仲間を守れ

2011年01月18日 16時50分41秒 | B地点 おかか

 

 

以下、ドキュメンタリーである。

植え込みの中にいるのは、ゆうちゃんである。
脅威君がやって来て、ゆうちゃんをいじめようとしている!
おかか先生、出撃!
この時、おむさんは現場にいなかった。

だからこそ脅威君が来たとも言えるのだが……。
おかか先生が、様子を窺っている。
やがておかか先生は、脅威君に襲いかかった。
結局、今日も、脅威君は敗退した。

おかか先生は、ゆうちゃんに対して厳しい。しかし、ゆうちゃんをテリトリーの外に追い出したりはしない。仲間として認めているのだ。

他方、脅威君は、テリトリーの一員としては認められないようだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


猫カフェのおしぼりは

2011年01月18日 15時56分43秒 | B地点 おかか

 

喫茶店に行こう 3杯目


カフェのウェイターとして働くことになった、おむさんである。

だが、一日中、ずっと、こうしている。
「おい! 客の呼び込みでもして来い! まだ一人も客が来ないんだぞ!」
「ふん。そう言うおかか先生は、働いてるんですか」

「何っ!」
「何て口のきき方だ! 私がマスターだぞ!」

「へえ。そうですか」
「僕だって働いてますよ~だ」

「な、何だと?」
「全然働いてないじゃないかーっ!」
「おしぼりを、温めてるんですよ」
「でか過ぎるだろ……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


猫カフェで働いています

2011年01月18日 15時38分23秒 | B地点 おむ

 

喫茶店に行こう 2杯目


おかか先生とおむさんの喫茶店が、ともかくも開店した。

おかか先生がマスター、おむさんがウェイターである。
だが、おかか先生は相変わらずである。

ご覧の通り、日がな一日、リュックの上で寝ている。
そのせいか、客は、開店以来、一人も来ない……。
「先生! ちょっとは働いて下さいよ!」
「何を言う。朝から働きづめだ!」
「えっ?」
「お客様の席を、温めているのだ!」
「……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


猫カフェ、はじめました

2011年01月18日 15時28分30秒 | B地点 おむ

 

 

喫茶店に行こう 1杯目


おかか先生が、やって来た。
なにやら、慌てているようだ。

たったったっ
「おい! うまい金儲けを思い付いたぞ!」

「金儲け……?」
「また、株ですか……?」

「そうじゃない。まあ聞け」
「なあ。私たちは、猫だろう?」
「猫ですよ。当たり前じゃないですか」
「それだよ! そこが盲点さ! ビジネスチャンスだよ!」
「どういうことですか……」
「誰かに聞かれるとまずい。ちょっと耳を貸せ」
ごにょごにょ
「えっ!? 猫カフェ!?」
「大声を出すな! アイデアを盗まれたらどうする!」
「猫自身が、猫カフェ経営! 凄い! コロンブスの卵だあっ!」
「素晴らしいアイデアだあああーっ」
「ふっふっふ」
「やりましょう! 猫カフェ経営!」
「あれっ、肝心のコーヒーは、どうするんですか?」
「……何?」
「僕たちはコーヒーなんか作れないでしょ。どうするんです?」
「しまったーっ!」
「そこまで考えてなかった……」
「うう……コーヒーか……」
「若造の飲み残しでも使うか……」
「それじゃダメでしょ……」