけた「気配」を共有したり。
あの場にいたみんなの周りで、龍さんが舞う日も時間の問題。
遠方から勇気を出して参加してくれた方も、初対面だったメンバーと
すっかり「受け取り、送る仲」になっていました。
そして、翌日は事例検討2例。そのひとつは私でした。
最後の最後に、福姉さまからいただいた言葉、胸に刻みます。
夢のような3日間、素晴らしい仲間たちや尊敬している方と贅沢に
過ごしました。今日に疲れを出すことなく、気持ちよく一週間を
スタートできたことも、この週末の心地よさと質の良さのお陰。

N氏、こんなにじっくりと姉さんと関わる機会をありがとう。
宮さん、たくさんの学びを共有させてくれておありがとう。
福姉さま、この3日間はここ数年で最大にして最高の思い出です。
臨コミ研の皆さまにも感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。

日曜夜は、福姉さまを直江津まで送迎したのち、カエルに直行し、
2年ぶりの鯉丼を美味しくいただいてきました。
土日で感動体質が強化されたこともあり、涙腺決壊しっぱなし。
だって、目の前で鯉丼が歌ってるんですよ。行ってよかった。
嬉しい時間の後は、ヘルパー講義準備。これも快調に終了。

そして月曜。ヘルパー講習3回目の講義。
ふるさとの歌、ご当地ソング、方言など、若干ハイテンションで
お届けいたしました(笑)。今回の受講生さんは県外出身の方が
多いので、信州言葉(とくに上田弁)は新鮮だったようです。
学校に到着したタイミングで、嬉しい再会もありました。
このヘルパー講習の素地を作ってくださった恩人で、系列の
圏域外施設に転勤してしまった御方です。廊下で手を取り合って
はしゃいでしまいました。
「いつかうちにも来てくれる?」と、その御方。はい、是非。

月曜日が心地よく穏やかだと、良い一週間になりそうな予感。

招福おしぼりうどん&more…

2009-11-28 02:30:31 | 学:Training
待ちに待った臨床コミュニケーション研究会公開講座の週末です。
まずは午前の仕事を終え、一路長野駅前へ。
金沢よりお越しになった福姉さんに、地のものを召し上がって
いただこうと思い、ねずみ大根の産地でおしぼりうどんを賞味。
その後、塩田の古刹をめぐり、山道をドライブして、今日の宿へ。
いやしかし、朝から夕までお空が賑やかでした。

臨コミ研発起人・世話人であるN氏、宮さんと合流し、
夕食からつい先ほどに至るまで、「前夜祭」に沸いておりました。

明日はいよいよ、夢に見た研修当日。

遠路遥々

2009-11-25 00:27:16 | 音:Music Therapy
上越からのご一行を仕事場にお迎えしました。

皆さん高速道路でのお越しだったので、「雪」の心配があった
とのこと。降らないで良かった。遠路はるばるようこそ。
上小一帯が一望できる見晴らしなのに、ちょっと霞がかって残念。
(それはそれで水墨画の景色のようで美しかったのですが)
見学者の皆さん、何の違和感もなく利用者さんと交流していて
一緒にたくさん歌っていただきました。流石だ。

もはや上越は「県外」には感じません。親しみある「地元」です。
来月はまたそちらにお邪魔します。

お出迎え前夜

2009-11-24 00:23:52 | 音:Music Therapy
明日は、私の仕事場に上越からお客様をお迎えする日。
デイサービスにおけるセッションの見学ツアーです。
せっかく遠路はるばるお越しいただくのですから、たくさんの
「心のおみやげ」を持って帰っていただけるよう頑張ります。
ゆったりと、利用者さんのたたずまいに寄り添うスタッフに
注目していただけると幸いです。

地ビールが美味い温泉にて昼食兼ミーティングの予定です。
お風呂セット、持って行こうかな(仕事ですよ、サチコさん)。
景色がとても良い場所なのでお天気だといいなぁ。
(地ビールは、週末の合宿に併せて調達していこうかしら)

ラウムさんは、高速も坂道もスイスイです。
これなら、湯らり館の坂も菅平も楽に登るでしょう。多分。

バッタもん、でも本物

2009-11-23 01:12:40 | 特:Special
バッタもん

Sony Music Direct

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清水ミチコさんのニューアルバム。
タイトル「バッタもん」は新キャラクターだそうですが、
もしや「ぼく○○○もん」と同類では…(笑)
レコード会社のオフィシャル情報によると、「ご本人登場」が
実現したとのこと(私はこの「ご本人」が誰か知ってます)、
音楽的にも幅広い作品に仕上がっているのだそうです。
みっちゃんを、ただのモノマネ芸人と思っている方にこそ
彼女の幅広さを味わっていただきたいな。まだ聞いてないけど。
12月23日をお楽しみに。

