大阪城公園の野鳥 元山裕康のこんなん出てます!

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コゲラ幼鳥3羽。2018.6.8

2018年06月08日 | Weblog
 すっきりしない空模様。予報では午後から雨とのこと。とりあえず出かける。

 この時期、期待できるものは少ないが、気になっているコゲラの巣立ちを確認するため。豊国神社裏で営巣していたコゲラ。

 昨日、豊国神社裏に着くと鳥友たち数人が観察中で、すでに2羽が巣立ちしたと。
 巣穴からは今にも巣立ちしそうな1羽が顔を出して周りを見ている。しばらく様子を見ていたが、なかなか飛び出さない。

 今朝は二番やぐら跡に数人が集まっている。聞くと幼鳥が3羽と親2羽。昨日3羽が無事巣立ちしてここに来たそうだ。

 大阪城公園でコゲラの繁殖も特別なものではなくなった。コゲラの繁殖生態を調べてみると、

・配偶型は、一夫一妻。
・なわばりは、交尾と営巣とひなのための採餌の場所。
・巣作りは、♂・♀とも。
・抱卵分担は、♂が♀より多いか同じ。
・給餌分担は、♂♀同じ。
・一腹卵数は、3~5個
・抱卵日数は、12~13日
・孵化型は、晩成性。
・在巣日数は、21日前後。

 穴の中で見えないが、ヒナが孵化してから巣立ちまでは21日前後とあるので、5月18日ごろに孵化したと思われる。

 ちなみに孵化型の晩成性とは、卵から孵化した時のヒナの姿が、①羽毛がない。②目が見えない。③歩けない。もの。コゲラはこれに当てはまる。

 一方、早成性のヒナは、生まれてすぐに①目が見え、②運動能力があって、③体が羽毛に覆われている三点を満たすもの。ニワトリのヒヨコを見るとよく分かる。
 進化のうえでは、晩成性より早成性は原始的な種らしい。

 図鑑を開いて調べている。先のコゲラの幼鳥を思うと酒が一段とうまい。

 二番やぐら跡にいると小雨がぽつぽつ。皆は傘を用意してきているらしい。
 本降りにならないうちにと急いで帰途に。なので他の観察はなし。
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