内緒にしておいて

2011年01月09日 16時45分39秒 | B地点 おむ

 

 

「くんくん。何だか臭うよ」

「えっ」
「ゆうちゃん、お尻にウンチが付いてるんじゃないかい?」

「そ、そんなことないよ」
「そうかい? 何だか、この辺が臭うよ」

「じ、実は……」

「さっき、ウンチ踏んじゃったんだ……」

「道理で臭いわけだ! 気を付けなきゃだめだよ!」
「やれやれ。ゆうちゃんも、そそっかしいなあ」
「まあ、そう責めるなよ。大目に見てやれ」
「えっ? おかか先生が、ゆうちゃんをかばうなんて!」
「どういう風の吹き回しですか? ゆうちゃんにはいつも厳しいのに」

「い、いや、それがな」
「ゆうちゃんには内緒にしておいて欲しいんだが……」

「どういうことですか?」
「ゆうちゃんが踏んだのは……私のウンチなんだ」
「へへへ。実はさっきウンチした時、埋めるのを忘れてな」
「先生っ!」
「すまん」