22日、無事納車いたしました。併せて、タイヤも交換。
今度の相棒はトヨタのラウムさん。ドイツ語で「空間」「宇宙」
などの意味を持つだけあって、車内は確かに広々!
コラムシフトなので、足元もスッキリです。慣れなきゃね。
パイザーさんの分まで、末永くお付き合いしたいと思います。

今だから、というか今でも(Youtube動画)

2009-11-22 01:44:50 | 特:Special
小田和正・松任谷由実・財津和夫 今だから


7分ちょっとの長い映像ですが、ノーカットでご覧になることを
お薦めします。何しろ参加メンバーの凄いことったら…
故・加藤和彦氏がいらっしゃる時点で、同じメンバーでの再現は
不可能なのですが、ご健在の皆様にしても一堂に会するのは
難しいだろうなぁ、と思わせる、迫力満点の映像です。
このライブから25年経ちますが、ユーミン、小田さん、財津さん、
坂本龍一、高中正義、橋ユキヒロetc.…今も現役ですもんね。

先日、「ヤマサ原崎商店」の練習で、リーダーが、
「今の高校生や学生は、どんな音楽をバンドでやってるんだろう」
とつぶやいていたことを思い出しました。
爆音&音圧が命、という高校生バンドの練習場面に居合わせた時
「若いって素晴らしい」とはなぜか思えず、むしろ10代にして
難聴まっしぐら、という道筋が見えて気の毒に感じました。
音圧もそれはそれで良しとして、せめて練習の時くらいは
お互いの音が聞き取れるくらいまで音量を落としてはどうかのう。
そこへいくとこの映像のバンド諸氏の脱力っぷりはお見事。
ダラダラしているのとは違いますよ。力んでないのです。
お互いの音楽に対する信頼の厚さなのか、みんなそれぞれに
凄い技を駆使しているのに、バランスが良い。
バンドをやってみたい人、現在バンド活動をしている人、
それぞれに学べるところがあるクリップだと思います。
ちなみに、スタレビのライブはバンドのアレンジやアンサンブルの
作り方、パフォーマンスなど表現全般において参考になることが
非常に多いです。心も軽くなるし。

さて、この「今だから」、ぜひやりたいと思っているのですが、
小田さんと財津さんパート、どなたか歌ってくれないかな。

内閣府「障害者週間」連続セミナー

2009-11-20 23:24:36 | 学:Training
東京で開催される障害者週間連続セミナーに、私も参画している
若年脳損傷者ネットワーク(あい・ねっと)が参加いたします。
「脳損傷による若年の障害者―マザーチャートで見る脳損傷後」という
テーマでシンポジウムを開催いたします。
本来ならば内閣府主導で啓蒙・普及して然るべき催事ですが
なぜか「自主開催形式」で参加者・関係者自らが手弁当で
何から何まで奔走して準備にあたっております。
だったら、せめてたくさんの人が聴きに来てくださるような
インフォメーションくらいはしてくれても良いものを…

私は勤務で参加できないのですが、お近くにお住まいの方、
ぜひ足を運んでみてください。セミナー内容や活動について、
セミナー主催団体「若年脳損傷者ネットワーク(旧「しなの」)」
および、マザーチャート(2006年の実態調査を元に作成された
若年脳損傷者全体点描図)の説明はホームページをご参照下さい。

日時;2009年12月9日(水)12:30~14:00
会場;東京ウィメンズプラザホール(東京都渋谷区)
参加費;無料(定員150名)
お申し込み;こちら(内閣府のセミナー詳細ページ)をご参照下さい。
(問い合わせ先:主催者情報が掲載されています)


自分にクリスマスプレゼント(早っ)

2009-11-19 00:40:11 | 歌:Mimico-piano
数年来の夢だった「生アンジェラ・アキ」が叶った2009年。
なんと年末、もう一度アンジーに会えることになりました。
チケット先行抽選に当たったので、来月「大きな光る玉ねぎ」に
行って来ます。きっと米粒大だろうけど、それでも嬉しい。

やはり、大好きな音楽を生&全身で感じるライブは、私にとって
最高のセルフメンテナンスなのだと思います。
その頃には、現在直面していることに決着がついていますように。

