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「くんくん。何だか臭うよ」
「えっ」 |
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「ゆうちゃん、お尻にウンチが付いてるんじゃないかい?」
「そ、そんなことないよ」 |
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「そうかい? 何だか、この辺が臭うよ」
「じ、実は……」 |
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「さっき、ウンチ踏んじゃったんだ……」 |
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「道理で臭いわけだ! 気を付けなきゃだめだよ!」 |
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「やれやれ。ゆうちゃんも、そそっかしいなあ」 |
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「まあ、そう責めるなよ。大目に見てやれ」 |
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「えっ? おかか先生が、ゆうちゃんをかばうなんて!」 |
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「どういう風の吹き回しですか? ゆうちゃんにはいつも厳しいのに」
「い、いや、それがな」 |
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「ゆうちゃんには内緒にしておいて欲しいんだが……」
「どういうことですか?」 |
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「ゆうちゃんが踏んだのは……私のウンチなんだ」 |
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「へへへ。実はさっきウンチした時、埋めるのを忘れてな」 |
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「先生っ!」 |
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「すまん」 |
実際には踏んでないよ。
念のため。