大阪城公園の野鳥 元山裕康のこんなん出てます!

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赤星君と吉岡君と・・。2022.2.14

2022年02月14日 | Weblog
 東外堀のミコアイサはすぐに確認。青屋門に近い方はボートが入り石垣には人。ミコアイサは南側で普通に過ごしているので大丈夫そうだったが。

 前回のブログ、人工川でメジロがつる状の実にぶら下がって食べていたのは何かと、すると2/11のひでキングのブログに、これちゃうか?と写真と共にヘソカズラと。
 知っている名前だ。確かにそれだった。その時手で触ってみたがカラカラに乾いて食べるようなものには思えなかったが。

 それにしても 「屁糞かずら」 とはひどい名前、ネットで調べるとサオトメバナ(早乙女花)と可愛い名で呼ぶ地方もあるらしい。この差の激しい事。
 当日の写真は、ぶら下がって実を食べようとするメジロの可愛い姿が撮れていた。タイトルは 「ヘクソカズラとメジロ」 より 「サオトメバナとメジロ」 にする。

 今の大阪城公園にはカモの交雑種。随分前からの西外堀のメジロガモ×ホシハジロ。そして内堀では、アカハジロ×ホシハジロとヨシガモ×オカヨシガモが越冬中。

 聞くところでは、アカハジロ×ホシハジロは赤星君。ヨシガモ×オカヨシガモは吉岡君。と呼ばれているとか。メジロガモ×ホシハジロはどう呼べばいい。

 雁木坂を下ると左が内堀で赤星君や吉岡君がいる。右は梅林でローソンがある。坂を下りながらどちらを先にするか心が千々に乱れる。
 左の彼らは急に居なくなることはないだろうと心に言い聞かせ右の梅林に入る。

 厚揚げ、こんにゃく、軟骨入り串、焼き豆腐に焼酎。いい気分。ひょうひょうYさんがやってきてしばらく昔話。
 その後、北外堀を観察中カップルが北外堀にミコアイサが居たという。朝に東外堀で観察しているが北外堀に移動してきたのか。確かにボートが走っていたし石垣に人も下りていた。

 北外堀を探したがミコアイサは見られず。おかしいなー。あのカップルがわざわざ声を掛けてくれて間違うはずはない。
 どこかで会ったカップルのように思うが相変わらず失顔症。とりあえず青屋門ローソンで酎ハイ購入。ローソンの2軒目はしご! その後、大将から北外堀でミコアイサ確認と。やはり移動していたのか。

 青屋門ローソン裏で飲んでいると、2人連れの女性から元山さんですね!と声をかけられた。M林ですと。あー神戸のM林さんの奥さんだ。
 M林さんは私の師匠。浜甲子園で初めて出会って以来数十年。珍鳥情報もよく知らせていただいた。はがきで「鳥だより」として各地の珍鳥をいただいた。
 私が始めた「大阪城公園 鳥だより」もそこからいただいた。なつかしい。聞くと師匠は80数歳、施設で車いす生活も元気でいるとの事。

・オカヨシガモ 19羽 南外堀、内堀、北外堀。内堀は吉岡君ことヨシガモとの交雑種。非常にややこしい。9割はオカヨシガモ寄り。とりあえずの識別点は頭部にオカヨシガモと違って赤褐色がある。
・ヨシガモ 7羽 美し♂成鳥5♀2 南外堀、内堀内堀上記吉岡君
・ヒドリガモ 65羽 東外堀、南外堀、内堀、北外堀
・マガモ 16羽 東外堀、内堀、北外堀
・カルガモ 4羽 東外堀、内堀、北外堀
・ハシビロガモ 126羽 内堀、北外堀
・コガモ 5羽 南外堀、内堀、北外堀
・ホシハジロ 195羽 南外堀51、西外堀4、北外堀140
・キンクロハジロ 203羽 東外堀22・南外堀38・西外堀27・内堀8・北外堀108
・メジロガモ×ホシハジロ 1羽 西外堀
・アカハジロ×ホシハジロ 1羽 内堀。赤星君。
・ミコアイサ 1羽 東外堀から北外堀へ
・オオバン 41羽 すべての堀
・カワウ 365羽 南外堀~第二寝屋川310±・第二寝屋川水上バス乗り場着水47羽・南外堀・西外堀ほか。
・セグロカモメ 2羽 第二寝屋川
・ミコアイサ 1羽 上記のとおり
・カイツブリ 5羽 東外堀、南外堀、西外堀
・ゴイサギ 3羽 北外堀
・アオサギ 2羽 北外堀

・シロハラ 17羽 各所で目にする。声がする。
・アオバト 1羽 市民の森で「アーオーアーオーアオアオ」
・ハクセキレイ 7羽
・アカハラ 1羽 もみじ園ごみ集積場横
・ツグミ 4羽 音楽堂西側上、教育塔裏、西外堀
・アオジ 6羽 音楽堂西側上
・エナガ 7羽 南外堀沿いサクラ並木
・シジュウカラ 4羽
・モズ ♂1羽 梅林
・ジョウビタキ 5羽 梅林ほか
・オオタカ 1羽 幼鳥西の丸庭園

■■メジロガモ(2006.12.5 内堀)
 今日も内堀でホシハジロ十数羽と一緒に行動している。オオアカウキクサを盛んに採餌しながら泳ぎ回る。時々潜水する。鶴見でパンなどに寄ってきたらしいので人なれしたのか、もともとそうだったのか、人が来るとホシハジロとともに寄って来て激しく奪い合う。ホシハジロがくわえたパンを追いかけて横取りする。かなり積極的なタイプだ。額に傷跡がある。鶴見の個体にもあったそうだ。同一個体で間違いないだろう。
 羽ばたくと翼下面の白と風切上面に白帯が目立つ。じっくり観察すると、頭部の赤褐色、白い虹彩、背の黒褐色、下尾筒はわずかに白、腮に白斑、翼上面に白帯、黒い嘴爪と周囲は灰白色、メジロガモ♂の特徴をすべて備えている。風切羽などの先端が針のようになっていることから第1回冬羽の個体だ。
 水面で羽ばたいている写真では、喉の白もはっきり見える。腹は白くない。換羽中でひと月もすれば下尾筒も真っ白で胸も赤褐色の光沢で輝いているだろう。
 その後、鶴見緑地で定着し換羽が進み美しい♂の成鳥になった。
コメント (2)
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