「音楽療法士 面接試験」「認定 面接」

2009-11-18 01:32:39 | 特:Special
表題のようなキーワードで検索してこちらにたどり着いた方。
ここ数日、何人かいらっしゃるようです。ようこそ。
はい、私が「面接を2回受けた」ハラサチコです。

きっと来月の面接試験についてお調べになっていたのでしょう。
不安ですよね、限られた時間の中でのジャッジですから。
「どうぞ何でも聞いてください」と、どーんと構えましょう。
それでも心配…という方、お話伺います。

頑丈な戸板を探すべきか、それとも

2009-11-18 01:13:34 | 申:Objection!
ここ数ヶ月(いや、数年)の悩みを、教訓で代弁してみました。

A lie is halfway round the world before the truth has got its boots on.
(真実が靴を履いて出かける前に嘘は世界を半周している)

…私の世代で言えば、カール・ルイス並。
早い上に荒い&粗い。台風みたいだ。


Anyone can start a rumor, but none can stop one.
(人の口には戸が立てられぬ)

…現在、頑丈で防音性に優れた「戸板」を探しております。


Vision without action is a daydream.
(実行力なき洞察力は白日夢)

…自分の言動には責任を持ちたいものです。
いい事も、そうでない事も、自分の元に返ってくるものだし。

お蔭様で仕切り直せました

2009-11-18 00:51:25 | 多:Workshop
今年2期目のヘルパー講座、理由あって1週間遅れましたが
無事に担当分のシリーズがスタートしました。

今期の受講生さんも、熱心な方ばかり。
前回同様、講義ごとにアンケートを記入していただくことに
しました。さっそく具体的な質問やご指摘をいただき、
有意義なやりとりにも期待が持てそう。

これからあと9回、いろいろ取り揃えてお邪魔します。
足掛け3ヶ月の長丁場となりますが、よろしくお願いします。

回復過程、セルフセラピー

2009-11-15 23:26:00 | 箱:Private
いやはや、車の諸手続きに追われた1週間でした。
自分が引き起こしたことですから、しっかり対峙しなければ
ならない、と思いつつ、挫けそうになる時もありました。
でも、おかげさまでいろいろなことも少しずつ前進しており、
私も地に足つけて生きております。
影となり日向となり支えてくれている皆さまのおかげです。
感謝しております。

土曜日はパイザーの廃車手続き。
今一度、ボンネットを撫でてこれまでの働きに感謝。
もっと長く乗らせてもらう予定だったのに、ごめんね。
そして、次に乗る車も決まり、下旬の納車に向けた手続きを
する段取り、保険屋さんとの連絡。
自分が起こした事故だから当然なのですが、ちょっとシビアな
報告等もあり、この1週間けっこう泣いてたなぁ。
実は、14日はスタレビの長野公演でした。
数ヶ月前からチケットを確保し、楽しみにしていたのですが
ゴタゴタしていることも残っているし、落ち着いたわけでは
ないので、直前までライブに行くか迷っていました。
でも、こんな時だからこそセルフケアをしっかり、と思い直し、
夫とN氏&お友達の4人で会場へ。
立ったり踊ったりジャンプしたり、というのは今回自重して
おとなしくしていよう、と思ったものの、結局は自分に正直に
反応し、ライブ終了時には、これまでのライブとはまた違った
スッキリ感を味わいました。3時間の極上セラピーを受けた感じ。
スタレビの音楽やライブには、以前からセラピューティックな
要素が多分に含まれると感じてはいましたが、それを自分自身の
回復過程とともに体験しました。
きっと、やみくもに励まして奮起させるのではなく、
「みんないろいろあるけれど、前を向いて生きていこう」という
メッセージを、音楽面とMCの両側から素直に浴びたことと、
立ちたいときに立ち、手拍子したい時に打ち、踊りたいときに
踊り、「ジャンプしろ~!」と言われて素直に跳んだ(笑)のが
良かったのだと思います。
しかも、終了後に味わったスッキリ感は「つもり」ではなく、
前向きにどっしり構える骨組みにちゃんとなっています。すごい。
スタレビの皆様、これからもついていきます。

このクライエント体験で得た学びは、これからお行き会いする
皆様に、きっと良い形で還元できる気がします。ご期待を。

さて、明日は「仕切りなおし」。でも、躓いたと思うのではなく
「これが今回のベストタイミングだった」と思って、今後3ヶ月弱
お付き合いする受講生さんと向き合ってこようと思います。

