心が温かい

2009年12月29日 15時35分00秒 | B地点 おむ

 

 

おむさんである。

こんな風に、毛刈りが行われたわけである。


※参照、「激」クリスマス・イブツ

おかか先生がやって来た。

「おい、調子はどうだい?」
「あ、先生。こんにちは」
「毛刈りの跡はどうなった? 見せてみろ」
「……おしりは、この通りです」
「うはー!」
「後ろ足は、こうです」
「前足も、ちょっとね」
「腰は、こうです」
「やっぱり寒いですね」
「くは~! 確かに寒そうだな!」
「……あらためて見ると、先生の被毛は素敵ですね」

「ん? そうか?」
「そうですよ。ふかふかで、ふわふわで。素晴らしいですよ」
「こんな被毛で良けりゃ、取り換えてやりたいよ」
「……えっ!?」
「あ、ありがとうございます」
「そこまで言ってくれるなんて……」
「その気持だけで、寒さも吹っ飛びますよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ぜいたくかもしれない嗚咽

2009年12月29日 14時57分00秒 | B地点 おむ

 

 

「いやあ、参ったよ」

「腰のあたりに、ベトベトしたものが付いちゃってさ」


※参照、「激」クリスマス・イブツ

「洗っても落ちなくて、結局、毛を刈ってもらったんだけどね」
「ほら、こうさ……」
「いや、文句を言ってるんじゃないんだよ。決して!」
「だって、みんなのお陰で、大事に至らずに済んだんだからね」
「みんなには、もの凄く感謝してるんだ。いくら感謝しても、し足りないくらいさ」
「でもね、それはそれとして、ほら、ルックス的に。ちょっとね……」
「夏でもないのにショートカットなんて。しかもこんな、部分的に……」
「みっともないよね……」
「あ~あ。自業自得かもしれないけど、悲しいなあ」
「……」
「うっ」
「う、ううっ」
「うえっ」
「うえ~ん」