ご近所で健康推進

2009-11-12 23:04:57 | 音:Music Therapy
我が家から至近の地区で活動されている健康推進委員さんの研修に
お招きいただき、「音楽が健康の秘訣であるために」のテーマで
90分の講演をさせていただきました。
はじめは緊張気味だった皆様も、「家事動作でエクササイズ」で
ソウルフルに掃除をする頃にはすっかり緩んでおられました。
「とにかく楽しい時間で、90分なんてあっという間でした」
という有難い謝辞を地区長さんより賜りました。
(私のことを)声も表情も朗らかで、と仰っていたのを聞いて、
ちょっと安心もしたりして。
でも、聴きに来て下さった皆さんの楽しそうなお顔は、私にも
元気をくれるビタミン剤になりました。ありがとうございました。

今年の健康推進委員さん向け講座は、きょうで一区切り。
来年もお役に立てますように。

そうそう、ご縁あって、我が家に初めて来たアコーディオンを
「養子」に出すことになりました。
(ヨリコでもノブコでもなく「初代」と呼んでいる古いもの)
嫁ぎ行く先で、カワイイ新オーナーに大事にしてもらってね。

リハビリ

2009-11-10 23:50:46 | 音:Music Therapy
お気遣いのコメント、メールに感謝します。ありがとう。

代車が手配できたので、きょうは通常通りの仕事。
午前中は訪問、午後は通所リハビリの集団セッション、そして
いつもの夕方の女子との即興。
関わるどなたも、とてもちょうど良い加減で優しくて、でも
いつもどおりの温度で、とてもありがたかったです。

私が「妙なもの」を出していなかったか心配だったのですが、
集団セッションでは、毎回利用者さんやスタッフさんから
いただくパワーが増幅されていたように感じます。
「身に染みる」っていうのかな、とても温かかったです。

夕方の女子たちは予想以上に敏感でした。
入室してすぐ「ぎゅ~~」と私に抱きつき、創作活動をする子が
いるのですが、彼女はそのぎゅ~で、何か異変を感じたらしく、
私のおでこや背中、腰などをさすりながら、「いた~い?」
(これは彼女から見て心配な何かがある人にかける言葉)と訊ね、
セッションが始まるまで私からまったく離れませんでした。
音楽していくうちに「この人、大丈夫そうだ」と思ったのか、
安心してくれたようで、こちらも安心。
心配かけちゃった。ごめんね。

そんなわけで、ごく通常の生活が、一番のリハビリでした。

修復中

2009-11-09 22:26:51 | 箱:Private
ちょっと落ち着いたので、戒めも込めて記します。

日中、不注意で事故を起こしてしまいました。

公的機関やランドマークがある通りですので、かなりの数の
市民&観光客に「目撃」される中の事故処理となったのですが
「お相手」がごく軽症で、大事に至らなかった(私も)のと、
命があったことが幸い、と言い聞かせて現在に至ります。
とはいえ、瞬間の恐怖や不安を味わった先方の皆様には、
本当に何とお詫びしたらよいか…申しわけありませんでした。
一日も早い平癒を願っております。お身体も車も。

残念ながら車は廃車になる確率が高い状態。
「くくはちじゅういち」との蜜月は、1年半で幕切れです。
私の不注意で・・・ごめんよ、パイザーさん・・・
もうひとつ残念だったことは、「初っ端ならず」だったこと。
気合を入れていたヘルパー講座に向かう途中だったのです。
学院の皆さまや受講生さんに急な予定変更を強いてしまい、
結果的にきょうは中止。申し訳ないことをしてしまいました。
来週、仕切り直して頑張ります。

夕方以降の予定は(代車手配や諸連絡もあり)すべてキャンセル。
これもほうぼうにご迷惑をかけました。すみません。

事故そのものがショックな出来事だったのはもちろんですが、
事故現場を取り巻く人の流れや行動のほうが耐え難かった。
例えとして適切なのか分からないけれど、あえて例えるならば、

「100%アウェーの状況に傍観者が加わると、アウェー感は10割増」

(お相手がその公的機関に関連するお方だったこともあり)
昼休みも手伝って、音を聴きつけワッと集まった公的機関の皆様。
当たり前なのですが、私を気遣ってくれる人は誰もいないので、
集中砲火を浴びようと、それは耐えるしかありませんでした。
そんな中、保険屋さんとお巡りさんの優しさが有難かった。
駆けつけてくれた夫にも迷惑をかけました。もう謝るしかない。

自分の不注意が招いたこととはいえ、かなり心が砕けましたが
明日からに向けて気持ちを修復しておかないと。
皆さんも、考え事しながらの運転はいけませんよ。